第85話 道場内対戦(二)

 曽我部と向葵里が同時に結菜に触り、残留思念抽出サルベージを始めた。

 永田は結菜に触らず、向葵里と腕を握り合って共に目をつぶり集中している。

 道場は沈黙に落ちて、一分ほど立った。


「一つゲット」


 曽我部は声を上げ、笑いながら今村たちにサムズアップを送り、余裕を見せた。

 それを聞いた向葵里グループが、にわかにざわめき出す。

 永田が向葵里の腕を押さえるだけで残留思念抽出サルベージに参加しないことへ、グループの残りのメンバーが声を上げだした。


「何を呆けてる、永田」

「視ろって」

「永田、触れよ」

「馬鹿、時間ないんだぞ」


 いくつもの焦った声がかかる中、永田は一瞬驚いた顔をしたがすぐ集中に戻った。


「残り一分です」


 麻衣が時間報告をすると、「二つゲット」の声。

 曽我部が向葵里に目もくれず、勝ち誇って指を二本立てる。

 それで彩水の信者たちが、向葵里たちに野次を飛ばしだした。


「何だ、まだ残留思念抽出サルベージも出来てないのか?」

「相変わらず、のろまな亀だ」

残留思念抽出サルベージの起動に何時間かけるんでちゅか」

「ぶはははっ」


 麻衣が「あと十秒です」と残り時間をすると、向葵里グループは意気消沈して声援がなくなった。


「三つゲット」


 曽我部が声を上げたのにかぶるように永田も声を上げた。


「三つともわかりました」


 その声で道場が静かになると、麻衣の携帯電話のタイムウオッチが音を鳴らしだした。


「終了です」

「永田……マジにわかったのか?」


 向葵里グループの一人が聞くと、永田は安堵の溜息をして首を立てに振る。

 結菜の前にひざを突いた向葵里が、手をうちわのようにして顔に風を送り緊張を解していた。


「何で? ありえねーっ」

「マジかよ」


 余裕で勝つと思っていた彩水の信者たちは、不満そうな声を出し始める。


「では答え合わせをしようか」


 俺が回答を知っているので、某クイズ番組の司会者になったように、二組の男から小声で答えを聞く。


「惜しい曽我部君。勝ポイント2」

「なん……ミスったのか?」


 曽我部がなぜか俺を睨みつけてくるが、無視して言葉を続ける。


「向葵里ちゃん、永田君組も同じく勝ポイント2」


 向葵里たちは、向かい合って溜息をつく。


「一つ間違いでしたか」

「そう二組とも、落とし物の今の場所が違っている。三分では難しかったかな」


 曽我部は、俺と麻衣との出会い映像から、伸縮スティックと道場を芋ずる式に知ったが、そこから答えを導き出して「道場の忘れ物箱」と答えたので失格にした。

 向葵里組は、結菜が純子と会話したあと、探し物と伸縮スティックの独り言を救出して知り、俺との記憶から道場だと知ったらしい。

 こちらも想像で、「道場の信者部屋に落ちている」と答えたので却下にした。

 純子との映像記憶をもっとよく視てたのなら、正解が取れただろうと思った。


「この勝負は引き分け。いいかな?」

「けっ、つまんねえの」

「曽我部、負けてんじゃねーよ」

「うるせー。引き分けだろうが」


 あからさまに不満な曽我部と、その彩水信者二人が毒づく。


「あの、間違えた落とし物の今の場所ってなんですか?」


 向葵里は、曽我部たちを気にしながら聞いてきた。


「後ろで傍観している人がいるだろ? その中に混ざっているよ」


 振り向くと、篠ノ井の横に立っていた有田純子がこちらに歩いてきた。

 ポケットから伸縮スティックを引っ張り出して、浅丘結菜に見せびらかす。


「あっ」


 結菜が椅子から下りて純子に駆け寄る。


「何か大事になってたみたいだけど。はい、問題の落し物」

「ありがとう。純ねえちゃん」


 受け取った結菜は「ポヨヨーン」と唱えながら、伸縮スティックを振って伸ばしたり、クルクル回してご機嫌である。

 ポヨヨーンとは、魔法少女の合言葉か何かか? まあ、いいけど。


「面白いもの見させてもらったわ。二人組でAランク者に対等に渡り合えるなんて感心したわ」


