応援コメント

第85話 苦悩以上に大切な真理」への応援コメント

  •  拝読しました!

     沙門の教えはあるがままに! ガラテアの管理社会主義とは対極の自然主義という感じですが、とはいえ、心を病んでる人間としては少し耳の痛いところです。何かあったら頼りなさいよ、とご近所に言われても、自分は人と関りを持つことが怖くて頼れないですからね…。うっかり人前にでると自分を抑えられずに暴れまわるかも…というのもあります。これがご近所さんではなく信頼のおける仲間がいれば…という思いですが、遠蛮は仲間を作ることについても臆病だったのでした。

     自分のような人間はまず健全な精神を取り戻すところから始めないといけないのでしょうが、ともあれガイとセリーナ、健全でストイックすぎる二人にとっては有用な教え。助け合うこと、無心にやること、たんまり食うこと、適度に休むこと。市井の沙門がこうして含蓄のある言葉を放つ、というのはあの人を連想しました、アレクサンドロス3世大王に「日影が邪魔だ」といった隠者ディオゲネス。

     では、今朝も楽しませていただきありがとうございました! 2話(実質3話?)エリーとの会話がなかったガイ、遠慮と蟠りを振り払うことはできるか? というところで次話も楽しみにさせていただきます!

    作者からの返信

     今回もお読みいただきありがとうございます!!

     自分なりに言葉にしようとしましたが、やはりこのお坊様の教えは上手く理解して表現し切れなかった気がします……なかなか難しいことだと思いますし。
     作者である僕自身も全く同じです! 他人と関わることも煩わしく感じてしまったり、肝心なところで頼り方がまずかったり。
     健全な精神へ至れるかは別として、僕自身はやはり積極的にコミュニケーションを、とまではいきませんが、創作仲間の集まりなどに参加させていただいていることがとても助けになっています。ただ友人を求めるだけでなく、創作活動をする人は大なり小なり生きづらさを抱えていたりしますからね……技術を称え合うだけでなく『苦しみながら生きているのは自分だけではない』と教われるというか。

     ただ、禅僧の人が至る悟りや真理というものは、漠然としてますが案外シンプルなものな気がするんです。気付くタイミングや準備が大事というか。



     悩みつつも修行の日々が続きます。修行の日々を描いていると、自分自身もひたむきに努力を重ねるべきだな、と謙虚な気持ちになれる気がします。次話以降もお楽しみにしていただけると幸いです。