4h:英語

 気持ちが 楽になった私は、それから後は そこまで恐々では無く

子供と接していける様になりました。


 引き続き 育児クラブへ、週1で 預かってもらい。サークルへも。

サークル内で uさん・mさん・gさん・hさんの それぞれ、うちの子と

同い年の子をもつ、4人のママと仲良くなりました。サークルへ行くと 

いつも 私と子供2人は、外に出てしまって 交流出来ないから

我が家へと来て下さり、ワイワイさせてもらって。少しずつ その町での

情報ももらえたりして、生活し易くなっていきました。


 育児クラブへの お迎えは、出来るだけ早く行く事にしていました。

やはり 預けてしまっている、負い目からです。それと 沢山のママ達が

ガヤガヤ居る所に 入っていく気持ちになれないから、先に行っておくと

場所が確保できるから、安心できる。それも 理由かもしれないです。


 ある日 いつもの様に、早めに 迎えに行くと。かなり早めなのに

1人ママが 既に待っておられました。その方は 私が所属している

サークルを立ち上げた方、正確には 発起人は2人なので、その片方の方の

oさんです。

 そのサークルは 私が、児童相談所へ 相談に行った頃に出来たサークルで。

相談所の方も 「出来たばかりの所の方が良いでしょ」と、勧めて下さったんです。

 

