第26話 アマゾネス
アマゾネス的女性の良さについて延々と聞かされいる。
午後は好きな女性のタイプについてハルカワと雑談することになった。
俺は薄幸そうなお姉さんタイプが良いと言ったら彼はアマゾネスと答えた。
ハルカワはアマゾネス的女性が好きらしい。
ふーん、と生返事していたら彼のスイッチが入った。
それから何度か中断をはさんでアマゾネスの良さを彼は説いてくる。
夕食には2人ともカレーの準備をした。
第二体育館の中央部にはキッチン関係の装置が集まっている。
お湯を入れるだけのフリーズドライ用の装置を起動させる。
湯を入れ数分待って封を開けるとプンとカレーの香りがした。
宇宙では濃い味の食べ物が欲しくなる。
京風よりもスパイシーなものが美味い。
ハルカワの究極の夢はアマゾネス的女性に首を極められることだそうだ。
チョークスリーパーで絞め落とされるのがベストだと言っている。
俺は、お金を払えばやってくれるジムとかあるんじゃないかと言った。
すると彼は、お金でアマゾネスを買うなんて邪道だと怒った。
俺は「なんだその、こだわりは?」と思ったが言葉にはしなかった。
夕食後にはサウナに入った。
一人用なので先にハルカワが入る。
交代で俺がサウナに入ると、外からハルカワの声がする。
またアマゾネスは良いぞと話をしてきた。
褐色の肌は良いよなと適当に話を合わせておく。
俺はサウナから出るとハルカワに彼の奥さんのことを聞いた。
彼は地球に奥さんを残してきている。
やっぱり奥さんもアマゾネスタイプの人なの?と俺は尋ねた。
彼の奥さんは普通だそうだ。
俺は彼に好みのタイプと違うじゃないかと突っ込んだ。
すると彼はアマゾネスが家にいると落ち着けないからと答えた。
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