応援コメント

第114話 養父と養子」への応援コメント

  • 拝読しました!

    父と子の愛憎! 愛し慕いながら、それゆえにこそ院長先生を許せないガイ。人間の感情は一面的にはくくれないということを見せつけられるような。ガイの「憎い」「こいつが自分たちを欺かなければ」という感情は「愛していた」「信じたかった」という強い思いの裏返しのようで胸に迫ります。イロハの言うようにこれは逆恨みかもしれない感情、しかしながら清算しなければ先に進めないのも確か。

    最高の聖騎士の技量で殺してくれ、そう乞う院長先生に、ならば決闘だというガイ。はたして決着は本当に命を奪うことでなされるのか。院長先生にとってもガイの手で殺されることが一番の救い、という気はしますが…、ガイにとってはどちらを選んでもより重いものを背負うことになりそう。

    ひとの抱える感情のひだ、しんみりと読ませていただきました! 単純な戦闘とは違う想いを抱えての戦い、この先も楽しみにしています!

    作者からの返信

     今回もお読みいただきありがとうございます!!

     ガイは院長を憎んでいる。と同時に愛し、尊敬している。その感情の板挟みを超えて何かを得る試練…………のつもりでこのエピソードを書き始めました。ガイ的にも乗り越えなきゃいけない出来事だと前々から思いましたし。
     ガイの試練に相応しい物語が書けたでしょうか……読む側の人に判断していただきましょうかね。最近は自分ではなかなか書いたものに自信が持てないことが増えました……。
     それでも続きは読んでもらいたい。次話も読まれることを期待しております。