閑話752・『わるわる2』
にんげんはおれとおなじいきもの。
えるふはおれとちがういきもの、そうにんしきしていた。
しかしりょうほうくえる、りょうほうえさだとわかったのでとまどう。
―――片方は食べたらだぁめ。
「どっちもおいしいしな」
にんげんがおいしいのがわるいのだ。
そうじゃなかったらどうぞくとしていれた。
おいしいからえさになりさがったのだ、おれはわるくない。
「わるくないもん」
わるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくない。
わるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくない。
わるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくない。
わるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくない。
わるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくない。
わるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくない。
わるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくないわるくない。
わるい。
くふふ。
「わるい」
わるいよ、だってくうんだもん。
くうことはわるくない。
くわれることも。
でも。
「おれはわるい」
わるい。
わるい。
わるくない。
どっちでもいいや。
「どっちでもいい」
だってわるものだから。
どっちでもいい―――餌は餌だよ。
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