私の「SFは退屈」という思い込みを3分間で変えた作品。
今まで私は、SFが何かということさえ分かっていなかったと突き付けられた。
SFファンだけではなく、少年モノや異能力物語が好きな人も読むべき!
唐突に世界規模で起こった、未来視。
誰もが否応なしに同じ年の、同じ日を見る。見た未来は人によって幸福と不幸に別れていた。そして、世界でもっとも不吉な未来視をした主人公は未来を変えようとする。
未来視の影響で特殊な力を得た子供達が生活する学園の中で、彼はその能力を使った〈未来〉の殺人鬼として忌避されていた。
そんな環境でも、優しさと強さを忘れない主人公が好きです。
そして、やって来たヒロインの二面性にも目が離せない。
彼は本当に時計塔の目の前で大量殺人を犯すのか。
それともその前にヒロインに殺されるのか。
未来は変わるのか、変えられるのか。
貴方も3分後本屋さんにいるかもしれない。
SFの大きな命題に挑戦する、
このお話の冒頭をぜひお読みください。