第4話『アメリカン・ポルターガイスト』
今回もNetflixよりホラー映画をひとつ。
タイトルにぐっと惹かれたわけだけど、これたぶん俺と同じ人間は何人かいるだろうね。B級映画愛好家は大体同じだから。
さ、無駄話はここまでにして、さっそくいってみようか。
アメリカのとある家に学生たちが間借りし、そこで起こる怪異現象を描いていくのが大筋。
とは言っても、70分ほどある本編の内、半分が微妙な怪現象と学生たちのぐだぐだとした日常が続いていく。そのため、見ていると眠気に襲われる。……はっ、これがポルターガイストかっ!?
となったりしそうなくらいに退屈なのだが、後半になってモブが登場し、あっという間に間引きされていく。殺されるためだけに登場させたと言わんばかりである。
だが、肝心のポルターガイストは幽霊というか悪魔というか、実体を持っているタイプに近いので恐怖が全くなく、ただただ突っ立ってるだけでキャラクターたちが勝手に死んでいく。主人公たちに家を貸していたおばさんと一緒に登場するのだが、さながらジョジョのスタンドの如く連れ添っているのだ。効果音ありきでも全く怖くない。
以上のような事柄も含め、何故そういう家だったのかも断片的にしか語られておらず、ストーリー性も薄い。ホラー映画のお約束はちらほらと散見されるものの、この作品でないとできないという演出もなく、残念な仕上がりになっていた。
ホラー映画が苦手だけど観てみたい、そんな人にはお勧めできる作品ではあるが、見慣れている人間にはお勧めできない。そんな映画である。
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