昨日から、一

「つかもう向こうの製品使うのやめようかな、マジむかつくわアイツ等。」

 スマホで中韓叩きのスレを見ていたのだろう、オラオラ系を履き違えてるようなタカ(佐藤高志)が、広くなりかけのオデコにしわを寄せながら言うので合わせて頷いとく。ネトウヨだから韓国人よりも韓国の歴史とかに詳しい中学からのツレは、リアクション芸人のようにとりあえずでかい声で言い、それに「そんなこと言ってもさ、お前の使ってるそのⅰPhone中国製じゃない。」とドリンクバーのダージリンを注ぎながらエガ(江頭博之)が返す。床屋で髪を切ってるだろうタカとは対照的に、美容室で軽くパーマを当てているこいつは勤務時間中は定食屋に行くときにもIDカードを首から下げてるサラリーマンの典型みたいなやつで、格好も上下ジャージ(本人的にはよそ行きのadidas)で黒いクロッグのサンダルのタカと違ってH&Mなど、金はかかってないがそこそこのファッションを気にしている。タカの顎に剃り残しが残っているのと対照的に、コイツのそれはオサレでやっているのだろう。多分。

「はぁ、何言ってんのオメェ?ジョブズどう見てもアメリカ人じゃん。」

 俺が思わずメロンソーダを吹き出す前に「お前、ジョブズが工場でiPhone組み立ててるとでも思ってんのかよ……。」とエガが突っ込んでくれるが、負けじとタカも「いやいや俺が言ってんのはそういう意味じゃなくってさ、向こう独自のもんを使わねぇってことだよ、わかる?麻婆豆腐食わねぇとかさっ。」てな具合でオーバースローでダーツの矢を的に外すように言い返す。流石にエガもうんざりしたように「それだったらそもそも豆腐も食べらんないだろ?」と言いくるめようとするもエガにだけは負けたくないタカは「冷奴は日本のもんだろ。」とわかって言ってるのかどうかわからない返しをする。まぁいつもの茶番だ。

 事あるごとにこの二人は張り合おうとする。というか、タカは基本思いつきで話すので大体部が悪くなるのがいつものことだ。エガが止めを刺すように言おうとすると、「そういえばさぁ、昨日「お笑いグランプリ」見た?優勝したコンビすごい面白かったよね。」とマチャ(平田正章)が割って入ってきたので、嫌中ネタをわざと忘れるように「アイツ等決勝のネタよりも、準決勝のネタの方が面白くなかった?」とタカが乗ってきて、そして「俺は準優勝のコンビの方が好きだったな。」とボソッとエガが言い、やっぱり「アイツ等ダメだよ、なんつーか顔がテレビ向けじゃない、華がないじゃん。」とタカがまたもや言い返す。

 やはりお互いに少し張り合うように話し始めることになった。マチャは苦笑いをしながら斜向かいに座る俺に「亮ちゃんは観なかったの?」と、また話をずらそうとした。終始コイツは緩衝材の役割をしてくれるので助かる。とはいえそれはコイツ特有の優しさというよりも、重厚なゴムの塊のような筋肉を、数時間置いた鏡餅みたいに弾力のある脂肪で包んだ相撲取り的体型と昔キレて中二の頃ウチの学区で一番が強いと思われてた三年の梅村・通称バイソンを生き物係のこいつが大切に育てていたニワトリをいじめたという理由で泣きながらマウントポジション取ってホコボコに殴って頬骨骨折させて病院送りにしたという経緯があるからなのだけれども。そんなチワワの皮を被った土佐犬みたいなマチャの機嫌を損ねないよう、「仕事だったからさ、見逃したんだ。もうネットで上がってるかな?」と丁寧に受け答えておく。

「どうだろ。そっか、土日も仕事なんだったよね。大変だ。」

「警備員やってんなら親の死に目には会えないと思え」というのは会社の金をギって飛ばされた元上司の言葉だが、そんな感じで給料安いくせにいっぱしに仰々しい覚悟を求めるのが俺らの世界なのである。

「つうかさ、お前いつまで警備の仕事やってんだよ?結局バイトだろ?」とか、タカがふんぞり返りながらタバコの煙を吐き出し言う。

「バイトじゃねぇよ、準社員だよ。てかお前こそ大丈夫かよあの焼肉屋ブラックって相当言われてるぞ?」と、お前には言われたくないんだよと俺は足の引っ張り合いの泥仕合に持ち込んだ。

 タカはバイトが長いという理由で社員に繰り上げられ店長をやらされるようになっているが、本社の方からの圧力で昼間の空いてる時間でのシフトはバイトに給料を払えず、とはいえ人手を削るわけにはいかないので、持ち出しでその分スタッフに食事をおごるというやり方で人員を引き止めていた。

