尻茶碗・後編 ~クロコの章~
あたしは拝殿の階段で足をブラブラさせながら、いつものガキどもが帰っていくのを待っていた。
時刻は夕方。ゆっくりと夕陽が沈もうとしている。
風が吹いてイチョウの葉がざわめいている。
イチョウが風の感触を楽しんでいるのが伝わってくる。
あたしも少し目を閉じて、頬に当たる風の感触を楽しんだ。
🦊
「ココも寂しくなっちゃったな……」
ここも昔は
神様にお願いごとをもって、たくさんの人が石段をしょっちゅう登ってきていたのだ。それこそ何百年と続いてきた神社だったのだ。
「……でも仕方ないのよね」
それは分かっている。時が流れるというのはそういうモノなのだ。ここは廃神社になってしまったけど、それでも鎮守の森の木々は今も美しく、空気は清浄この上なかった。
それはたぶん山吹先生のおかげなんだろう。あの人は……
🦊
「じゃあ、またねーセンセー」
ガキどもの声が聞こえてきて、あたしはあわてて拝殿の奥にするりと隠れる。
ガキは苦手だ。たまに勘のいい奴がいるから。
そのガキどもはわいわい騒ぎながら鳥居をくぐり、街へと降りる石階段を降りていった。そう言えば『トシオ君』という子供が杖をついていた。子供というのはそそっかしいから、きっと怪我でもしたのだろう。
そういうものだ。子供なんてしょっちゅうどこかしら怪我するのだ。
こういうのは昔から変わらない。
「さて。先生のとこに戻るかな」
空を見上げると太陽は完全に落ちていた。
今は群青色の夜空に銀色の小さな星が瞬き始めている。
人の時間では夕暮れ、妖怪にとっては朝焼けの時間だ。
🦊
「先生、こんばん……は」
と挨拶したところで、思わず固まってしまった。
「……はい、こんばんは……」
上の空でそう答えた山吹先生は、せっせと小判を磨いていた。ハンカチを小さくたたみ、時折息を吹きかけながら、指先で細かく細かくせっせと磨いていた。その甲斐あってか、小判はまばゆく輝きだしていた。
ついでに言うと、先生の目はその黄金の輝きに魅せられて、明らかに悪い色を放っていた。
それは、なんか哀れになってきちゃう光景だった。
🦊
「またいらしたのですか? クロコ君」
そう言いながらも先生は小判から目を離さない。あたしがあげたんだから、取るわけないのに。でもたぶん、先生はそれすら忘れてる。
「ねぇ先生、そろそろ晩御飯の時間じゃないですか?」
「おや、もうそんな時間ですか? フフ」
口元に何とも言えない笑みを浮かべ、またチマチマ磨き続けている。
「……実は電話を待っているんです。知り合いに古美術商がいましてね。彼に小判の事を話したら、調べておいてくれるというんです。彼が言うにはひょっとしたら掘り出しものかもしれないって、フフフ」
🦊
「それって伊万里さんのことですか?」
「ええ、彼は骨董品には詳しいですからねぇ」
あたしはまたため息をつく。
話に出てきた古美術商の『
先生、またあいつに騙されちゃうんだろうなぁ……と思っていたところでタイミングよく電話が鳴った。
もちろん『伊万里』からだろう。
🦊
「はい山吹です! 伊万里さん、電話お待ちしておりました! ええ、ええ。まさに今磨いていたところですよ。間違いなく本物……って、えっ? そうなんですか?……それは残念です……はぁぁ、そうですか……そういうものですか……いえ、それでは……そういうことなら、仕方ないですね……え? いいんですか? それならこれからお持ちします!」
嬉しそうだった先生の口調が段々とトーンダウンしていく。
たぶん伊万里はあの小判には価値がないと話しているんだろう。でも先生との仲だから特別に買い取りますよ、とかそんな話。聞いているだけでも予想はついた。
最後に先生は深々とお辞儀をして電話を切った。
🦊
「山吹先生、いくらって言われたんですか?」
「それよりクロコ君、キミ、あれはどこから手に入れたんです?」
「まぁ……知り合い、ですね。で、いくらって言われたんですか?」
「五千円だそうです。本当は五千円も価値なんてないけど、特別に買い取ってくれるそうです」
やっぱり!
実物を見てもいないのに、またずいぶんと吹っかけてきたものだ。
もう怒りで拳がプルプル震えてきた。
あいつの店の陶器、全部叩き割ってやりたいっ!
