鳥肌の日

 水たまりに波紋が踊ってる

 さっきまで晴れていたのに

 汗がずっと引かなかったのに


 通り過ぎていく沢山の自動車

 色を濃くしたアスファルトを滑っていく

 自動販売機 ただ一人きりで


 湿った匂いが稲穂に沈んでく

 そしてその優しい風景は

 ヘルメット越しに僕を安心させる


 窓を時々開けては

 ずっと続く灰色の空

 いつまでも見ているよ

 

 する事がないのなら 

 ずっとずっと眠っていよう

 このまま夜を通り過ぎたって


 スピーカから流れる新譜

 ずっとずうっとリピートしてる

 全て聴く事無く夢に堕ちていく


 月を映す水たまり

 全ての音を失った世界

 雲は そして また空を覆う

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