 タカはまだ全然ついていない灰を落とすように灰皿でタバコを叩き、「そう言ってもよ……他にやれる奴がいないんだからさ、仕方ねぇじゃん。大体ブラックブラックって神経質になりすぎなんだよ。今時大体会社なんてそんなもんだろ?」と灰皿に消えた残り火みたいにシュンとなり、そんなタカに合わせて「俺らが就職できるようなところがな……。」と、なぜか俺も自滅した。

「そう言って自分を卑下すんなよ、今からでも何か地方公務員とかなんなり目指せばいいだろ。勉強したりして。三十になったらいよいよ余裕がなくなるぞ?」

 落ち込む俺らにエガはそう言うが、しかしそんな言葉は地元のオバチャン達にとってはマーチの次に有名な大学を出たこいつから聞かされるとげんなりしてしまう。

「勉強、もうしたくねぇし。なんかこう一発逆転みたいなのねぇかなってさぁ……。」

「そういうこと言うやつ、『闇金のウシジマくん』に出てきそうだな、タカ。」

「お前、消費者金融に手を出してんのか?」ダージリンを口に運ぶ手を止めてエガが言う。

「そこまで落ちてねぇよ。」と、ひねた様にタカが言うが、エガは「ビビらせるなよ。この間キャバクラで使いすぎたとか言ってただろ、洒落なんないって。」とガンガン突っ込んでいく。なので俺は「キャバじゃなくて、ピンサロな。タカ、まだ膿出てんの?チンコから。」と話を脱線させるため、しれっと線路に置石をした。

「マジびびったわあん時ゃ、俺、先っぽから黄色いネバネバが出て来た時、自分がミツバチになったと思ったもん。」愉快そうに言うタカ。

「……そろそろ俺出るわ、明日早いし。」タカに釣られる様に体をくねらせ口をいやらしく歪ませながらおどけて笑う俺らに呆れたように、エガは携帯で時間を確認した。

「もう出んのかよ?まだ十時だぜ?」タカが目を見開いて勝ち誇ったようにエガに問う、将棋盤ひっくり返すようなまねをしといてこの笑顔である。

「体がきついんだよ、もう俺たち来年三十だぜ?いつまでも若いノリじゃないって。」

「さすが大卒は違いますねぇ、しっかりしてるねぇ。」いちいち大きな声でタカが言い、それに「自己管理ってやつ?ホワイトの特権だね、ブルーにゃできないよ。」と俺が悪乗りした。

「アホくさ、金置いとくぜ。千円で足りるだろ?」

 千円を財布からシュッと取り出すと、エガはそれを伝票入れに伝票と一緒に突っ込んだ。

 振り向きもせずファミレスから出て行くエガを見ながらマチャが言う。

「何か、最近エガちゃんサバサバしてるよねぇ……。」

「別に前からああだろ、カンパクなんだよ。」

 タカ、それ言うなら淡白な。秀吉じゃねんだから。流石に向こうは会社員でこっちは三十前にバイトとなると生きてる時間が違うのかね。いやきっとそうなんだろう、中学からつるんでる俺らだけど、高校大学勤め先と少しづつ生き方に差が出来て、それが生き方にも及んでる気がする。

「でもさ、エガちゃんが言った通りだよね……」

 大きい体に不釣合いな白く小さなマドラーでコーヒー混ぜながらマチャが言う。

 パーカーのフードをソファの背もたれの上の方で丸め、枕替わりにして首をもたれさせてくつろいでいたタカは首を戻し「何が?」と返す。

「いやさぁ、三十前になってこのままのノリでいいのかなって。」

「まぁ、確かにな。最近ジャンプなんかでも漫画二つぐらいしか読まなくなったからな……。」

 よく分からない事を言いながらしみじみとタカが頷いた。

「それがどうしたんだよ?」

「いつまでも少年じゃないってことだよ。」

 コイツの感慨はいつも回りくどいな……。

「とは言ってもねぇ、じゃあなにしようってどうしようもないからさぁ……。」そこまで悩むと、タカが何かを思いついたように顔がハッとなったがどうせロクでもない事だろうと思ったら「そうだ俺、ユーチューバ―目指そうかな。」と、やっぱり想定の範囲内だった。

 実は知らず知らずのうちに下り続けていた長くゆるい坂道、働いても働いても国保と年金と実家に入れる金で無くなって、毎月2、3万貯金できるのがやっとの現状だ。その貯金だって同級生の結婚式なんかの思わぬ出費で飛んでいく。払わなきゃいけない明細がよく分かんねぇ所から常に飛んで来るから、とりあえず金を稼ぐ手段に寄り添って生きていかなきゃならない。下っていること以外どこに向かっているのか分からないのに、誰かがケツをひっぱたきやがるんだ。

