手紙

「よし!書くか!」


私はペンを走り出した。


【×××へ、

急にこんな手紙を書いてごめん ね。けど、今言っとかないと君 が消えてしまいそうだから言いま す。

ただの自己満足に付き合ってね。


君と出会ったのはSNSだったね。

君が話しかけてきてとても楽しかったのを覚えてるよ。少しやりとりしたら2日で好きだと言われたね。

あの時はびっくりしたな~wなんで私なんかと思った。けど、私は失恋した心の穴を埋めようとしてオッケイをだしたんだ。今を思えば最低だな。私。そうとは知らずに君は喜んでたよね。けど、君は病気持ちと言ったんだ。初めはわからなかった。

なに言ってるの?と思った。けど、お互い様と思って付き合ったんだ。


付き合うと少しずつ君にハマっていって。

好きになったんだ。

大好きになったんだ。

大切な人になったんだ。

今まで付き合った人はいたけどこんなに好きになったのは貴方しかいないかもしれない(汗)。


たくさん言い合って理解した。

けどね。ひとつだけわからないのは。


君にとって私は何?

ただの彼女?

友達?


わからないよ。君が元カノに嫉妬してると聞いた。悔しと思った。

悲しいと思った。私にはそんな事してるかな?わからない。

君に大切な人がいると言われた。その人に会ったら君はどっかに行っちゃうのかな?私はいらないのかな?

君に聞いたらいらなくないって言われた。けど、そんな言葉信じられなかった。ごめんね。こんな私で。

君は優しい。って言うけど私は優しさしかないから。良いところはそれしかないから。

本当は悪いところいっぱいしたんだよ。人を刺したことあるんだよ?


君の声から

大好きと聞きたい。

愛してると聞きたい。


けど、それは叶わないのかな?

病気だから会ってくれないのかな?


病気が直るまで待ってるよ、と言ったけど。

不安だよ。いつになったら直るの?それまでに君は私を愛してる?


それがわからない。

それを今聞きたいんだ。


この手紙を読んだら。


私に聞かせて?


君の 】



「届いたらいいな。」


ふふっ手紙涙でグシャグシャ。


「早く私を出してよ」



不安という

嫉妬という

愛という。



永遠の迷路から。

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