森の林の木の中の
@BKM
挨拶
こんばんは、私です。
文才のない人間ではありますがふとお話を書きたくなりこうして文字を綴っている次第でございます。
さて今日は冬に向かいつつ空気もキンと冷えてくる季節ですね。
初めての執筆ということで挨拶代わりにお話をおひとつ聞いて、いや読んで頂けると恐縮です。
僕は白い部屋に座っている
男が入って来て赤いインクを撒く
無造作に巻かれたインクは僕の椅子の下に集まり棒状になり僕の肛門から入ってくる
インクは腸を通り胃を通り喉を通り、最後に口から出てくる
インクは最後に僕の内臓を全部引っこ抜いて出て行く
僕の体がカラッポになったら目が醒める
僕は白い部屋にいる
また同じ夢を見た
未だここから出られない
いい加減腹が減った
すると男がコップに入った赤い液体を持ってきた
僕は疑いもせずそれを飲み干した
液体は腹の中で球状になり、僕の腹を破いて出てくる
内臓がボタボタと落ちてきた
僕は白い部屋にいる
また同じ夢を見た
ドアがガシャンガシャンと叩かれている
僕はドアを開けようとする
でも開かない
僕はドアの隙間から手を差し出す
僕の手は齧られ手首からボタボタと血が滴る
あぁ、また同じ夢か。
いつも見た赤い液体を視界に入れながら僕は柔らかい床に伏せ、次の夢を想いながら眠りについた
森の林の木の中の @BKM
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。森の林の木の中のの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます