負の感情をコントロールされる世界に抗おうとする少女が痛々しい。SFではよくあるテーマではあるが、猛烈な抵抗が垣間見えるところがよかった。死を前にして怒り悲しむことが正しいのか、過ぎたこととして気持ちを切り替えるのが正しいのか、考えさせられる。僕は幸せな後者を選ぶだろうなと思った。