野良犬と猫の呼び名※番外編


「ねぇ、なんで日向さんなんだ?」

「名前呼ばれなくていいんですか?」

鈴はにこにこと笑った。

今はサボりが見つかり、反省文を二人で書かされてる。それでなのか鈴の後ろにはイライラが貯まっている。そしたら急に下らない事を葵が聞いてきた。


何言ってるんだ?この人?

「名前呼ば「まてまてまて!そんな事言ってないだろ?」えっ?だって」

「俺は、葵とかがいいの!」

「はぁ?じゃあ、葵さん?」

「さん付けなんだ(汗)」


葵はがっくりをしてる。

だって、名前呼びなんて出来るわけないじゃん。

鈴はまたペンを作文にはしりだした。葵はしょぼんとしながら椅子の上で体育座りしてる。


ハァッなんなのかなー?

「てかなんで急に?」

「え~なんかリナとかはさちゃん付けだけどさ。なんか鈴が言うと暖かみがあるというか優しいと言うか。ガチャン!うおっ!?大丈夫か?」

「だ、大丈夫です。わかりましたから本当に/////」

なんなのこの人?天然か?

女たらしか?いや、それは私だ。

じゃなくて/////


鈴は百面相していたら、葵が急に鈴を後ろから抱き締めてきた。


「ちょっ!日向さん?」

「葵、葵って呼んで?」


~////////

そんな甘い声出したら。


「あ、


~~葵さん!!」

「ん~まぁいいか」

「もういいでしょう?離して!」

「やだ。なんか鈴いい香りする。」

「ちょっ!ひ、な、」

「葵だろ?」


ガラッ

「葵~?終わっ」

「「あっ」」

「何してる~!!」

「リナ!?」

「リナちゃーん(泣)」


タイミングよくリナちゃんが来たからま逃れてたけど、あのまま。

あのまま。リナちゃんが来なければ。


ボッ//////


「鈴?」

「っパリ。」

「?どうした?」

「いえ、なんでもないです。

「あっ、ちょっ」

「じゃあ、私反省文出してきますね?」

「いってらっしゃーい」

「おう。」



ガチャン。


悲しそうな顔してたな。

けどごめんなさい。

やっぱり呼べないよ。


だって呼んでしまったら。


あなたの事が

「もっと。

好きになっちゃう。」

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