 出来立てのサークルだから、きっちりした 方針や、やり方とかも無く。

ただ 集まって、情報交換の場所を設けれれば良いのでは?位の 楽な感じ。

 発起人の2人は、以前から 他のサークルに所属していたし、中心的な

役割を担っているから、色々な管理だとかで 忙しそう。

 私は 入会した時以来、その方々とは 話をした事無かったし、いつも

子供と2人で 外にいるから、出席で名前を呼ばれるだけで 終わったのも

いつだか わからないまま、解散になってる様な調子でしたので

『あの方だ…』

と、私がわかったとしても、あちらは 私と気付いてもいないかもしれないと

思って、やや 距離をおいて、待つ事にしました。


 それでも 何だか、いたたまれない感じがして

『あのぉ…』

と 思い切って、声をかけてみました。


 やはり声をかけても 私の事は、わかってなかったみたいです。


 それでも サークルでお世話になっているから、お礼だけでも 言わないと

っと思って、話し続けると。もの凄く 気さくな方で、ドンドン話して下さる。

聞けば、出身が 私の実家から、そう離れてない所の方だった。そういえば

訛りが そうだわ。

『私は 〇〇出身地です』

と 言うと、もうそこから 話は止まりませんw


 けど そのうち、次々と ママ達がやってきて、oさんの元へ ゾクゾクと

集まって来られるので、私は 脇によけていって、そのまま 子供を迎えて

帰りました。


 次のサークルの日。

会場の 公民館へ行ってみると、oさんが 真っ先に、声をかけて下さって

それを皮切りに oさんの周りの方々が、これまた 気さくに話しかけて

下さる様になりました。

 結局 すぐ、外へ出る事になるのですが。それから 後のサークルでの

過ごし方も、何か 輪の中に入れてもらえた感じがして、楽になった。


 自分の子だけが 変わっていて、皆と同じに出来ないのが 嫌だったけど

それも 皆で、認知してくれて。聞いてみると 意外に、皆 それぞれ

集団で 揃って、同じ事している訳でも無く、「うちの子 こんなのよ」

とか、改めて 聞いてみると、『そうだったのか…』と、一人悩んで

いたのが、少しずつ 解決していける様になった。


 そんな感じで 子供を、保育園に入れれる様になるまで過ごし。


 保育園へ 何とか入れると、先に仲良くなっていた 4人ママ友の中の

2人、uさん と hさん とこの子と、同じ保育園へ行ける事になった。

 保育園では お迎えの時間まで、ママ同士が 集まって、井戸端会議。

以前は そういうのも、嫌だったけど。何故か uさん や hさんとの

話は 楽しく、その他 nさんも加わり、いっつも キャハキャハ笑って

いれました。


 保育園へ行くと サークルは卒業になるから、oさんも サークルに

携わらなくなって、代わりに?調理師免許を持っている oさんは

公民館の設備を 利用して、料理教室を開く 主宰になられた。

 保育園に入れるという事は お母さんは、仕事をしている事が条件な

はずなのですが、ちょこっと 私は、裏ワザを使わせてもらって 入ったから

子供が 園へ行っている間、時間があるから、その料理教室へも 顔を出した。


 それまで 子供中心の、食卓だったので 子供好みの 食べ物を作って

出来上がったら すぐに食べさせて、残った物を 食べる。その後も

やる事が 山積みだし、さっさと片付ける。という風に しっかり

台所に向かって、料理するっという感じではなかったし。

 温かい物を 温かいうちに、冷たい物を 冷たいうちに、食べれる事から

離れていたので、料理教室では ワイワイ、賑やかに 調理が出来。

出来たその場で 食べる、適温で食べれる 幸せって、何にも代えがたい

嬉しさがありました。


 まぁ~ そこで聞く、主婦の どうでも良い話には、適当に

付き合っていれば良かったので、料理教室内では 交友関係は 広がり

ませんでしたが、oさん と、サークルの発起人の もう一人 eさんも

居られたから、その方々と 居れば良かったので、楽しかったです。


 それと この頃から、主婦の間でも 携帯を持つというのが 流行りだし。

それ前から 私は、旦那様の PCを借りて、ネットサーフィンというのを

夜な夜なしていて、メールのやり取りなど そっちで、やっていたんだけど。

 すぐに連絡取れない と言われ、私も 携帯を持つ様になり。それからは

事ある毎に なんだかんだで、名目を作っては 集まり。主婦の ガス抜きを

していましたね。大概は カラオケ屋さんに、ぎゅうぎゅう詰めに入って

誰も 歌わないで、4・5時間居るとか ザラにやっていました。


 メンバーは サークルでの仲良しの面々。サークルへ来ていた方々は

大概 市外から、越してきた方が多く。地元の方というのが 少なかったんです。

だから 田舎でありながら、考えが 開けているというか、割り切った考えの方が

多い様に感じました。

 そういう方との方が 話が合ったみたいなんです。自分を 飾らない感じで

あっけらかんとしている感じ。何だか 地元や、私の実家の方では 世間体を

やたら気にする体質が しみついていて、すぐ人目を気にして やらない

とか、そういうのが 嫌だったんだけど。

 ここに集まってくるメンバーは そういうのも、気にしない。むしろ

どうして そう内に入った考えをするのか?って、不思議がっている感じで

とても 居心地が良かったです。


 そんな感じで 1年。


 また…やってきました。。。


 転勤です。


 そうなんです。これがあるから 私は、働きに出れなくて。

いつ変わるか わからないからです。


 もうこの時ばかりは 仲良くさせてもらえてた方々と、本当に離れがたく。

送別会も 盛大にしてもらえて、特に oさん や uさんには ホントに

良くしてもらったから、泣けて泣けて、どんだけ 抱擁し合った事か。


 それでも 別れの時は、やってきてしまいます。


 このしばらく前に 私 専用に、PCを買ってもらったんです。

旦那様は Macだったから、私は windowsにして。操作が わからなかった

から、uさんの旦那様が PC詳しい方だったので、教えて頂いていて。

 私が 転居する前に、uさんの旦那様に HPを作ってもらいました。

私達が 交流出来る様に。


 そして お別れ。


 新居に移り住んでも 気持ちは、そっちに向いていて。

片付けないと イケナイ、荷物も ほったらかしにして、PC立ち上げて

ずっと PCから離れない生活を 送って。

 掲示板に 皆が、書き込んでくれるのを 待つ。

そんな日々が 続きました。


 

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