閑話763・『餌のありか』
じぶんじしんにしつけられる。
おんなのおれがおとこのおれをしつける。
それはいやだけど、それはいやだけど、それはいやだけど。
しかたがないのでしかたかないのでうけいれる、じぶんがすき。
「うぐぐぐぐ」
みみまるをくいすぎたのでそれをふうじられた。
なのでおなかがすいている、だけどなにもなに、みみまるのけはいしかない。
むろん、えるふはいない。
「えるふはいない、みみまるはだめ」
となるとごはんはないってことになる。
ごはんがないとしんでしまう、みみまるのきせいをかいじょしてもらうかえるふをみつけないかぎり。
「きついなあ」
おれはかんがえる。
「きついなあ」
かんがえる。
かんがえる。
「きつい」
かんがえるよりきついのほうがうわまわる。
「きつ」
きついのをかいけつしたいです。
おなかがすいてきついのでおなかになにか。
「どうしよう」
どうしよう、かいけつさく。
うーん、きのうてきにみみまるはくえないし。
みみまるもえるふも、だったらしかたないか。
じぶんしか。
「もぐ」
いたい。
「もぐもぐ」
でもおなかはふくれた。
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