307 夢幻戦記 11 総司乱菊抄(上)

2002.03/ハルキ・ノベルス

<電子書籍> 無

【評】う


● またユリウスが出た……


 魔童・楠小十郎の正体は魔界の大公爵アスタロトであった。あといろいろ物思いにふけっているうちに剣を買う夢を見たので買いに行きました。


 このアスタロトとかいう淫乱ホモ、グイン・サーガにユリウスという名前で出ていませんでしたっけ……?

 正確に云うとユリウスとキャラかぶりしていた魔王子アモンそのまんまじゃないですかこの人……グインの何巻からアモンが出てきたのか正確にはちょっと覚えてないけど、時期的には完全にかぶってますよね……。アモンとおなじように、聞いてもいないのにべらべらべらべら色々教えてくれるスピーカーおばさんだし、なんなんですかね、この迫力も妖しさもないただのおしゃべり淫乱ホモ……。あと6巻のときに明かされた多次元世界の設定がまた変わってますよね……。真面目に考察するだけ無駄だからしてないけど、その辺の設定、出てくるたびに少しずつ変わってますよね……作者がよく理解してませんよね……?まかすこのときもそうでしたよね……?いや、別にストーリーの都合のために多少設定が歪んだり変わったりするのはかまわないんだけど、意味もなく設定べらべら語りだしてそれが活かされる前にまた変わるから、ちょっと意味分かんないんすよね、栗本先生の設定のガバガバぶりと説明過多って……。


 あとはまあ、展開遅いなあってくらいしか、云うことないですね……。基本的にこのシリーズ、展開が死ぬほど遅い以外はそれほどひどいとまでは思わないんだけど、「このシーン盛り上がった!」「ここカッコよかった!」「ここ泣いた!」「驚いた!」とか、まあなんでもいいんですけど、とにかく読んでいて感情が動く場面がほぼ存在せず、「さすがにそろそろ大きく動くかな?」と思ったらチョロっとだけ動いてまただらだら物思いにふけっておしゃべりの繰り返しだから、なんかこう、なにも思わないんですよね、読んでいて。つまらないとかひどいとすらあんまり思わない。ただ展開遅いなあって思うだけ。前巻でそこそこ話が動いたからそろそろ盛り上がるかと思ったら、まだ新撰組結成にたどりついてすらいないしね……。

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