10代の頃の情熱とか迸るパトスとか

いや本当、どうなったんだろって思いますわ
ほとんど生まれた街から出ていない自分ですら、そういう過去に置き忘れた、いや過去に無くしてしまい後悔している物が多過ぎますわ

主人公が出張で自分が生まれた街・秋田へ戻り、過去を思い出すだけの話ですが、僅か1000文字ほどの短文なのに彼の反省が生々しく描写されてますね
特に思い出す彼女の思い出、既に連絡も取れなくなって久しく、ましてや短い出張内で出会うといった奇跡も起こりようがなく……

まさに粉雪の様に消えた思い出を必死に思い出す主人公に共感します
自分はこの1000文字に満たない主人公の物語よりも薄っぺらい人生ですが^p^