給食・昼休み

 そうやって 来る日も くる日も、PCの前で 暮らしていて。

掲示板に 皆の書き込みが出るのを 待っていましたが。


 大概 皆の書き込みがあるのは、夜になってから。

夜は 賑やかになる、掲示板だったけれど… 日中は パッタリ。。。


 その頃 ポストペットを言うのが、流行っていて。

私の ペットの隣のペットの所へ、チラチラと 伺ってみたりしていて。

 恐らく 学生さんのペットだったみたいなんだけど… そちらを

覗いていると、その方は 大抵の時間、チャットという所にいると

書かれているのを発見。


 チャット?


 よくわからないまま、書かれている URLへ アクセス。

う~~~ん?わからない。

 何が どういう仕組みになっているのか、わからなかった。

何となく その方ではないかと思われる方を、見付ける事が出来たと

言えば 出来て、思い切って 入ってみたの。


 だけど 文字を追うのが、精一杯だったし。まったく 打ち込むのだって

遅いから、次々 繰り出される文字に 圧倒されて、挨拶一つ 出来ないまま

退散するしかなかった。

 

 また 別の日に、そのチャットという所を 開いて見た。

よくよく見てみると… 同じ様な チャットのサイトというのが、他にも

ある事を知り、そちらへも アクセスしてみた。

 そちらの方では 細かく、カテゴリー分けされてて 程よく人が

分散されていて、【初心者用】というのも あったりしたので、そこへ

入ってみる事にした。


 けど そこへやってくるのは、学生さんが多くて 話が合わない。

少し キーを打つのも慣れてきた気がするので、他のカテゴリーの所へも

行ってみたい気持ちになり、1つ決めて行く事に。


 そこの チャットサイトで、東京の彼氏さんと 知り合う事になるのですが。

その話は 別の所で、詳しくするとして…


 そのチャットのサイトを 通じて、私の PCライフが 

充実していく事になります。




ーーーーー



 そ・れ・と


 3限目:家庭科 の時間で、自分は 自分のままで良いんだ。

と目覚めた事。

 4限目:英語 の時間で、その私を受け入れてくれる 友達に出会えた事。


 これらから 私は、自のまんまで行こう と、本気で思える様になり。

その結果 旦那様以外の方とも、関係をもつ事に それ程、抵抗が無く

やっていく様になっていたんです。

 独身の頃から ただ一人の人だけに、と 思いを貫く事が出来ず。

常時 本命の彼氏さんとは 別に、どなたかいてもらうというのを

やってきていたんです。

 旦那様の事が 嫌いになったとか、そういう訳でも無いです。

多分、旦那様も 私からの想いを一身に受ける事が、重荷になって

いた様で「適度に 抜いてきてくれ」みたいな感じで、家事 や 子育てを

そこまで 疎かにしないのであれば と、見逃してくれていたみたいです。


 そんな感じで 東京の彼氏さんの前にも、想いを寄せる方が 2人いた

のですが、それぞれ 長続きはせず。東京の彼氏さん を出会った時

「これ以上無い 条件の揃った方だ!」っと 感激しました。

 その点は また、別で 詳細にお伝えします。




ーーーーー



 話は 戻って、ネット生活。


 ネット上では 皆も、名前を変えて 現れます。

oさん は、Oっしー

uさん は、Rちゃん

eさん は、eちゃん

hさん は、hちゃん

 それと 料理教室で、一緒だった方

yさん は、pさん

 引っ越し間際に 仲良くなった

yさん は、yちゃん


 そんなに 変化無い方もいますが、ニックネームで呼ぶようになります。

私も nちゃん と、本名とは 全く関係ない名前で 呼ばれました。


 そして チャットの方では、kと呼ばれました。


 そうやって 架空の世界へ、どっぷり浸かっていきます。



 毎夜毎夜 遅くまで、チャットをして 夜更かし。子供を 送り出して

日中寝て、少し 家事をして、夜になると… 東京の彼氏さんと 電話

するか、チャットをしているか。そんな生活で 転居した土地では

殆ど 外に出る様な事は無くなりました。