「やっぱさぁ、パーっと一発逆転みたいなの起きねぇかなぁってきになるわ、なんか人があんま死なないくらいのささやかな戦争みたいなの。」

 タカが窓の外の夜空を眺めるように言う。星に戦争を願うのは有史以来こいつくらいのもんだろう。「タカ、お前結構本気で言ってんのな……。」

 ふと警備会社の司令室の人間が読んでたいかがわしい本を思い出した。なんか「災害時にはこういう混乱がおきる」とかいうニュアンスの本で、そいつは特に地震の時にATMがどう作動するかというところを熱心に読んでいた。どいつもこいつも考えてることは似通ってんだよな。

「エガちゃんが言ってたように公務員とか目指してみたら?実は僕も最近勉強し始めたんだよね。やっぱりこのままじゃいけないと思ってさ……。」

 マチャは俺たちと違って高校から付き合い始めた相方がいる。確かに俺らよりも先のことは真剣に考えなければいけないのだろう。もう十年付き合っていて結婚に踏み切れないのはやはりコイツも今のところ携帯ショップの店員という身分ではどうしようもないからだ。

 しかし、やはりエガと張り合おうとするタカは「マジかよ?いや、でもアイツの言うとおりやるのもシャクだしなぁ。」と、より一層、深々と丸めたフードに顔をうずめる。

「タカちゃんそんなこと言ってる場合じゃないんじゃ……。」

「例えば逆玉とかどうだろ?どっかの金持ちの女引っ掛けてさ、この際ブサイクでもなんでもいいや。」

「そんなのとどうやって出会うんだよ。」

「こう、死にかけのババアでもいいんだよ。俺ァ頑張って舐めるちゃうよ?ババアのしわくちゃのマンコでも、金のためなら。」

「ふはっ、でもババアって長年使ってないから結構綺麗らしいぜ、アソコ。」

「二人とももうちょと真面目に……」

「いや、社会に還元すべきでしょジジババが溜め込んでるような金をさ。俺も助かって社会のためにもなって一石二鳥じゃん?後は適当に保険金かけて殺しちまうとかぁ?」

「どっちにしたって夢物語だな。」

 「ファミリー」レストランだっていうのに、俺たちはことごとく下品で不謹慎な話をする。シーザーサラダひとつ頼んで後はドリンクバーで粘り続けるたぁ随分と迷惑な客なんだろうな。

 エガがいなくなって三十分くらい経った頃に俺らもファミレスを後にした。俺らの地元の立川は数年前に駅前に伊勢丹とかができて随分と開けたけれど、歩いて数分もすればアスベストむき出しの階段があるような前時代の建物が並ぶ暗い路地につながる。日本におそらく同じ名前の店舗が数百件はあるだろう「麻雀リーチ」と窓ガラスにペイントされた雀荘、怪しげな雑居ビルの入口にこれまた紫色に怪しく光る謎のマッサージ店の看板、料金体系は以前のものの上からビニールテープで潰され今では60分7千円になっている(つか前は一体いくらだったんだよ)。そんな俺らの人生そのものみたく暗い道を取り立ててやることもなくブラブラと歩いていると、タカが「おっ」と何かを見つけたらしくコンビニに入っていった。コンビニでファッション誌を立ち読みしてる赤ジャージの、髪を洗ったばかりなのだろう、少しクシャついた長髪の女の後ろ姿をガン見しながら通り過ぎると真横で、逆に不審に思われちまうだろう結婚情報誌を読み始めた。その女が本を読むのをやめるとタカは後ろ姿を鑑賞しながら少し遅れてコンビニから出て行く。

「どうだった?」

「五十点ってところかな。」タカが惜しい、という表情で言う。

禿げ&ガリのクセに何いっちょ前に点数つけてんだか。大体何点満点なんだよ。

「いやいいねぇ、最近ケバい女よりも生活集漂うああいったのに欲情するようになったわ。」

「声かけねぇの?」

「アホかできるわけねぇだろ。でもあの女暗い路地入っていったからそのまま後つけてさ……」

「ナンパはできないのにレイプ出来るってどういう思考回路だよオメェ。」

「赤信号はみんなで渡れば怖くないだろっ。」

「一人で渡れや。」

 そんな俺たちから三歩ばかり距離を取るようにマチャが笑っていた。

 ……だいたいいつもこんな感じだった。メール一つ送りさえすれば、いつものファミレスのいつもの場所にいつもの仲間たちが集まった。来年三十にもなろうというのに俺たちの話題は今週号のジャンプと気に入らないタレントの悪口、バイト先であったムカつく話、減らさねぇとヤベェよな体にも財布にもと言いながら延々と煙を吐き続け、なんか俺たちこのままじゃやばいんじゃね?とかいうのが年を追うごとに焦燥感が降り積もっていったけど、でも地元にいれば親もいればダチもいるからなんとかなるわな、とかいう暗黙の答えに行き着いていた。だらだらと出口のない日常がただ通り過ぎていって、なんかどうにかしたいんだけど、それをどうにかできる力量が自分にはどうにもなんないことがこれまでの人生で分かっちゃってて、なんか下克上的な何かが起こってくれりゃ俺だって海賊王を目指せるのに、なんてことをダチにも打ち明けられずにやっぱり時間だけがただ過ぎていく、そんな繰り返しの日々だった。あの時までは。


「……揺れてません?」 

 警備先のオフィスビルの喫煙室で吹かしてたら、軽い電車の揺れみたいなのに気づいて、何とはなしに隣にいた同僚に言って、同僚も「揺れ……てるね。」と言ってから暫くしても揺れが収まらずそれどころか次第に強くなって、俺達はまさに「固唾を飲んで」揺れを見守ってたんだけど、それでも一向に止む気配がなくて、「いや、これやばいんじゃね?」とか思ってたら周りもひきつった笑いを浮かべてタバコを持ちながらオロオロしてて、その揺れがローカル線の電車内くらいになり始めて俺はようやく「やっべぇだろコレ、やっべぇだろ」って独り言を言いながらタバコの火をそのままに部屋から出てる事にしたんだけど、よく考えたら地震が起きてる時に五十階建てクラスのデカいビルにいた場合って何すりゃあ良かったんだっけと思ってさ。いや、小学校では机の下に隠れなさいって教えられた記憶があるんだけど、何かこの揺れってそんなこと意味がなくないって直感させるような、要するにこれビルがぶっ壊れるんじゃない?って感じの揺れで、取りあえず分かることはここは七階ってことで、つまり机の下にいても上の四十三階分が落ちてきたら助からないし、床が抜けた時のために廊下の壁に張り付いて踏ん張ばるという無駄な抵抗を試みたわけだけど、やっぱりそんな努力が無意味なんじゃないかというくらいの揺れになって、そのレベルになると人の力なんか及ぶはずもないのに足に力入れまくって土俵際の一人相撲やってたら何とか地震が収まってくれたんだけど、ほっとしたのもつかの間清掃のオバチャン達は腰を抜かして動けない人がいるわ施設のエレベーターの機能なんかは停止するわ、オフィスの人間に俺が警備員なもんで電車はどうだの施設の復旧はいつだのあれこれ訊かれても前代未聞の災害なんで答えられなくて、仕舞にゃ「何のためにいるんだよお前等っ。」って弱り目に祟り目みたいな感じで怒られてホトホト疲れてちゃって、しかも夜になっても電車が動かなくて帰れないんで、頑張ってとりあえず大きな駅にいけば何とかなるかって六本木から渋谷まで歩いたんだけどやっぱり電車はなくて、路頭に迷ってたら同じ境遇のやつらが駅の構内で体育座りしながらうなだれてて、その様が昔みた戦争映画の防空壕のシーンとダブっちゃって(会社支給のヘルメット被ってる奴もいるんだもん)、もしかして日本とんでもないことになってんじゃないのって実感がようやく夜になって出てきて、そんないつもの見知ったのとは違った顔の渋谷を見ながら気づいたんだけど、「街」ってのは建物があるから街じゃないのな。人がそこで何か規則制みたいなのもって動いて初めて「街」とか「都市」になるわけで、その規則で人間が動けなかったら、その建物の集まりはとたんになんか廃墟とかになるんだよ。そんな感じでこれまでの日常が180°近く変わってるっていうのに、でもそれをどっかで楽しんでるところもあって、例えば映画の『アルマゲドン』とかで、世界中の都市がブッ壊れんだけど、何故かその様に心がときめいちゃうみたいな、ひょっとして何かおもしれぇこと起きてんじゃないかっていう、しちゃいけないような期待を抱いちゃってる自分がいて、前々からあった「こんなツマンネー日常終わっちまえばいいのに」って思ってた、自分の密かな期待を神様が叶えてくれたんじゃないかって、不謹慎だけど正直遠足の前の日のガキみてぇね気持ちになっちゃってたわけ。

 まぁ、次の日ダチに会いに行こうとファミレスに寄った時、二四時間営業のファミレスが真っ暗だった時に、ああ、世界は俺が望むようには変わってくれないんだって、たったの十数時間で甘い期待が裏切られたことを知ったんだけどさ。

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