閑話764・『餌のありか2』

じぶんじしんにしつけられる。


おんなのおれがおとこのおれをしつける。


それはいやだけど、それはいやだけど、それはいやだけど。


しかたがないのでしかたかないのでうけいれる、じぶんがすき。


―――そりゃこっちの台詞だけどねェ。


「うぐぐぐぐ」


みみまるをくいすぎたのでそれをふうじられた。


なのでおなかがすいている、だけどなにもなに、みみまるのけはいしかない。


むろん、えるふはいない。


「えるふはいない、みみまるはだめ」


となるとごはんはないってことになる。


ごはんがないとしんでしまう、みみまるのきせいをかいじょしてもらうかえるふをみつけないかぎり。


―――普段からエルフを常食しましょう。


「きついなあ」


おれはかんがえる。


「きついなあ」


かんがえる。


かんがえる。


「きつい」


かんがえるよりきついのほうがうわまわる。


「きつ」


きついのをかいけつしたいです。


おなかがすいてきついのでおなかになにか。


「どうしよう」


どうしよう、かいけつさく。


うーん、きのうてきにみみまるはくえないし。


みみまるもえるふも、だったらしかたないか。


じぶんしか。


「もぐ」


いたい。


「もぐもぐ」


でもおなかはふくれた。


――エルフの細胞もあるからね。

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