満月に出会いました。

ハァハァ。

ったく。しつこすぎる。

いつもなら巻けるのに。なんで今日に限って。


「満月なのよ~!!」



ここは人間界と魔界が混ざった世界。人間が襲われるということはないと言ったら嘘になる。

まぁほとんど襲われる事はない。

だか、私は違う。何故ならば。


「よこせ!よこせ!」

「そのいのち。」

「その



アルテミスの涙


その涙を手に入れると魔界の上に立てると言われてる。私の他にも涙を持ってる人はいる。だか、アルテミスの涙とアポロンの涙は格別だしい。


ということで私は狙われてます。


あぁもう災厄。

今日に限って鎌がないし。


ハァハァ。

もういないかな?


「巻けたかな?」

「残念♥まだいるよ~」


ガッ!

「うっ、」

「捕まえた♥僕の涙」





[やくそく!

うん!ぜったいにボクがまもる!

やくそくだよ!]


なんで?ヤクソクしたのに。

なんで?お母さんとお父さんはあの子と引き離すの?

嫌だよ。取らないで良い子になるから。取らないで。

ヤクソクしたのに。

けど、可笑しいな君の名前が思い出せない、思い出せないのに匂いは知ってる。



「んっ、イッタ、」

「あっ目覚めた~?」

はっとし、見ると。

そこには吸血鬼がいた。こいつも私の命を狙ってる。殺さないと。

「おぉっとそんな睨まないでよ~」

「睨むなって言われてる睨まない人いませんよ」

「ナイス突っ込み~!」

吸血鬼はケラケラしながら、近づいてきた。私は逃げようとしても手錠が邪魔して逃げられない。吸血鬼は隣に座った。

「ふふっけど、絶対に傷つけないよ。君が大人しく血を差し出してくれたら」

「お断りします♥」

「即答したね~w」

ふざけるな。だったら舌を噛んで自殺する。もう舌を噛も「ダメだよ。死なれちゃ困る。」チッ。

「まぁ、強引にっと。」

ドサッ

あっ、詰んだ。

「奪えば良い。」

「ちょっ、傷つけないと言いましたよね。」

「傷つけないよ。少し味見♥」

「味見って「はーい。お喋りおしまい♥」

噛まれる!


チュッ


えっ?なんでキス?

頭にはハテナがたくさん出てきた?


チュルチュッペチャチュッチュッ////

「んっ////ん~ー/////!!」

「クスクス。可愛い。」

「ハァハァ////な、なんでキス!?」

「味見♥血の方がよかった?」

「バカじゃない/////?」

「まぁいいじゃん。ゆっくり落とすから(ボソッ」

「なっ//////!」

「可愛い。


ねぇもっとボクに見せて?


いろんな


す が た。(クスッ」


「~誰が見せるか!///////」

あぁ、もう私は気づいたんだ。

君はあのときの吸血鬼なんだ。

やっと、


やっと、


「ごめん。遅くなって。

迎えに来たよ。」


「バカ。遅いよ。」


「泣かないでよ。しょっぱくなる(クスッ」


「ナニソレ(クスクス」



「「やっと。 会えた。」」



君を守るためいろんなやつらと戦った。

君を探すためいろんなやつらと戦った。


君と出会うため。


満月に願ったよ。


「私の剣士」「僕の姫様」



ーーーーーーーーーーーーーーーー

おまけ~↓会話文(汗)


「てか、いきなり誘拐する?」

「ん~いや、面白いかな~って」

「バカじゃないの?(呆」

「ひどいな~まぁ、そこが好きなんだけど」

「~バァカ/////」

「あっ照れたww」

「うっさぃ////」

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