第9話 トーナメント③
新入生が3年生に勝つといういきなりの番狂わせで始まったトーナメント戦
見てると、上級生らはしっかりと魔道を学んでいるのが見て取れる戦いぶりだ
それに反して新入生はほとんどが戦いに慣れてないせいか攻撃の1つ1つが大振りで、反応も今ひとつ良くない
そんな中、僕は玄を改めて面白いヤツだと思った
「オラァ!」
玄の戦装束は修行僧のような出で立ち
魔装はたたでさえ背の高い玄の身の丈に迫る程の大きさの大剣
でも、かなりの重量があるであろう大剣を片手で軽々しく振るっている
しかも、ただ振るっているだけじゃない
玄はしっかり頭の中で攻撃の展開を考えながら戦っている
その証拠に相手である2年生ともいい勝負を繰り広げている
そして
「ウラァ!」
相手の武器を落とした
勝負はアリだ
「試合終了!勝者、葛城玄!」
「シャッ!」
玄はなかなか見込みがある
新入生とは思えないくらい堂々とした戦い
アイツならきっといい魔道士になれると思っていると
「次の生徒は準備をしてください」
「おっと、呼ばれたか」
僕は呼ばれたので入場口前に行き、そして唱える
「
僕は戦装束を纏い、今回の戦場へ足を踏み入れた
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