第3話 指6本


 なんか、父親の事ほうが好評頂いている節もありますので、もういくつか書かせて頂きます。もう随分昔の話です。


 父親の友人のご兄弟に足の指が6本ある人がいるので見に行くかと誘われたのです。私は興味津々で一緒にその家に行きました。


 ところが、その人は生憎留守で数時間待ちましたが帰って来ませんでした。

 当時はメールも携帯も、ポケベルも無かった時代です。


 仕方が無く帰ることになり、父親と一緒に車に乗り込みました。


 すると父が何か不信な表情をしているのです。


「どうしたのお父さん?」


「な~んかおかしいな~あれ?あっ!」


「どうしたの?お父さん?」


「おい!○○○(私の名前)降りるぞ!」


私は父に言われるままに車を降りました。


 なんと乗り込んでいた車は、同型、同じ色の他人の車...


当時は鍵の仕組みがいい加減だったんですね...開いちゃいました。


 まあポピーの香りが違うのがおかしいなと思ってたんですけどね...

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