【ダイジェスト版!】第四章 じわじわ狂って参りました より

 ヴィムタリアへの出発の朝、ぼくたち旅団宛のとある手紙が、宿屋の主人に預けられていた。

 

【今まで世話になった。すまぬが儂はこの旅団を抜ける。

                         シイナ・リュウゼンイン】

 

 それは何の前触れもなく訪れて、一方的に告げられたお別れだった。

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