「……どうやら、私もあなたも騙されたようですね」
先生は悲しげにそうつぶやいた。
そんな先生を見てあたしは心底かわいそうになってしまう。
同時にこうも思うのだ。
この人はあたしがついていないと、あたしが守ってないとダメだ、って。
🦊
「とにかく交換に行ってきます。五千円でも、ないよりマシですからね」
「じゃあ、あたしも一緒に行きます」
先生はちょっと意外そうな顔をする。
「珍しいですね、街にでるなんて」
「あたし、骨董品には目が効くんです。交渉も出来ますよ」
先生はちょっと考え込んだが、すぐににっこり笑った。
そしてあまりに自然に、スッと右手を差し出した。
🦊
(これはやっぱり……手をつなぐってこと、なの? そうなの?)
あたしの顔がカーッと燃え上がる。
ちょっとこの展開は予想していなかったのだ。
(手をつないで歩くの? いいの? いいの?)
「どうしました?」
先生がステキな笑みを浮かべ、またにっこり笑う。
(いやいやいや、なんなのこの展開?)
「夜道は危ないですからね」
先生はステキな笑みを浮かべたまま、あたしの事を待っている。
🦊
「あ。はい……」
あたしの口からはこんな言葉しか出てこない。
そして指先で先生の手をちょこんと握った。
あったかい。それに大きい。
そういえば先生に触れたのはいつ以来だろう?
「じゃあ夜の散歩としゃれこみましょうか」
「うん、はい!」
そうしてあたしたちは、病院を出て参道を歩き出した。
鳥居をくぐると、ちょうど目の高さに月があって、銀色の月光が手をつないだあたしたちを優しく照らしていた。
と、ここまではいい雰囲気だったのに……
🦊
神社の階段を降りてわずか三歩目。
二人で夜のお散歩に歩き出してわずか十秒。
階段に茶碗がいた。
あった、ではない。いた、だ。
その茶碗には小さな手と足があり、目と鼻と口があった。そしてピョンピョンと飛ぶように階段を上がってくると、あたしたちの足元で立ち止まった。
もう考えるまでもなく、モノノ怪だった。
🦊
「おや、ずいぶんとまた可愛らしい妖怪ですね」
先生はスッと石段にしゃがんだ。
あたしは怒りに拳を震わせ、そいつを見下ろした。
ああ、今ここで踏みつぶしてやりたいっ! せっかくのあたしと先生の甘い時間を邪魔してくれて! ああ粉々になるまで踏みつぶしてやりたいっ!
そうは思ったけど、そんな顔をするわけにもいかない。
「ひょっとして、あなたは付喪神さまですね?」
先生はその茶碗を両手のひらにそっと乗せて持ち上げた。
ごはん茶碗くらいの大きさと形の、厚みのあるどっしりとした茶碗だ。
その姿からしてなかなかの代物らしい。なんとなくそんな風格がある。
だがお腹の部分が三角形に大きく欠けていた。
🦊
「ワシの名は
その茶碗は『じじい』のような言葉と声でしゃべった。
「それはそれは、ずいぶんと珍しいお名前ですね」
先生は楽しそうに答えた。
「まぁな。
「なぞなぞですね? うーん」
考えている先生はなんだか楽しそうだ。
はて? 何が楽しいのかさっぱりわかんない。
だが先生は「ははぁ」と顔を輝かせた。
山吹先生、この手の年寄りの話にも平然とついていくのだ。
🦊
「わかりましたよ。あなたの正体は『大井戸茶碗』ですね。『おおいど』を『おいど』、つまり『お尻』としゃれたわけですね?」
「ほうほう、お若いのになかなか洒落の分かるお方じゃな」
「そんな、めっそうもない」
すっかり二人は意気投合している。そんな様子がまたむかつく。先生と楽しくしゃべっていたのは、あたしなのにっ!
🦊
「それで今日はどうしました?」
と先生。階段にしゃがみこむと、茶碗を捧げ持つようにして尻茶碗と話している。しょうがないからあたしも隣に座る。
「実は、ちと困ったことになりましてな」
尻茶碗は両手をお腹の三角形の隙間に入れた。それからゴソゴソと中を探り、やがて、欠けていた部分のカケラを取り出した。
「これはまた、ずいぶん欠けてしまいましたね」
先生はそのカケラを受け取ると、尻茶碗の隙間にあてた。それはもちろん嵌まったのだが、けっこうあちこち欠けていて隙間だらけだった。
「これは先生の専門外だとはわかっとるんじゃが……なんとか、ならんもんかのう? だれか専門家を紹介してくれるだけでもいい」
先生はニッと微笑んだ。
「つまり、
「さすが先生! そんなことまでご存知か。じゃが、ワシにはキンスがなくてな、
そう言って尻茶碗は寂しそうにうつむいた。だがそんな尻茶碗を、先生はゆっくりと顔に近づけ、飛び切りの笑顔を浮かべた。
その人のよさそうな笑顔にあたしの警報機が鳴る。
🦊
「ちょっと待って先生! 今月の支払があるん……」
だがその言葉は途中で途切れてしまう。
「……それなら大丈夫です! 実はちょうど手元にあるんですよ」
先生はそう言うと、ポケットからあの小判を取り出した。
それは月の光を浴びて柔らかな光を放った。
「おぉ、それはまさに金じゃ。これならば!」
ああ、あたしの苦労がまた全部水の泡に。
悔しいっ悔しいっ!