 向葵里たちは、彼女の残留思念抽出サルベージで上がってきた映像を永田にも見えたので、閲覧に集中したらしい。


「広瀬先輩のアドバイスのおかげです」

「直接使えるかは疑問だったけど、よくやったよ」

「何を教えたの?」


 純子と麻衣に、一人が残留思念抽出サルベージしてもう一人が腕をつなぐことで、映像を共有して視えるから分担ができると伝えたことを話す。

 麻衣に触れて、幻覚をしばらく共有した接触感応の経験から、応用を思いついたもの。


「それを聞いて上手く行けば、一人が抽出、もう一人が閲覧と能力分けができて、無駄な時間が省けると思って」


 向葵里が楽しそうに俺たちに説明する。


「練習もせずにやれたのは感心するわ」

「絶対の教えと思っていましたから、抽出と閲覧をそれぞれが担当することで抽出力のなさを補完できました」


 絶対の教えって何だよ。


「俺、能力の起動が遅いんで、向葵里さんの意見に賛成して良かったです。手も握れたし……へへっ」


 おい、余計なことを言うな、また舐められるぞ。


「たぶん、別々に抽出してたら、記憶を閲覧したところで終わっていましたよ。どうせならと思いまして」

残留思念抽出サルベージの能力保持者同士なら、記憶映像の横流しはできると思ってた。でもスムーズに行ったのは、普段からの練習の賜物だな」


 そこへ今村が俺に声をかけてきた。


「何か仕掛けただろう? 今話していたアドバイスってのがいい証拠だ。これは不正だ」


 やはりと言うか、難癖付けてきたよ。

 麻衣に純子、結菜に篠ノ井の女性陣がそろって嫌な顔になる。


「そうなのか?」

「じゃあ、無効じゃねえか」

「イカサマするなよ」


 曽我部と仲間たちが、不満から今村に追従しだした。


「アドバイス自体も、彼女たちにできるかどうか不確実だったものだぞ」

「答えやそのヒントを教えた訳でないでしょ?」


 麻衣が援護してくれる。


「それでも、公平じゃないだろ?」

「そう思うなら、ハンディと思えばよい」


 と言い返すが、曽我部たちがやり直しだと騒ぎ出し道場は騒然となる。


「やり直し」

「やり直し」

「やり直し」


 これはもう俺の手に余る。

 強権発動でもしないといけないかと、頭を抱えだしたところで声がかかった。


「何面白いことしているのかな?」


 その一声を中心に、波紋のように周りが静かになっていく。

 信者が道を開けると、ツインテールで半袖の制服を着た少女が通る。


「かんなぎ教祖様、お待ちしていました」


 今村が阿賀彩水に一礼して迎え入れると、曽我部たちも同じく礼をし輪の外にいた幹部たちも含めて一斉に整列しだした。

 彼女の統率力すげーな。

 彩水の後ろには、いつもの佐々岡直人が彩水の鞄を持って控えていた。


「今日は遅くまで勉学ご苦労様でした」

「うむ」


 彩水は今村に状況を説明させると、俺に向き直ってニヤリと笑った。


「忍ちゃーん。私も混ぜて」



 ***



 土曜の昼、道場の中は二つのグループに分かれて紛争中。

 嫌な予感しかしない彩水の発言で、昼メシがお預け状態になると確信した。

 そう落胆したら、腹が鳴って赤面する。


「いや、終わったんだ」

「やり直しを希望しますよ」


 俺の言葉に今村が被せるように言ってきた。


「まだ能力対決やりたいのか?」

「彩水様も参加するそうなので、良しなに」


 それを聞いて向葵里たちグループメンバーが青ざめる。


「ボクたちじゃ、無理無理」


 両手を顔の前で仰いで否定の意を示すと、彩水が腕を組んでニヤニヤと俺に顔を向ける。


「じゃあ、アドバイスとやらを与えた忍くーんが代表してよ」


 えっ? 何か趣旨が違ってきてないか。


「おおおーっ、教祖様と幹部対決だーっ」


 彩水の信者たちが、奇声を上げて喜ぶ。


「一度忍ちゃーんの腕を、ちゃんと見ておきたいかな」


 見ないでいい。

 周りの信者が、今度は「かんなぎ様」「彩水様」と連呼しだした。

 この流れは、彩水の腕試しに付き合わされるのか?


