応援コメント

第117話 活殺の剣」への応援コメント

  • 拝読しました!

    迷い惑うなかから、これまでの人生全て、清濁を受け入れ飲み込んだ総決算の境地! ガイは「殺すもの」から「活かすもの」に! ここにグロウがいたとしても癒すことができたかどうか、という死病の病魔だけを斬るという絶技に感服です。「なにがあっても相手を救って見せる」という気概があってこそなせた境地、なりふり構わず人を救いたいという心情にはLive For Humanのブラックさんを連想しました。ガイはまだ若い分、ブラックさんほど韜晦した皮肉屋ではない感じですが!

    院長先生を斬って恨みを晴らす(すでにあの瞬間、ガイの心に恨みがあったかどうかわかりませんが)、ということと養父を殺さず救う、ということが矛盾なく両方達成された最高解。院長先生=父を超え、そして救いすら与えたガイ。ガイと院長先生の間にはまだわだかまりもあるかもしれませんが、いずれエリーをここにつれてきて養父との和解などあるといいですね!

    それでは、今日も楽しませていただきありがとうございました! ガイが一撃を繰り出したときは院長先生、斬られた――!? とハラハラしました!

    作者からの返信

     今回もお読みいただきありがとうございます!!

     ガイの一番の奥義については結構初期の頃から考えていました。作品内で相手を殺し切ってしまう力ならエリーの『鬼』の力で充分過ぎると思っていたので、ガイには逆に刀を帯びても相手を殺さずに不能にする、そんな技がいいかな……と思っていました。ただ殺し切ってしまうよりも難しいことなので……それもグロウの治癒の力のような超常の力ではなく、飽くまで人間の力で。

     ガイは口では「斬り殺す」と言いながらも、もちろん本気で殺してしまうかは実はそんなに断行する気は無かったのでした。元院長へのやり場のない怒りからそう毒づいてしまっただけである部分も大きいですね。なのでただ生命を捨てて決着ではなく、一心に鍛え上げた結晶たる奥義を会得して真の決着としました。

     ただ、こういう決着にするなら、もう少しガイの元院長への殺意を口にする描写はもう少し緩和した方がよかったかもしれないですね苦笑

     いつかエリーを連れて来てガイはどうするつもりなのか? その心づもりは次話でハッキリ解るかと思います!! 戦いそのものよりは、次話のようなエピソードを書きたかったかもしれません。