7.南の島
休暇をとったウシヤマは、スマトラ島で、
大きなデッキチェアーに敷かれた真っ白なタオルに
濡れた体で、寝そべると、
海を眺めていた。
海はどこまでも、どこまでも、真っ青で、
こうしていると、この体が海と溶け合って、
なくなってしまっても、なにも不思議ではないような、
そんな心地よさに包まれるのだった。
「人間が人間を牛に変える??
ふふふ、そんなことできっこない!
まして、247の条件など、まったく無用だ。
ウシノートと、たった一本のペン。 それだけでいいんだ。」
かおるは、半分眠りかけて重くなった体を起こし、つぶやいた。
「それにしても、
またノートが増えたみたいだなー。 ま、いっか」
そして、眼を閉じた。
食べてすぐ横になると牛になる エル・カズネ @Al_Khazneh
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます