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2022年7月16日 17:43
拝読しました!イロハの鬼略! 仁なき勇は善ならず、と同じく、不仁、不信のままでは傑出した智謀も本当の意味で仲間とつながれず。とはいえ彼女はほかのやりかたを知らなかったのでしょうし、難しいところ。ガイの諭しが久しぶりに、リーダーとしての彼の重みを感じさせました。いつもながら「創世樹」という作品は戦闘力の成長より、こういう心根、精神性の成長に重きが置かれている気がして素晴らしいのです。ある程度完成した戦闘力がさらにそこから爆発的に伸びるパワーインフレ型の作品より、小さな気づきがつながって起こる、より大きな成長、みたいなものに期待させられます!しかし人質の方々もサクラで実は歴戦の冒険者だったとは…。本当にイロハは完璧に周到にやってのけていたのですよねぇ。町の被害も最小限に計算済みと、こちらで心配することなかった…。ついでに少年美を礼讃して去ったやたらテンションの高いオッサン、彼がいずれどこかで興す伝道の成果も気になるところです。本当に第二のプラトンみたいな大哲学者になってしまうのでしょうか?それでは、本日も楽しく読ませていただき、さらには「信頼」というものについて考えさせられる機会もいただき、ありがとうございました! 今後も楽しみにしていますので、無理をなさらず創作を楽しんでくださいませ!
作者からの返信
今回もお読みくださりありがとうございます!! 実は当初はイロハはここまでの機略を考えてはおらず、たまたま襲撃して来た盗賊団を撃退または捕縛し真っ当に報酬を受け取る……程度のプロットだったのですが、書き進めているうちにもっと劇的で、もっと意表を突いたものに出来ないかと欲が出てきまして、結果、ガラテア軍特殊部隊から助けた辺りから計画していたというなんか凄い策略に変わりました。 でもそれだとさすがにイロハ、目的の為に手段を選ばなさすぎだろう、そして強過ぎるだろうと思ったので、一行でもっとも人間的な良識を持ち合わせているであろうガイに叱ってもらって、まだ若きイロハはそこで気付き、人間的に一歩成長……という運びにしました。ややご都合主義的な展開になったかな、とも思いましたが、冒険だけでない成長物語の一端として描けたことは良かったと思います。 以前にも触れたかもしれませんが、ガイはやや堅物で頑固かもしれませんが、良識と情のあるオトンという感じが強まりましたね。イロハという妹分が増えたことで……。 パワーインフレ型のバトル、冒険ものにも憧れはあって、実際最初はエリーの超人ぶりを派手に展開して無双するような物語をイメージしていたはずなのですが……やっぱり僕自身、書き手として派手なバトルそのものよりはある程度現実的な心の交流や成長に意識が向いてしまうみたいですね…………激しい闘争を描くにはややテンポや軽快さを損なうかもしれませんが、きっとそこも含めて自分の作風なのかも。説教臭くなって作者の主義主張の押しつけになっていないか気になる瞬間も多いですが苦笑 目標の為に十重二十重に知略を巡らせることが出来る商売人・イロハ。今後はそこに人の情や心の有り様も意識するようになるはずです。最初にキャラ創作をした時に抱いたイメージでもそうでしたが、かなり無敵かもしれませんね。でも無敵すぎるのも面白くないと考えるタチなので、エリー一行とはまた違う弱さ、未熟さを描きたいと思いました。 二度と再会することはなかったのですが、あの落ちぶれてしまったおっちゃんもグロウと出会い、志に目覚めました!! きっとのちの世ならば文化に多大な尽力をした偉人と称えられるでしょう!! よかったね!! ビバ・少年美!!!!
拝読しました!
イロハの鬼略! 仁なき勇は善ならず、と同じく、不仁、不信のままでは傑出した智謀も本当の意味で仲間とつながれず。とはいえ彼女はほかのやりかたを知らなかったのでしょうし、難しいところ。ガイの諭しが久しぶりに、リーダーとしての彼の重みを感じさせました。いつもながら「創世樹」という作品は戦闘力の成長より、こういう心根、精神性の成長に重きが置かれている気がして素晴らしいのです。ある程度完成した戦闘力がさらにそこから爆発的に伸びるパワーインフレ型の作品より、小さな気づきがつながって起こる、より大きな成長、みたいなものに期待させられます!
しかし人質の方々もサクラで実は歴戦の冒険者だったとは…。本当にイロハは完璧に周到にやってのけていたのですよねぇ。町の被害も最小限に計算済みと、こちらで心配することなかった…。ついでに少年美を礼讃して去ったやたらテンションの高いオッサン、彼がいずれどこかで興す伝道の成果も気になるところです。本当に第二のプラトンみたいな大哲学者になってしまうのでしょうか?
それでは、本日も楽しく読ませていただき、さらには「信頼」というものについて考えさせられる機会もいただき、ありがとうございました! 今後も楽しみにしていますので、無理をなさらず創作を楽しんでくださいませ!
作者からの返信
今回もお読みくださりありがとうございます!!
実は当初はイロハはここまでの機略を考えてはおらず、たまたま襲撃して来た盗賊団を撃退または捕縛し真っ当に報酬を受け取る……程度のプロットだったのですが、書き進めているうちにもっと劇的で、もっと意表を突いたものに出来ないかと欲が出てきまして、結果、ガラテア軍特殊部隊から助けた辺りから計画していたというなんか凄い策略に変わりました。
でもそれだとさすがにイロハ、目的の為に手段を選ばなさすぎだろう、そして強過ぎるだろうと思ったので、一行でもっとも人間的な良識を持ち合わせているであろうガイに叱ってもらって、まだ若きイロハはそこで気付き、人間的に一歩成長……という運びにしました。ややご都合主義的な展開になったかな、とも思いましたが、冒険だけでない成長物語の一端として描けたことは良かったと思います。
以前にも触れたかもしれませんが、ガイはやや堅物で頑固かもしれませんが、良識と情のあるオトンという感じが強まりましたね。イロハという妹分が増えたことで……。
パワーインフレ型のバトル、冒険ものにも憧れはあって、実際最初はエリーの超人ぶりを派手に展開して無双するような物語をイメージしていたはずなのですが……やっぱり僕自身、書き手として派手なバトルそのものよりはある程度現実的な心の交流や成長に意識が向いてしまうみたいですね…………激しい闘争を描くにはややテンポや軽快さを損なうかもしれませんが、きっとそこも含めて自分の作風なのかも。説教臭くなって作者の主義主張の押しつけになっていないか気になる瞬間も多いですが苦笑
目標の為に十重二十重に知略を巡らせることが出来る商売人・イロハ。今後はそこに人の情や心の有り様も意識するようになるはずです。最初にキャラ創作をした時に抱いたイメージでもそうでしたが、かなり無敵かもしれませんね。でも無敵すぎるのも面白くないと考えるタチなので、エリー一行とはまた違う弱さ、未熟さを描きたいと思いました。
二度と再会することはなかったのですが、あの落ちぶれてしまったおっちゃんもグロウと出会い、志に目覚めました!! きっとのちの世ならば文化に多大な尽力をした偉人と称えられるでしょう!! よかったね!! ビバ・少年美!!!!