閑話448・『解体飼いたい懐胎』

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本音を言えばキクタを飼いたい、解体して飼いたい。


「うぁあ」


頭を抱えて転がる、衝動が理性を抑え込む、本来なら逆のはずのそれが俺を苛む。


唇を噛み締めながら何も無い虚空で唸り続ける、自分自身の声なのに聞きたくない。


やだ。


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エルフを、かいたい。


キクタが本当は飼いたい。


嘘つき。


「うそ?」


路地裏で飼いたい。

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