でも……
「……これは運命ですよ。これはね彼女が私にくれたものなんです」
そう言って先生はあたしに微笑んだ。
そのなんとも甘い笑顔。
分かったわ。ええ。オーケー。
もちろん全部使ってかまわない。
あたしもニコッと微笑み返す。
だってしょうがないじゃない!
🦊
それからあたしたちは、三人で
診療所に戻ると、先生は二階へと上がっていき、何やら古そうな木箱を持って戻ってきた。
「実は祖父から習ったことがあるんですよ」
山吹先生はそう言って『金継ぎ』というのをはじめたのだった。
🦊
「本来ならば漆を使って隙間を埋めて、最後に金粉をかける、という手法なんですが、あなたたち妖怪の場合は少し違うんでしたね」
「ふむ。それもご存知じゃったか。そう、わしら妖怪の場合は
「では、
先生は尻茶碗の前に小判を差し出した。
「それならワシの妖力を使えば簡単じゃ」
尻茶碗は小判を両手で受け取ると、最初は撫でるように、次第に力を込めて、ゆっくりともみだした。すると小判もまた輝きを放ちながら、ぐにゃりぐにゃりと粘土のようにどんどん柔らかくなっていく。
「どれ、こんなもんでいいじゃろう」
「ありがとうございます」
先生は柔らかくなった金塊を手に取ると、指先とヘラを使って、破片の断面に金を塗り込んでいった。
それから三角形の破片をはめ込み、あいた隙間にさらに柔らかい金塊を詰め込み、盛り上がった金塊の筋をヘラで丁寧にならしていく。
🦊
「さて、これで大丈夫だと思います」
先生は最後に手鏡を尻茶碗の前に置いた。
ヒビのあったところが金色の血管のように盛り上がり、それは最初からあった模様のように美しく溶け込んでいた。
いや、むしろ前よりもよくなったみたいに見える。
「山吹先生、すごい、きれい!」
あたしも思わず声が出てしまう。
「おお、おお、先生。完璧じゃ」
尻茶碗は小さな鏡の前で全身を映し、なぜかポーズまで取って確認している。
ちょっと山吹先生を見ると、目が合って、あたしたちは目だけでそっと笑った。
🦊
「気に入ってもらえてよかったです。ところで、尻茶碗さん。あなた、トシオ君という男の子の知り合いじゃありませんか?」
尻茶碗はポーズをやめて、胡坐をかいて座った。
「おや。先生、トシ坊をご存知でしたか」
「はい。うちに遊びに来るんですよ。怪我をしたと言ってましてね、その時におじいさまの茶碗が割れたという話をしていたんです。それで、もしやあなたが身代わりになったのでは、と思いましてね」
「その通りですじゃ。あの子、頭から落ちようとしていましてな。ワシがとっさにひっくり返ったんじゃ。本来ならきれいに割れて、この世ともおさらばするところだったんじゃが、どうも早とちりだったみたいで、こんな半端な割れ方に……」
そう言って、あっはっは、と尻茶碗は頭をかいた。
🦊
「やはりそうでしたか。あの子を守ってくれてありがとうございます」
そう言ったのは先生だった。まるで自分の子供みたいにそう言った。
「なになに、お互いさまじゃよ。わしもな、トシ坊のじいちゃんには、ずいぶんと大事に使ってもらったんじゃ」
「そうでしたか。でも、これからは気を付けてくださいね」
「そうしますじゃ。それから先生、貴重な
尻茶碗はペコリと体を曲げた。
「またヒビが入ったら、いつでもいらしてください。ちょっとだけならまだ
「そうならないことを祈りたいですな。ではこれにて失礼します」
「ええ。お大事に」
🦊
はっ!
そこで、あたしは我に返る。また先生、
だが今晩は違う。地獄の集金人、このクロコ様がバックについているんだから、タダでは帰さない!
