第15話 20100509 会場
一緒に会場を探していた
音楽を鳴らしてパーティーができるような
そんな会場がいい
ひとつ目の店は階段を上がった二階
ショットバーみたいな造りで
入り口近くのカウンターに
ジャンベのような太鼓が置いてあった
少し話を聞いたけど
場所が狭すぎたのか
礼を言ってすぐに出た
『調べた感じと違ったね』と言うと
まだアテがあるという
なんでもいいような自分はお任せ気分
とても安心する
両脇に店が並ぶ駅ビルみたいな場所を
抜けようと歩いていく
クマのプーさんみたいに大きなからだ
斜めに被ったクリーム色の帽子に
周りを見てないみたいな歩み
私は気ままに
手を繋いでみたり腕を組んでみたり服を引っ張ったり
勝手にまとわりつく
それとなくかえってくる反応
行き先がわからなくても
歩いてるだけで楽しかった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます