君のことが好きなんだ

殺す 君は軽く言ってくれるけれど

死ね 君は簡単に言ってくれるけれど


死んでくれても良かったんだよ?

僕は笑顔で君に言う


それは偶発的に起こった事故。君は階段を踏み外して転がり落ちた。

幸い怪我は軽かったらしく、君は呻きながらも自力で起き上がろうとする。


死んでくれても良かったんだよ?

たかがこれだけの言葉なのに、殺すだの死ねだのと頻繁に言う君が、どうしてそんな顔をするんだい?


死んでくれても良かったんだよ?

君に手を差し伸べ僕は微笑む。歪んだ顔で僕を見つめる君が愛しい。



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言葉には覚悟がいると知れ

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