第7話
いじめは先輩が引退するまで続いた。
顧問の先生にも相談した。
リストカットしていること、いじめを受けていること。
顧問「そうか。でも、お前も悪いとこあるんじゃないか?じゃなきゃ、いじめなんておきないだろ。」
私は頑なに何もしていないと否定した。
顧問「信愛、『明日』ってどうゆう意味だと思う?」
信愛「明日、ですか?ちょっとわからないです。」
顧問「『明日』は明るい日が来るから明日なんだよ。だから、明日を迎えれるように頑張っていこうよ。」
信愛「…はい。」
私はもう、誰も信じれなくなった。
私は何もしていない。
先輩の悪口だって言ったこともない。
部活内でも、ちゃんとしていた。
何も悪いことしてないのに…。
リストカットは日に日に増え、腕だけでは足りず、足、腹、腰までに増えていった。
体も心もズタボロだった。
家族は何も言ってこなかった。
気付いていたはずなのに。
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