私と...2

私の人生の中に悩みなんてものは沢山ありましたが、元を辿るとたった二つに限定されてしまいます。

「一人になりたい」と「一人になりたくない」という二つの悩みでした。

この二つを見た時、あなたは矛盾していると言うことでしょう。その通りに実際に矛盾しています。しかし、矛盾しているこの二つの悩みは私の中で競争すること無く、同等に共存しあっていたのです。

私は孤独を好みました。他人と一緒にいると全く心が落ち着かずにいます。他人に私の領域に踏み込まれるのを極度に嫌っているからです。何故嫌っているかは、ここでは関係ないので省きますが、一言言うならば私の過去に原因があるのです。ので、私には人といる時間が重荷にしかならないのです。

しかし、あなたといた時にはそんな事はなかったのです。それは最初の方は感じていたのですが、今はそのような事を一切感じないのです。むしろ、あなたともっと沢山話したいとさえ思えてくるのです。あなたと話していると私は一人ではないとおもえてくるのですから。

私はこの矛盾を含んだ悩みを墓場まで持っていく、人生の課題としましたが、今なお解決しません。


私は解決しない問題を解決しようともがきながら床につきます。

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