リア充になれない女子達2

「あっ加奈帰ってきた!」

「ごめんね〜お待たせ。」

「ちょっとちょっと加奈ちゃん!さっきの男の人誰〜結構かっこいいじゃん!」

「男の人って、私がぶつかっちゃった人?分かんない。」

「もったいない!こんな時こそチャンスでしょ!」

「そうだよ加奈。彼氏いない歴イコール年齢からの脱出のチャンスだったでしょ。」

「友里ちゃんまでそんな事を?えっえっどうしよう、でも名前とか聞いたことないもん。」


「あの〜すいません。さっきの子だよね。これ、落ちてたんだけど違うかな?」

「私のブレスレット…!ありがとうございます!」

「いいえ、どういたしまして。」


「(ほら、加奈ちゃん!名前名前!)」

「(無理だよ…!恥ずかしいし。)」

「(あ〜めんどくさい!あたしが聞いてやる!)」


「ところで、」


『まさかのあっちから⁉︎』


「名前とか、聞いてもいいかな?」

「あっ、加奈…です。」

「未央梨で〜す♡」

「友里です。加奈がお世話になりました。」


「あはは、仲良しだね。優樹です、よろしく。」

「よろしくお願いします…」

「あの〜〜良かったらこれから私達とご飯でも食べませんか⁇」

「えっいいの?丁度良かった、実は俺もあと2人友達と来てて。そいつらも呼んでいいかな?」

『もちろん!』


かくして、非リアにとっては雲の上の存在、合コン(と言っていいのか⁈)なるものが開催される運びとなったのであった…



続く



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リア充になれない 安堂 @and0uhibari

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