5話:母の存在

さあ最後だ。今までお兄さんとお父さんの情報をまとめてきたけど、

正直簡単だったな。お兄さんには心を読む能力があるから

俺の考えてることがわかるしお父さんもお兄さんと協力したおかげで

簡単におわった。お母さんもお兄さんと協力すれば簡単に終わるだろ。

とりあえず今わかってるお母さんの情報が・・・


セナ・ロビュン

年齢:23歳

性格:可愛い

髪型:ショート

一人称:私

俺の扱い:溺愛

結論:お母さん可愛い


いやまじで。超可愛いんだよ俺のお母さん。俺の一番の楽しみが

食事だから。理由?俺赤ちゃんだよ?察しろ。

お父さん超羨ましいわ。

いやでもこの世界なら近親相姦いいのかな?

いいだろ異世界だし。そうと決まったら早速・・・


「ルーク?きんしんそうかんってんなに?」


ファ!?

おっお兄さんじゃないですかどっどうしたんです??


「なにそんなに驚いてるのかわからないけど、お母さんの情報調べるんでしょ?」


はっはい。そうです今からできますか?


「今からは無理だな。ごめんね」


分かりました。何か用事でもあるんですか?


「うん。お父さんと魔物の退治に行くんだ。」


あっやっぱり魔物っているんですね


「ああいるらしいよ。俺も見たことは無いから

 どういう形してるかまではわからないけど」


そうですか。それより大丈夫なんですか?いきなり魔物なんて。

見たこともないんですよね?


「それなら大丈夫だよお父さんがいるから。もし俺に何かあったら

 すぐ烈剣使うって」


あのチート奥義ですか・・・なら安心ですね。気をつけてくださいね?


「うん。それより協力できなくてごめんね。明日には帰ってくるから」


はい。ではまあ明日ということで。


ガチャ

バタン



____________________________________

いや~いい情報を聞いたな。魔物がいることが分かったのはすごい収穫だ。

これなら魔法もあるのかな?もしあるなら魔法剣士とかかっこいいかもしれん。

それにしても、お兄さん明日まで帰ってこないのか・・・まあ時間はあるんだし

明日でもいいか。少し暇だけど。そうなんだよ暇なんだよなこの状態~

あっそうだ。もうそろそろ・・・


「ルークー。お昼ご飯だよー。」


キタ━(゚∀゚)━!やっべえ超テンション上がるわ


「たくさん飲んでね~」


いやー、天国天国


「そうだ!ルーク!目みして。」

クイッ


どうしたんだろう?


「えっ嘘!?今ルークどうしたんだろうって考えた!?」


はい?


「うわっ!いま、はい?って考えたでしょ?」

「すごいよルーク!普通1歳で考えることなんて無理なんだよ」


えーと・・・どういうことですか?


「すごいな~ふふふ。」


えっとお母さん?


「ああごめんなに?」


つまりお母さんは俺の考えてることが分かるってことですか?


「うん。頭良いね~ルークは。よしよし」


ちょっ!?


「可愛いね~ルークは」


はっ話を戻しましょう。いつ僕の考えてることがわかるようになったんですか?


「さっきだよ。実はね~この能力直接目を見ないとわからないんだ。」

「結構集中しなきゃいけないし。つかれるんだ。質問は答えたから

 次は私から質問ね!ルークはいつからこんなに色々考えてたの?」


えーと・・・1ヶ月前くらいです。突然自我が芽生えましてね。


「ふーん。すごいな~サークに教えないと。」


(まじか・・・お母さんも心見れたのか・・・危なかった~

 俺の心見るのが少し早かったら完璧に変態扱いされてたわ。

 それにしてもこれは嬉しい誤算だな。うまくいけば今日で

 この世界のことわかるかもしれないぞ・・・)


「どうしたのルーク?目閉じないでよ~何考えてるかわからないじゃん」


すいません。目を閉じたら心よめないんですね


「うん。目を開けてる人しか心読めないんだよね。それより何喋ろっか?」


えーと。質問があるんですけどいいですか?


「いいよ~なんでもきいて」


魔法ってあるんですか?


「もちろんあるよ!私魔法使いだし。」


なるほど。剣術みたいにクラス分けされてるんですか?


「されてるよ。なんて言ったって私は魔法の達人クラスだしね!」

自慢げな顔をするセナ


あっお父さんと同じ達人クラスなんですね。


「あれ?そういえばなんでルーククラス分けされてるとか、

 サークが剣術の達人クラスって知ってるの?」


昨日お父さんがお兄さんと話してるのを聞いたんですよ


「そういうことか~じゃあ私もクラス分けについて詳しく説明したほうがいい?」


してくれるんですか?ありがとうございます


「えーとねまず剣術と魔法のクラスの違いについてだね。

 剣術はこの技を覚えたら上級だよ~とか決められてるじゃん?

 でも魔法は違うんだ。」


違うんですか


「うん。魔法は倒した人のクラスになるんだ。」


「見習いでも達人の人を倒したら達人魔法使いになれるしね」


なるほど。お母さんはいきなり達人に?


「私は違うよ~。下級、中級、上級、達人って感じで順番道理だね。」


なるほど、でもそのルールだとお母さんによく挑戦者が来るんじゃないですか?

達人クラスなわけですし。


「そうだね。前はよく来てたけど、最近は来ないな~」


なんでですか?


「それはね!サークが守ってくれてるからなんだよ!

 私への挑戦者が来るたびに追い返してくれたんだ!

 だから最近はまったく来なくなったんだ」


お父さんいい人ですね。


「そうなんだ!サークはすごい優しいんだよ!この前だってね!」

ルークの肩を強く掴むセナ


お母さん落ち着いて落ち着いて!


