いつものルート

 お気に入りの靴履いて

 お気に入りの音楽連れて

 お気に入りの景色を見にいこう

 さあ


 海の見える景色

 浜辺と平行に

 もう夏みたいな雲を見上げながら


 散歩中の犬とすれ違う

 二人ゆっくり歩いていくよ

 いつも先を急いでた

 あの頃をちょっと思い出す


 潮風が頬に気持ちよくて

 防波堤の先まで歩いていって

 思い切り背伸びをしたら

 心のもやもやすっと消えていく


 真っ青な空はいいね

 心がどこまでも澄み切っていく

 地元の景色 笑っちゃうくらい何もないけど

 ずっと昔からこの景色が好きなんだ


 街は目まぐるしく変わっていく

 地図はすぐに古くなっていく

 覚える暇も無いほどに それは


 風と遊ぶ木陰に寝そべって

 静かな静かな田舎道

 どうかいつまでもこのままでいて

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