第20話 いたい



 ここはれーれーのおうち。



「らいら、また忘れちゃった。これも全部玲様のせい」



 私はらいら。くれないらいら。



「れーれーはいっつもそう。何のために私を操ってるのか」



 らいらは独り言をぶつぶつしながら歩いてる。



「いいや分かってる。らいらは玲様に操られて敵をやっつけなくちゃ」



 そう今は敵を。でもなんで?それは聞いちゃいけないこと。なんでも。れーれーが言うことは何でも聞かなくちゃいけない。なんで?だからなんでって聞いちゃだめなの。どうせ返事はいつもこう。



「なんでも」



 私の短くなった髪の毛が風でもてあそばれてばさばさになる。



「あーあ、イケメン失敗したかなあ」



 みんな驚いてた。一番はそーそー!驚いて固まってたっけ。瀬川宗治、彼が誰より一番玲に記憶を操作されてる。らいらのことも繰り返しくりかえし。



「宗治君ショートカット嫌いなのか、それとも長い方が私に似合うのかな。でもそーそーは短い方が似合うなー」



 海楽しかったなあ。また行きたいなあ、手足をめいっぱい動かして泳いで。みんなと遊んで。ほんの少し前のことなのにはるか昔のことみたい。みんな今頃何してるんだろう。ああそっか、今はみんなが敵なんだっけか。ほんとよくわかんない。



「ねえれーれー?ホントにみんな来るの?」


「来羅、もう来てる。親衛隊じゃ歯が立たないみたいだ」


「誰が来てるの?」


「飛鳥と殊羽、それに宗治」


「ゆうくんはお留守番?」


「かな?ここからじゃわからない。あ、一番乗りは白」


「しろろん!」


「そう。最初は白だけみたいだ」


「しろろん来るの」


「ああ、君の敵だ」


「うん、私の敵だ」






 ○○○○○○



「らいらっち?」



 ここは玲の家。そこで出会ったらいらっちはなんだかとても、



「へへーどーう?しろろん!」



 まるで赤みたいだった。



「イケメンしたんだよ?」


「らいらっち、それをいうならイメチェンだよ?」


「そっか、間違えた間違えた」



 髪を切ったのは見たけど、それに色を染めて、眼鏡をかけて、服装も赤が好きそうなやつで。でも葉が作った赤いマントとベレー帽のセットじゃなかった。



「そっくりでしょう?」


「らいらっち、赤のこと知ってるの?」


「私は知らない。れーれーが言ってたの」



 キモチワルイ。



「・・・そんなに似てないよ」



 らいらっちと戦うっていうのに、これじゃあまるで、



「そう?まーいいんだけど」



 そういいながららいらっちの長い腕が俺の目の前に来る。



「やろっか」


「うん」



 らいらっちは俺の敵だけど、これじゃあまるで、赤と戦ってるみたいだ。俺はかわしながら、攻撃を仕掛けながら、戦いながらそれから何回からいらっちの目から水が零れ落ちるのを見た。


 そんな気がした

 実際には泣いて、なんていない

 笑っている、のに



「らいらっち」



 らいらっちは俺の敵

 いいや玲は俺の敵

 だけど玲に攻撃する暇なんてない

 らいらっちが守るから

 いいや操られているから


 ああ、こんなの

 きもちわるい





 ○○○○○○○





 ここは玲のお屋敷。その庭。今私達は敵と戦っている。いいや殺し合いをしている。



「殊羽、こっち」


「こっから別々ね」


「了解。気をつけて」


「飛鳥ちゃんも」


「じゃ、またね」


「・・・うん、またね」



 彼が一瞬見せた表情の理由も今なら全部分かる。私が彼女に似てるから。



「あ、飛鳥ちゃん、倒した数競争ね!」


「はぁ?ばかじゃないの!?」


「いいでしょ!はい、いち!」


「…1、2」



 敵に向かって撃つけど銃声は聞こえないようにしてる。あの耳障りな音は嫌い。敵の銃声が響く中、彼はもう私の呟きがもう聞こえない位置にいた。大声で言いながら走り去る。



「負けないかんねー!!にー!さんっと!」



 彼、亜月殊羽は武器を持たない。とにかく早い。敵の武器を使ったり、殴る蹴るの肉弾戦をしたり。弾よりも早く進んでるように見える、せいなのかまるで人間じゃないみたいに今では見える。敵、桜玲の親衛隊の弾をかき分けて進んでいくその姿を見送る前に、私はあっという間に囲まれた。



