登場人物紹介②・カミオカ編

■カミオカ(神岡鉄郎)


 年齢48歳、身長183cm。ガタイが良く、彫りの深い顔だちをしたなかなかのナイスガイです。


 作中から数年前、ミヨを庇って野良ロボットと交戦した結果右腕を失い、オコノギが製作したアホみたいに強力な義腕を装着しています。義手の形は本物の手に近いですが、無骨でメタリックな感じです。


 幼い頃から宇宙に憧れ、史上最年少の宇宙飛行士として夢を実現させました。作中の世界では、日本人として初めて火星の土を踏んだ割とすごい人物です。


 気さくでひょうきんな性格の為に子供達からの人気も高く、メディアにも結構な頻度で顔を出していました。


 ただ、クドリャフカ計画のリーダーに抜擢された事は本人としては不本意だったらしく(別にロボットを差別していたわけではありませんが、地球外生命体との接触という名誉を機械に奪われる事に不満があったようです)、オズマの事も最初は邪険にしていましたが、オズマの人間顔負けな頑張りに触れた事で考えを改めました。


 この経験があるからこそ、カミオカはオズマが研究所でただ埃をかぶっていることに我慢できなかったのでしょう。オズマの能力も頑張りも、一番間近で見ていたのが彼だったのでしょう。



 基本的に自由人ですが、決める時はビシッと決める人物です。いつでも前のめりでポジティブな姿勢のお陰か、色んな人に好かれます。


 しかし、規律などあまり気にしない性格で、ロマンにまい進するあまり家庭の事を顧みない面があった為、妻とは仲たがいの末離婚、実子である昴の抱える劣等感(誰にでも好かれる父、加えて自分以上に期待されるオズマへのもの)にも気づいてあげられませんでした。現在ではその事を深く後悔しているようです。


 小説内では、鬱々した雰囲気を和らげるのと、物語の展開を引っ張る役割を持たせたため、ゲーム内よりもひょうきん度が増して馬鹿っぽくなっているかもしれません。すみません。


 個人的にはカミオカはオズマと並ぶ第二の主人公だと思っているので、物語の大半はオズマ視点で進みますが、最初と最後はカミオカ視点となっています。


 夢やロマンを追い求めたり、いつまでたっても大人になり切れない子供っぽさがある一方、過去に様々な苦難や失敗を乗り越えてきていることもあり、他者を思いやったり、誰かの支えになったり、若者たちに希望を与えようとする、そんな大人な一面もあると思います。本人も気づいていないかもしれませんが。


 ちなみに48歳の芸能人を調べてみたところ、福山雅治や大沢たかお、ますだおかだの岡田、高嶋ちさ子、杉本彩、つんくなどが出てきました。……まだまだイケるやん!

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