第8話

中学2年生になり、部活も復活できるようになった。

だが、長い期間休んでいた私はやりずらく、今から私が入ったら迷惑ばっかりかけてしまう、みんなの足を引っ張りたくないと考えていた。


部活も休みがちになりながら、やっていた。


相変わらず、嫌味、悪口は止まらなかった。


バスケ部の同級生も私を助けることは無かった。

当たり前だろう。

自分が標的になりたくないからだ。

私は孤立していった。

この時から私は女子が嫌いになり、学校でも、1匹狼で1人で過ごすことが多くなった。


男子とギャーギャーするのが楽で男子とは仲良くしていた。


心は傷を増やしていくばかりで、癒える事はなかった。


カミソリだけでは足りず、学校でもシャーペンの尖った部分で腕に傷をつけていた。


無心である。心の痛みに任せて傷は深くなる。


誰も止める人は居ない。


私は闇の中に突き落とされ、ずっと足掻いていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る