「もう止められないわよ。これ、決まりね」

「……しっ、仕方ない」


 凄く楽しそうな彩水に、俺は不承不承返事をした。

 だが、対戦するなら彼女は今道場で一番伸びているので、侮ってはならん相手。


「彩水様がやるなら、俺が先に当たらせてもらいます」

「あっ、俺も」


 今村が先鋒とか言い出して、曽我部があとにつき従いだしたので、俺は驚いた。


「ハッ? これは何、勝ち抜き戦なのか?」

「あ、それいい、採用。三対三ぐらいの勝ち抜きの団体戦、いいわ。私は大将かしら」


 頭痛がしてきた。


「ランクSやAとランクBじゃ能力に差がありすぎだろ。競技などできやしない」


 俺は向葵里たちには荷が重いと説くが、彩水は俺の後ろのグループを眺めてからニッコリと笑う。


「さっきは、二人一組でやっていたんでしょ? 今回も認めるわよ。それにランクの低い方が競技を決めればいいじゃん。バーニンの打ち合いなど、できないだろうからね」


 ランクB相手にバーニングなど、どこのイジメだよ。


「マジに団体戦やるのか?」


 俺が疲れて手を額に置くと、彩水がどんどん指示して対戦の枠組みを決めていく。

 結局、向葵里と永田が引っ張り出され、もう一組は丸型メガネをかけた陣内と言う男子が自ら挙手して、一緒に連れ出された要と同じ学校の今泉がペアーになった。

 二人とも向葵里と同じ初期オフ会のランクBメンバーである。

 試合進行と審判員に麻衣と純子、篠ノ井しののいが指名され、それぞれが見詰め合って肩をすくめ了承した。

 そして彩水が大将のAランクチームができ、先鋒が曽我部、中堅が今村になる。   

 対するのが、俺が大将のBランクチーム、先鋒が丸メガネの陣内・今泉組、中堅が向葵里・永田組の勝ち抜き戦になった。

 それぞれのチームが左右に対峙して、物置部屋から出してきた折りたたみ椅子に座る。


 先鋒は同じ残留思念抽出サルベージで始めることとなったが、曽我部がルールに注文をつけてきた。


「二人組みなら、俺に三十秒を増やすか、相手が減らすかハンディくれよ、先輩」 


 さすがに今度は慎重である。

 俺は審判員の麻衣たちと今泉組に聞くと、曽我部の譲歩を承諾して減らすこととなった。


「十秒が譲歩の限界です」

「いいぜ。言ってみるべきだな」

「では、十秒先に始めるってことで」


 対戦相手の二人を見下ろしながら、へらへらと笑って中央に置かれた椅子の前に立つ。

 その椅子に乗っている鞄が今度の残留思念抽出サルベージの現物となる。

 公平を兼ねて審判員の私物になったが、持ち主は純子の鞄である。


「あんまり変な記憶引っ張り出したら、しばくからね」


 純子は主に曽我部に向かって忠告するが、両手を挙げて「んな、恐ろしいことするか」と見物の信者たちに言うと笑いが起こった。

 抽出の出題は、今日の純子が受けた国語の授業は何時間目か、教科書は何ページ目で何を習ったかになる。

 今村が曽我部に、「自分の方だけに集中しろ」と発破をかけた。

 陣内・今泉組も向葵里組を見習って、手をつないで能力分担で挑む。

 向葵里たちも、「集中あるのみ」とアドバイスを言う。

 時間は三分、曽我部は十秒先に始めた。

 静寂が訪れると、麻衣がもう一組へ開始の合図を送り、丸メガネの陣内がすぐ鞄に手を置き集中しだす。


「一つゲット」


 陣内・今泉組の開始早々の曽我部の宣言で、手をつないだ二人は彼を見て集中を乱した。

