閑話554・『元気だけど信用ならぬ2』

つめとぎをする、かべがくだける。


つめはとぎすまされる。


「にゃあ」


『――――――――後で錬金術で直しとこう』


「にゃあ」


『……もう寝なさい』


「にゃふん」


べっどでまるまる。


はなまる……じゃない、なんか、ねにくいし、それにおとがする。


おいしいおと。


「にあー」


『はいはい』


「にゃうにゃう」


『気になるんだ』


てでたたいてねどこをしゅうせい。


おいしいおとはやまない。


「にゃうにゃう」


『何だろう』


「ふぅふぅ」


『?』


こうふんする、おいしいおと、おとおいしい。


なだめるこえ、わたしのこえ。


『床下のネズミはここからじゃ無理』


「ふぅふぅ」


『もしベッド壊したらお仕置きするよ?』


「にゃう」


『絶対します』


「にゃ」


『わかるでしょ?』


「にゃ!」


『い、良い子だなぁ』


とびこむにゃ。

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