2話:転生

目が覚めたら真っ暗闇だった。

一体なにしたんだっけか。そうだトラックにひかれそうになった女の子を助けようとして

トラックにひかれたんだった。

さて異世界にはこれたかな

まあこの状況を見るにいけてないだろう

何もない世界に転生とか聞いたことないしな

おそらく死ななくて病院に運ばれたんだろう

手は動かない。足も動けない。耳が聞こえない。目が見えない。声が出ない。

あれ?これ積んでね?え、嘘だろ植物人間?やだよ助けてくれ冗談じゃない

あれ足が寒いな なんか狭くね?うお!首が詰まった!?これどういう状況?

息ができないぞ!? え?俺首しめられる?


_____________________________________

ここは人口100人程度の村である。

非常に小さい村だが、この村は非常に有名である。

理由は二つある。サーク・ロビュンという剣の達人が住んでいること

魔法の達人セナ・ロビュンが住んでいること

この二人がいるおかげで、このガツヤ村は

冒険者のパワースポット的な存在になっていた。

そしてこの村に新たな命が誕生しようとしていた・・・


「生まれますよ!もう少し耐えてくださいね」


「ふー ふー」


「頑張れ!もう少しだ!」


「うん・・・がんばるよ」


「ああ!頑張ってくれ。あと少しだ!」


「お母さんがんばって!」


「もう体が出ました!あと顔だけです」


「ふーーーーー」


_____________________________________

うお!急に明るくなった。目がいたいな・・・

耳も聞こえるぞ。なんて言っているんだ?


「早く膜を破らないと!息ができなくて死にますよ!?」


「死にますよじゃねえよ!?お前の仕事だろ!」


「す・すいません。やり方が分かりません・・・」


「わかりませんじゃねえよ!どうするんだ!?」


「お父さん!膜を破るんじゃない?」


「あ・ああそうだな破ればいいのか・・・」


ビリッ

あぶねー息できなくて死ぬとこだったぞ

つーか何この状況?何で俺膜に包まれてるの?えっなに俺赤ちゃん?

俺生まれ変わったのかな・・・そんなに俺いいことしたっけ?

親の肩もんだことだろ?あとはーーー足の裏もんだな。なんだ俺もんでばっかじゃねえか

胸はもんだことないのに・・・

言葉がわかるってことは日本か

でもここ病院じゃないよな?家で生んだのかな?今時あるのか?

とりあえずもう少し話を聞いてみるか


「ほらセナ!ルークだ!ルークが生まれたぞ!」


「よかった・・・でも全然泣かないよサーク」


「たったしかに全然泣かないな・・・」


「ジュールの時はもっと泣いてたよね・・・」


「おい!ルーク大丈夫か!ルーク!」


わかった。ここは異世界だ。日本でルークとかジュールはないだろ。

いや最近ならありえるか?

確か皇帝って書いてカOザーって読む子がいた気が・・・

この話はやめよう色々まずい

ルークはまだキラキラネームで済むけど親の世代でサークはないだろ?うんないな

金髪だしそれに服装もまさに村人って感じだ

まじか俺異世界にきたのか・・・






やべー超嬉しんだけど

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