「ああ、ごめんごめん。つい興奮しちゃって・・・」


(こりゃ離婚は絶対にないな・・・)


「ルーク~だから目閉じないでよ」


ああすいません。お母さん魔法ってどんなのがあるんですか?


「そうだったね。魔法についてはなしてたんだったね。

 魔法は3種類に分かれてるんだ」


・身体強化魔法

 文字どうり体を強化する魔法だよ。

 剣士みたいに体を鍛える必要がない魔法使いは

 剣士より体が弱いんだ。だからこの魔法をつかって体を強化するんだ。

 魔法の名前教えてあげたいんだけど、数が多すぎるからな~

 それにルークは使えないしね。別に覚えなくてもいいんじゃないかな

 それに魔法を使うときは


 「身体強化魔法下級・オーラ」

 緑色のオーラがセナの体を纏う。

 

 こんな感じに唱えるから何を使ったかわかるしね

 よし!次に行こうか


・回復魔法

 また文字どうり回復させる魔法だよ

 自分の傷を治したり、他人の傷も治せる。

 上級の回復魔法になると、腕や足を再生させることができるんだ

 覚えるのに20年くらいかかるらしいよ。私も中級までしか使えないよ。


・攻撃魔法

 きました!攻撃魔法!私が一番得意な魔法なんだ

 火を出したり、水を出したり、土の壁を作ったりできるんだ

 今言ったとおり攻撃魔法は火、水、土この三つを操るんだ。

 私がよく使う魔法は火だね。魔物を倒すなら火が一番いいよ

 少しグロイけど・・・


「この三つだよ。ちゃんとすべて使いこなさないと、達人クラスには

 なれないよ~。どうわかった?ルーク」


はい!わかりやすい説明ありがとうございます。

そういえば気になったんですけど、男で魔法使いっていないんですか?


「ん?普通にいるけど・・・なんで?」


いやさっきお母さんがルークは使えないからって言ってたのが気になりまして。

別になりたいわけじゃないんですけど俺って魔法使いになれないんですか?


「なれるとは思うけど、ルークって・・・その負の魔力が強いんだ。

 魔法には正の魔力と負の魔力があってさっき教えた魔法はすべて正の魔力を

 使ってるから、ルークには無理かなって思って。」


ああそうなんですか


「うん。使えるとしたら死霊術だね。あの魔法は負の魔力を使うから。」


死霊術ですか。どんな魔法があるんですか?


「知らないな~。それにあの魔法禁止されてるから。」


そうなんですか。理由は?


「禁止されたのは3年前なんだけど、死霊術をつかって魔王を生き返らせようと

 してる魔王死団のせいでね。魔王の復活を恐れた王様が禁止したってわけ。

 惜しかったねルーク負の魔力はものすごくあるから、もし禁止されてなかったら

 達人クラスになれたのに」


えっ俺ってそんなに負の魔力あるんですか?


「はっきり言って異常だね。普通は正の魔力と負の魔力半分ずつ持って

 生まれてくるのに、ルークは負の魔力しかないんだ。使えたら

 強いと思うよ。禁止令解除されるといいね~」


なるほど・・・少し悔しいですけど禁止されてるならしょうがないですね


「そうだね。よし!魔法の説明はこれでおしまい!

 他に聞きたいことはある?」


じゃあ最後にひとつだけ


「なに?」


魔王っているんですか?


「昔はいたらしいよ。すごく強くて、誰も勝てなかったらしいんだけど

 なんでも別の世界からきたっていう人が自分の命と引き換えに

 殺したらしいよ。嘘みたいな話だけど、その出来事

 ほんの500年前だし、エルフ族が魔王を見たことがあるって

 言ってたらしいから本当なんだろうね。

 こんな感じかな。私夜ご飯の準備しなきゃいけないから

 もう行くね」


はい。色々教えてくれてありがとうございました


「お安い御用だよ。じゃあまたご飯の時になったらくるからね」

ガチャ

バタン



_____________________________________

まじか!まじか!まじか!

これやばいぞ今日だけでめっちゃたくさんの事がわかったぞ

えーと・・・


・魔法の存在の確認

・正の魔力・負の魔力

・死霊術

・魔王の存在

・俺以外に異世界に来た人がいる

・お母さん可愛い


やばいな。頭がパンクしそうだ。

魔法を使うことができないのは残念だけど、死霊術は使えるらしいしね

禁止されてるけど・・・あとはなんて言っても

俺以外に異世界にきたひとがいるってことだな。

死んじゃったらしいけど、ほかにはいないのかな~

いるんなら話してみたいな。

それで魔王がいるのか・・・。でも正直魔王には興味がないな

死んでるらしいし、それより魔王死団か。

戦いたくはないけど戦うだろうな。異世界系アニメの主人公って

こういう奴らと戦うじゃん?そういう運命なんだろうな・・・

まあそんな先の話は置いといて、恒例の情報タイム~


セナ・ロビュン

年齢:23歳

性格:可愛い

髪型:ショート

魔法:達人クラス

一人称:私

俺の扱い:溺愛

結論:お母さん超可愛い


こんな感じか。よし俺の家族のことは大体わかったな

あと知りたいことといったらこの世界の国のことか

まあ今すぐにはわからないだろうし。

これは長期的な作戦になるな。











作者のコーラです。とりあえず今回でこの世界の説明は終わりです

剣術とか。魔法とか。わかりにくかったらすいません

あと誤字脱字があるとおもいますが、イライラしないでね(´・ω・`)









































































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