 出かけるのは 旦那様の実家へ行く時。それと 2ヶ月おき位に

「実家へ帰らせてもらいます」と言って、Oっしー や Rちゃんの居る

地へ。yちゃんのお宅は 旦那様が、単身赴任で 居られないのを良い事に

そちらで 泊めてもらって、その日に 皆が、寄り合って ガス抜き会。


 そんな生活が 1年。

また 転勤になりました。それが 驚く事に、元の地へ 戻ったんです。

Oっしー や Rちゃんの居る所に 舞い戻ったんです。嬉しかった~♪


 子供は 年長さんになっていて、ママ友達も 殆ど、仕事に出ていて

あんまり 相手をしてもらえなくなっていました。

 私も 変な時間の使い方をしていたから、その癖が 抜けなくて

夜起きていて 日中寝ているといった具合だったし、ネットでの方が 

気持ちが楽だったので、リアルの友達より、ネットで 知り合う方の方が

楽しかったんです。


 そんな感じで居ても Oっしー達 ママ友は

「nちゃんは そういう子や」

と 自由にさせてくれて、それでも ちゃんと、集まりには声かけてくれて

『眠いから 行けない』

と言っても、全然 気に留めるでもなく、また 呼んでくれるんです。

ありがたい事です。


 そして 更に、1年後。

子供が 小学生になるのと同時に、また 転勤だったのですが。

今度は 旦那様に、単身赴任をして頂く事にしました。結局 多分

その勤務地も 長く勤める訳ではなさそうだったし、その度に 転居

するのも、嫌だったし。何より この地が 気に入っていたし。

子供も 友達がいるから、残りたかったんです。


 そうなってくると 益々、私の 自由生活に 拍車がかかって。


 地元にも 彼氏さんが出来ました。


 そして。

ネット生活にも 変化が。


 それまで 普通のチャットのサイトに出入りしていましたが。

たまたま 目にしたのが、【ライブチャット】というもの。

 ライブカメラで 映像を配信して、話ししたい方と話しをすれば

その分だけ 報酬が生まれる。


 おおおっ! 趣味と実益が! 何と素晴らしい話だ事。

何となく アダルトっぽぃニュアンスがある事はわかっていましたが

カメラを通しての事だし、実害がある訳でもなさそうだし いいんじゃ?

と思って。

 それと 東京の彼氏さんと、カメラで話そうと思って ライブカメラは

買ってあったんです。でも いざ使ってみようと思ったら…その度に

映る自分は もとより、背景に映り込んでしまう物にまで 気を使わないと

イケナイ事に 気付いて、結局 使わず終いで、キレイに仕舞ってあったんです。

それが 活かせて、尚且つ お金になるなら、イイぢゃん。


 特別 躊躇する事無く、ライブチャットのサイトへ 登録。


 最初 お勝手がわからず、来られるお客様に ノせられて…

アダルト紛いの事を させられてしまいそうになりましたが。それ以来

警戒して 対応する事が出来。

 ボチボチ 常連のお客様に、ついてもらえる様にもなっていけました。

話しをしていれば、寂しさを 紛らす事が出来るし、その上 ちょっとした

稼ぎもあって。日々 楽しかったです。


 そのうち 自分専用のHPを作って、サイト外でも お客様と

交流をもったりして、そこに 提供する、ネタを探しをしたりして

ドンドン はまっていきました。


 登録した当時は ライブチャットというシステムが出来てから

恐らく 半年位の頃だったと思うのですが。それから 爆発的に

ライブチャットのサイトが増えていき。私も サイトをいくつも掛け持ちして

色んなサイトに 出る様になりました。

 ライブチャットの全盛期でしたから 女性だけのサイトだけでなく

男性のサイトもありましたし、男女混合のサイトも いくつかありました。


 その男性側の所へ 遊びにも行く様になって。

ホスト と キャバ嬢 みたいな関係ですよね。仕事上がりに 愚痴を

言いに行くみたいな、そういう関わりも出来ていって。

 別の話でも 出てくる、M君と知り合います。他 色んな方とも

知り合うのですが…w


 


 そして


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る