第2話 夜中の来訪者
筆者がまだ赤ん坊の頃あった事です、
筆者の家庭はとても貧しく家に固定電話があっても呼び出し式の電話
(一旦、交換手を呼び出してどこに掛けるか伝える方式)
しかなかった、そんな場所に住んでいました。
ある日、家のドアがノックされたそうです、夜中だったので不信がった父は無視しましたが
あまりにも長時間続いたので、ドアを開け怒鳴ると
ドアの前にはラーメンどんぶりを持った女性が一人立っていました。
「あの、すいませんこのラーメンを温めてもらえないでしょうか?」
父は酒乱でどうしようもない人物ですが、人情のある人です。
ラーメンを温めて、その他に食べ物をいくつか持たせて帰らせたそうです。
聞くと、亭主がギャンブルでお金を入れず、子供に食べさせるものにも事欠く状態だった女性だったそうです。
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