 相手を焦らせることは、止めないようだ。

 そのまま二分ぐらい経ったところで陣内の相方の今泉がどもるように声をだす。


「一つゲットしました」


 隣に座っている向葵里たちが、「やった」と喜んだが、曽我部も声をだしてきた。


「あっ、わりー。二つ目と三つ目わかっちまったわ」


 残留思念抽出サルベージしていた鞄から手を退けて、純子に近寄り耳元にささやく曽我部。

 今泉組から離れて答えを聞いた純子は驚く。


「早いね。三つとも正解」


 麻衣がすぐ終了の声を上げると、陣内・今泉組は呆気にとらわれたあと、負けたと悟りうなだれる。

 彩水グループの信者が盛り上がり、俺の後ろについてたBランクグループは無言になった。


「名誉挽回っすよ」


 曽我部が彩水たちにサムズアップをする。

 続いて残留思念抽出サルベージ競争を選択した向葵里・永田組が、曽我部と対峙した。


「さっきのようには、いかんからな」

「ボクたちも負けませんわ」


 今度の目標は篠ノ井の鞄が使われ、同じように授業を受けた数学は何時間目で、何ページ目の、何を習ったかになる。

 それを聞いて曽我部が、少しやな顔をする。


「また授業内容で、数学ですか?」

「おいおい、数学苦手なのか?」


 今村がからかうように問うた。


「俺まだ中三なんスよ。さっきの国語は知っていた山月記の解説内容で良かったんですけど」

「うるさいな。じゃあ、他に変更でいいわね」


 出題者の篠ノ井が、めんどくさそうに国語に変更と宣言して仕切り直す。

 同じく時間は三分、また曽我部は十秒先に先行し向葵里組が後を追った。


「一つゲット」


 曽我部は相変わらずである。

 だが、一分ほどして、今度は向葵里組が声を上げた。


「三つともわかりました」

「何?」


 曽我部が驚き、声を上げた永田をにらむように見た。

 篠ノ井のところへ行き、ささやいて答えると「正解です」の声。

 二回目の向葵里・永田組は能力分けに慣れたようで早かった。


「向葵里チームの勝ち。終了」


 麻衣が勝敗の合図を上げた。


「馬鹿が、今度は負けやがったぞ」

「何だよ。速攻でやられてんの」

「使えねー」


 今村とそのグループメンバーから、不快な声が漏れ聞こえるが、曽我部も吠える。


「ああーっ。高校の授業など俺は知らん。これは無効だ。無効」


 純子が両手を腰に当てて切り返す。


残留思念抽出サルベージで、視たまま話せばいいだけでしょ。ただのいい訳だわ」

「そうです。曽我部君の言い分は却下よ。速さの面でも向葵里組は問題なく勝ちです」


 後ろで篠ノ井も駄目出しした。

 体を震わす曽我部を今村が肩を叩いて、陣営の椅子に向かわせる。


「次は俺の番だな」


 ランクBに合わせて残留思念抽出サルベージの競技を続けるが、十秒のハンディは「みっともない」の一言で廃止にする今村。

 目標の鞄は麻衣の物に変わり、質問も同じ内容。

 答え合わせに本人が待機になるので、純子が試合進行を務めた。


「では始め」


 今村と向葵里が無心に鞄へ触り、集中すると道場が静かになる。

 そこにボリボと美味しそうに租借する音が響いて、腹の虫が鳴いてしまう。

 顔を向けると、彩水がポテトチップスを袋から取り出して口に運び観戦していた。

 あのやろう。

 対戦した暁には、飢えのイメージ送ってやる。


