閑話805・『ちあめ』
あめがーざーざーふる。
あめがえさのひめいをけす。
あめがえさのけっこんをあらいながす。
だからちかくにいるえさをまたおそえる。
あめのひのかりはだからすばらしい、いいこと。
「つめたくてぬれる」
それはやだ、それだけだやなこと。
でも、ざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざー。
ざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざーざー。
「これは」
「あめだっけ」
「ちだっけ」
じぶんにかかるそれ。
どっちなのかわんない。
つめたいのがあめで、ぬくいのがち。
あかいのがちでとうめいなのがあめ。
「そう」
だっけ。
どっちだっけ。
でもにんげんのからだからでるえきたいはとうめいがおおい。
なみだも。
だえきも。
あせも。
「じゃあちも」
ちもとうめい。
じゃあそらからちがふってる。
えさからあめがふりそそぐ。
「そうか」
またすこしかしこくなった。
よかった。
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