あたしはすくうようにして尻茶碗を持ち上げた。
「先生、尻茶碗さんは、わたしがお見送りしてきます」
「おお。すまないね。暗くなってきたから気をつけるんだよ」
「はーい。ではまいりましょうか、尻茶碗さん」
🦊
拝殿前の参道を歩き出す。
そしてあたしはすぐに本題にはいる。
「はい、ちょっと待った」
「ん? なんですかな、
「あたしはヨウコじゃなくてクロコ。そんなことよりお爺ちゃん、なんか忘れてない?」
「はて?」
出た。年寄りの妖怪はたいていこうだ。すぐ忘れたふりをする。
でも先生は騙せてもあたしは騙せない。
「お代よ、お代。治療費。あんたに使った
「はて? 先生はいらないと言ってたような?」
「先生はね。でもマネージャーのあたしは別。なんか払えるもんあるんじゃないの? なんならあたしが直接、あんたを骨董品屋へ連れてってもいいんだけど?」
🦊
「そうさのぅ……」
尻茶碗はぐるりとあたりを見回し、
「そうじゃ! 大したもんではないが、ワシを使ってあの水を汲んでおくれ」
「あたし、喉なら乾いてないけどね」
「そうではない。ワシに汲まれた水は、妖力で『霊水』に変化するんじゃ。ほれ、これでも付喪神の端くれじゃからな」
尻茶碗はなんだか自信満々に胸を張ってそう言った。
ちょっと怪しい気もするんだけど、霊水ならほかのモノノ怪に高く売れるかもしれない。
まぁこの辺りで手を打つしかないだろう。
「ちょっと待ってて、容れモノもってくる」
🦊
それから急いで先生の診療所に戻り、
「おやクロコ君、忘れ物ですか?」
「いえ、それより先生。ペットボトルもらいまーす!」
なんて会話をして、二リットルのペットボトルを持ってきた。
「そ、そんなにかい?」
「そうよ」
「そんなに注いだらワシの妖力が……でも、ま仕方ないか」
尻茶碗はストンと座ると手足を引っ込めた。
あたしは茶碗をつかみ、水盤の中にザブンとしずめる。
汲みだした水は、その瞬間から淡い金色に輝きだす。
どうやらかなりの上物。付喪神というのはかなりの霊力があるらしい。
わたしは遠慮なく、ペットボトルがいっぱいになるまで注がせてもらった。
「ふぅ。わしゃもう動けん」
「ふふ。大丈夫! ちゃーんとあたしが送ってあげるから」
🦊
あたしは大事に尻茶碗を手に乗せ、夜の街を歩いてトシオ君の家へと向かった。
あたしも尻茶碗も『妖力』つまり『存在』を薄めて人の目には映らないようにしていた。だからすれ違う人は、誰もあたしたちに気付かない。たまに犬や猫がこちらをじっと見送る程度だ。
やがてトシオ君の家についた。
けっこう立派な感じの一軒家。庭も手入れされていてすごく綺麗だった。
大きな居間の窓から柔らかい明かりが漏れて、一家団欒中の笑い声も聞こえた。
「ここからはワシ一人で大丈夫じゃ」
「そう? 家の中まで送ってあげてもいいのよ」
「いや。トシ坊はあれでなかなか鋭いところがあってな、見つかるかもしれん」
「わかった。じゃあここで」
🦊
あたしは玄関の前にそっと尻茶碗を置いた。
すぐに手と足がニョキッと生え出すと、尻茶碗はテテテと歩き出した。広い庭の暗いところを歩いていき、居間のガラス扉の隙間から家の中に入り込む。
見えないから大丈夫なはずなんだけど、やっぱり心配だ。
尻茶碗は夕食を食べている家族のテーブル下を素早く横切り、キッチンに入り込み今度は食器戸棚をえっちらおっちら登って行った。
まぁそこまで行けば大丈夫だろう。
とは思ったが、あたしはもう少し見届けることにした。
🦊
尻茶碗は苦労しつつも食器棚の一番上のガラス扉を開き、ちょっともがくようにして体を滑り込ませた。が、最後に食器扉を閉めるとき、茶碗の台の部分が扉に挟まってしまった。
なんか足をバタバタさせているが、状況は変わらない。
「もすこしよ、がんばれぇ!」
あたしは小さく叫んでみたが届くはずもない。
やがてバタバタしていた足も止まってしまった。
同時に妖気が抜けて、尻茶碗はただの茶碗になった。
「大丈夫かなぁ?」
やがて夕食を終えたトシオ君がキッチンに現れ、扉に挟まった尻茶碗を、しっかりと見つけてしまった。
🦊
「ねぇママ、見てよ! じいちゃんの茶碗がはみ出してるよ。あれ? 割れたとこ修理されてる! ねぇ……」
その声に家族たちもキッチンに集まってくる。
彼らの視線の先には、食器棚に高台をはさんで転がる茶碗がある。
もう少し頑張れば見つからなかったのに……
あたしは頭を抱える。
「まさに『頭隠して尻隠さず』……ね」
第二夜『尻茶碗』 終わり
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