「二分経ちました」


 純子の経過報告で、観客の信者がざわめき始めた。

 今度の情報抽出は難航か、二組とも集中し続けている。


「あっ、ああ、何とか一つわかりました」


 永田が声を上げたが、さすがに焦っている。


「あっ、また一つわかりました」


 続けて永田が報告するが、今村は苦戦してるのか?


「残り三十秒」

「終わったぜ」


 今村の終了発言が上がり、彩水陣営が溜息の歓声。

 麻衣の元に歩いていき、耳元で答えをささやいた。


「あっ、三つとも当たりだよ」

「終了ーっ。勝者、今村君」


 先を越されたと、向葵里・永田組が肩を落とす。


「負けちゃった」

「俺がもっと早く記憶を読取っていれば……」

「十分よ。さっきと何か違ってたしね」


 二人の会話に今村も参加してきた。


「危なかったが、勝たせてもらったよ。いい試合だった」

「あっ、はい。いい勉強になりました」


 かんなぎサイドの信者が喜ぶが、彩水は目を細めて今村を呼んで聞いた。


「遅かったじゃない。何してたの?」

「記憶に霧のような物がかかっていて……初めてのことだったので、閲覧に遅れを取りました」

「霧?」


 それを聞いた彩水は俺に向き、今村を指差して答えを求めた。

 話を聞いていた俺は、麻衣に向いて質問した。


「麻衣は、もしかして俺が教えた自己遮断メデューサを唱えていた?」

「えっ、うん。忍が珍しく教えてくれたから、ちょくちょく練習してるんだけど?」

「やっぱり。鞄の残留思念にも、その影響が現れていたらしいな」


 おおっ、麻衣にも能力の兆候がでてきている。

 あとでお祝いのチュウを上げないと。


「何だって?」


 俺たちのやり取りを聞いていた彩水が、立ち上がって俺の前まで歩いてきた。


「忍ちゃーん。自己遮断メデューサって何? 私たちの知らない能力、恋人ちゃんにだけ教えてたわけかな」

「あっ、あれ、か、要から聞いてないの……か?」

「情報の開示を要求する」

「俺に権限は無いか……な」

「馬鹿を言え。自己遮断メデューサは、確実に教えてもらうわよ」


 そう言って席に戻っていった。

 要も面倒であまり教えていなかったようで、彼女に任せっきりのつけが俺に回ってきたらしい。

 椅子に座ってまたポテトチップスを食べながら、今村に下卑た笑いで話しを戻した。


「霧が自己遮断としてもゆっくりだったんじゃない? 手を抜いたのかな。ひひひっ」

「まあ、多少は……」


 答えた今村は、椅子に座る向葵里を流し目してから、それから俺に向いて中指を立ててきた。



 ***



 あっ、俺の番になったんだ。

 今村を見ながら立ち上がると、何となく今回の元々の騒動の黒幕がわかってきた気がした。


「向葵里ちゃんには、紳士な対応をするんだな」


 俺も彩水のように、ニヤついた笑いで聞いた。


「何をつまらないことを。いいですか、ボクからの対戦はまやかしイミテーションを希望します」

「ん? 残留思念抽出サルベージじゃないのか?」

「人を舐めてる広瀬先輩を、一撃で倒せそうですからね」


 最近習得したばかりだと聞くが、随分な自信だ。……それとも、屋上の階段落ちを根に持って仕返しとか? あるいはただの腕試し?


「まあ、それでいいなら、俺は問題ないけど」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る