閑話551・『すてきにゃあ2』

「うみゃいうみゃぃああああああ」


『エルフの頭部をリンゴに見立てて食べるのはキョウぐらいだねェ』


「うみゃ」


暗い森の中で聖女のような神聖さを振り撒きながらエルフを捕食する。


美しいだけだ、美しくて―――恐ろしい獣。


「にゃんで」


『んー』


「にゃんでこんなに美味しいのィ」


『ふふ、不思議?』


「ふしぎ」


『そりゃ、キョウ専門の餌だものね』


「?」


『食べ放題って事だよォ』


「やったにゃ」


ね?嬉しいよね。


「がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり」


『―――――――』


「がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり」


『――――――――――』


「がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり」


『―――――――――――――ねえ』


「がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり」


『美味しい?』


「がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり」


『ねえ』


「がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり」


『ふふ、リスさん』


「がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり」


ハイエナかな?


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