閑話663・『むねなしりゆう2』
人間に襲われたので逆襲して満足、ばぁか。
死体を食べる、荷物は荒らさない、お肉が目的で所持品が目的では無い。
お肉も骨周りの所持品?
「けぷ」
『エルフで良かったね、当たりだ』
「久しぶりのエルフは美味しゅうございます」
『な、なにその口調』
「感謝だぜ」
『まあ、満足してるなら良いけどねェ』
「森の恵みだぜ」
『ま、まあ』
「旬は春だぜ」
『盛るからね』
「盛った後はまずい」
栄養がそっちに行くからなァ。
エルフは鮭と同じ?
「けぷぷ」
『全部食べられたねェ』
「まあ、育ち盛りだからなァ」
『そうだね』
「胸は育たないけどな」
『そ、そうだね』
「あん?」
『難しいなァ』
「ああん?」
『胸が無くても可愛いよ』
「―――――――――嘘臭い」
『嘘じゃ無いです』
「このエルフは胸があって、美味しかった」
『そこと比較するのはどうだろうねェ』
いいじゃん。
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