第3話 中書き



 ありがとうも、ごめんなさいも言えない環境って良くないし間違ってると私は思うんですよね。


 言葉がいらない関係も素敵ですけど、大抵の人は自分の気持ち一つを正確に伝えるのに苦労していると思います。


 ささいなことから誤解は生まれ、意味がねじ曲がってしまう。

 それは良くあることで、見まわせば探さずとも見つかるほどに溢れてます。


 謝るくらいなら行動で示せというのは、正しい事かもしれませんが悲しい事だと思います。

 そういうやり方を否定するわけではないですけど、今の私はあまり好きではないです。謝った事に甘えて行動しないのは問題として。


 自分の謝罪を受け入れてもらえない事実というのは、不安でもありますし。





 ありがとうを言えないのも辛いですね。感謝を求めていないって言われてしまうと、自分の気持ちを伝えられないもやもやが残ってしまいますし。


 せっかく幸せを生み出せるかもしれない魔法の言葉なのに、損してると思います。


 だから結論としては、ありがとう、ごめんなさいの言葉を大事にしたい。

私はそう思いました。



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