終わりに
こうしてぎゃあのぎゃあのと文句を連ねてきた中で、少しでも誰かの気持ちに響けば嬉しいです。 (終)
……こんな短文で終わりの挨拶を済ます訳には行くまい。
そもそも文章とは、装飾すればするほど鮮明になり研磨されるもの、短い言葉で人の心に届けるのは至難の業だろう。
だからこそ、人は学び失敗する。その過程で様々な装飾語を知り、使おうとして、間違えて、また学び失敗する。こうして知識も研磨され、文章に表れる。
この過程を知れば、もうこんな安っぽいエッセイに頼る必要など無い。自分の腕、知識を信じて進めば良いのだ。
さあ、立て。スマートフォンと辞書、もしくは筆と辞書を携え、机に向かえ。
そして戦え。羞恥、事実、諦念、全てを今だけでも忘れ、自分だけの世界をその目の前の紙や端末に叩き込み描け。
そして誇るのだ。────自分は「ものを書き、それを世間に知らしめることができる」と。
そこから全ては動き出す。
そして時を経て、このエッセイが錆びて廃れ、忘れ去られた時が、文化の成長となって万人のもとへ届く。
忘れてくれて構わない。このエッセイが、誰かの戦いの糧になったという事実が残れば、それでいい。
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