応援コメント

第107話 片割れとの邂逅」への応援コメント

  • 拝読しました!

    ついに敗者の哀愁漂ってしまった特殊部隊の面々。初手での連携不足と情報共有不足が最後まで尾を引く形に。善戦したとはいえやはり、エリーたちが圧倒する形で勝利という形ですね。そして日々のトレーニングによる地力の鍛錬は裏切らない、という厳然たる事実の裏付け。ここまでライネスたちが窮地の主人公のような雰囲気を醸していましたが、次話からはいよいよ本来の主人公、エリーたち視点に戻る感じでしょうか。

    作戦を次フェイズに、というリオンハルトの意図するところは? 時間を稼ぐ必要があって、エリーたちを釘付けにしておくことですでにそれは達成された、ということは…兵法の常道で言うとニルヴァの町後方に別動隊を送っている気がしますが、それとも必要な時間とはリオンハルトの練気を練り上げるための時間? リオンハルトの練気ってどんな能力なんだろう…? 父親への思慕とそれが与えられなかった、という幼時体験が関わっていそう。与えられなかった=奪われた=他人の練気を剥奪する力、とかでしょうか?

    さておいてアルスリアの、妖艶かつそこはかとなく怖い悦びの表現。グロウのことをつがい、とよぶあたり、グロウは人間味のなかの穏やかさや温かさ、アルスリアは非情さだったり冷酷さだったりを司って二人で全き存在、なのかなぁと思ったりします。愛情味のある態度の中に、カマキリの求愛、みたいな雰囲気を想像してしまいました。

    今日は不躾な感想を書き殴ってしまいまして申し訳ありません! つい、思いついたまま書いてしまいましたがお許しくださいませ!

    作者からの返信

     今回もお読みいただきありがとうございます!!

     とうとう次話で決着です。もうちょっとドラマティックにこのニルヴァ市国防衛戦を描けなかったかな…………と力不足も感じております。なかなかプロット通りにもいかないものですね……作劇術が上達することよりもただ書き進める楽しみを優先させてきた結果とはいえ、我ながらちょっとビターな気持ちです。

     リオンハルトが進める次のフェイズ。開けてみれば、案外単純なことながら、なかなかに重々しいものがあると思っています。リオンハルトの能力も、もうちょっと充分に作りこんでから披露といきたいですね。

     アルスリアからの一方通行の欲情を伴った愛!! 相手は年端もいかぬ少年なのに!! 二十歳そこそこの女性が!! HENTAIだああああーーーっっっ!!!!

     いや、失礼……笑 実際、アルスリアは恐いです。カマキリの求愛。まさに当初はそんなイメージでした!! というか一体何度グロウは貞操の危機に遭えば気が済むのでしょうね…………(まるで他人事)


     でも、そんなアルスリアの心情描写も、話を進めるごとに自分の中で多少は変化がありましたね。次話以降もなかなかに衝撃的な(面白いかはわからないですが……)展開を用意しました。
     次話以降も飽きずに読んでくださると幸甚の至りです!!