「負けるわけにはいかない」



 そう呟いて打ち続ける。ここからはもう作業のように。まるで流れ作業。そのうちに弾が切れてなくなった、



「セカンド」



 ふとそう呼ばれた気がした。気がついたらいつの間にか周りの敵たちは倒れていた。



「・・・誰?」



 声に出してみたけど、だいたい想像はついた。きっと双子のフィフス、私の本当の妹。殊羽が初めて殺した相手、先生が言うことが本当なら彼は彼女を殺していないけれど。



「セカンドはお兄ちゃんに会いたい?」


「会いたい。あなたはフィフス?」


「そう」


「お兄ちゃんに、会えるの?」


「そう!私のお兄ちゃんでもある、そう言ってくれたの」


「そうなのね」


「そう!あとシュウのお兄ちゃんでもある」


「殊羽のこと知ってるの?」


「よく知ってるよ。お兄ちゃんに似てる・・・セカンドもシューも全然気づかないんだもん」


「あなたはどこにいるの?」



 声が聞こえるけれど姿が見えない。フィフスは楽しそうに笑う。



「どこでしょー?」


「・・・わからないわ」


「お兄ちゃんとよくかけっこした。お兄ちゃんが好きだったのはセカンドといっしょ。お兄ちゃんに会いたい気持ちもいっしょ」



 フィフスがそういうと胸の奥のあたりがあったかい感じがした。同時にきゅーっと締め付けられるみたいにチクチクと痛んだ。



「ここにいるの?」


「ここにいるの」



 私は私達は一つにされた、そう実験されたことをフィフスから聞いた。これは誰も知らない、彼女しか知らないこと。ずっとずっと、私が気付かないばっかりに知らないばっかりに一人ぼっちでいたなんて。私がそう思ったら彼女はまた楽しそうに笑う。



「そんなことないよ、いっぱいいっしょに知ったよ。セカンドといっしょに大きくなった、シュウにかわいいって言われるとウレシイし」


「な!は、恥ずかしい、あなたには筒抜けなのね」


「そう!」



 そうやって私もいっしょに笑った。少し涙が出た。裕太先輩の話を聞いているときにだんだんと思いだしていたあれこれ。その中でずっと引っかかっていたその最後の欠片が彼女の存在だった。私の中の彼女の存在。


 私がどうしてお母さんから引き離されたか、お父さんが私の話を聞かなかったか、木下やメイドさんたちの態度も本当に納得がいった。


 私が偽物だから

 本当の家族じゃないんだもの

 私の代わりにお兄ちゃんが

 本当の家族がいなくなってしまった

 偽物の私が家にいるなんて

 心底おかしい話だった


 お兄ちゃんがいなくなったあの日

 あれは上手く繋げられた記憶


 お兄ちゃんをずっと待っていて

 帰ってきてくれて

 ただいまって言って

 手をつないでくれた

 その手を離してから

 それっきりで

 それからお兄ちゃんとは会っていない


 その日の記憶は途中までが偽物

 いつもの施設で創られた記憶

 施設で手を繋いで移動して

 闇月家で手を離した

 そこからが本当の記憶

 私の初めてのお家での本物の記憶


 帰ってきていたのではなく

 私と遊ぶ仕事に来ていた

 仕事に行ったのではなく

 本物のお家に帰っていた


 意識のない私と手を繋ぎ

 偽物のお家から連れて出して

 そして本物のお家についたとき

 私はお兄ちゃんの手を離した

 それからその日のことが忘れられない



 裕太先輩にお兄ちゃんが話したらしいけど、そのあと追っ手と戦うために闇月家の屋敷を出て行ったらしい。木下に預けられた私はその後闇月家で過ごした。私の記憶では、作られた偽物の記憶によって今まで通り生活していたのだけれど。お兄ちゃんは私の双子のお姉ちゃんのフィフスのことも助けるつもりだった。いや殊羽を含む施設の子どもたちみんなを。フィフスは騒ぎの最中死んでしまった。だけど実は私と融合する実験に成功していた。殊羽のケースの側にいたから、勘違いしたようだ。そして今私の中にいる。彼女の思い出も私の中に流れ込んでくる。そしてフィフスは私にこう告げた。



「私は今まで通りあなたといっしょ。だけどこうやって話をするのはあんまりできない」


「どうして」


「頭に直接話すのは疲れるの、シュウは簡単にやっちゃうんだけど」


「そうなのね、殊羽にやり方聞いてみるわ」


「ははは、それがいい!でも私のことを知っているのはアスカ。あなただけ」


「アスカ」


「そう、あなたはアスカ。セカンドじゃない。私といっしょになったからあなたはアスカ」


「あなたは?」


「私もアスカ、その一部。だから私のことはシュウには話しちゃダメ」


「そんなっ」


「だって変だよ?初恋とその次が同じ人って。あ、そろそろだ」


「そろそろ?」


「いつも・・・しょ・・・だよ」



 フィフス!?待って行かないで!!この感覚はあの夢の時といっしょ。離れていく、声が聞こえなくなっていく、胸が苦しくなっていくこの感じ!



「待って!フィフス!!行かないで

 待って!ねぇ、お母さんっ!!」


「飛鳥!!」



 目を開けるとお兄ちゃんがいた。会いたかったのに会いたくなかったのかもしれない。驚いて見開いた目の中いっぱいにお兄ちゃんがいる。夢なんだろうか。


 長い髪は少しだけ殊羽と色が似ていて、顔もやっぱり似ていて。記憶にある真っ黒な髪のお兄ちゃんじゃなかったけど、紛れもなく私のお兄ちゃんだ。私たちのお兄ちゃんだ。やっぱりあの先生はいじわるだ。



「お兄ちゃん、どうして」


「飛鳥、久しぶり。敵のボスだからな」


「どうして戦地に来るのよ」


「敵将打ち取りに来たのに、隠れてられないだろうが」


「飛鳥さん、あなたのメイドの佐藤の友人です。一度あなたをナイフで狙いました」


「あ、あの時の?」


「葉です、木下さんともお話しさせていただいて」


「木下と!?」



 だんだんと意識がはっきりしてきて、お兄ちゃんの腕から降りる。なるほど玲の家は今囲まれているのか。敵さんズが勢ぞろいしている。だけどそれでも親衛隊の数が半端じゃない。それに玲にはまだ切り札がある。あのお姉さん。裕太先輩の情報だと施設が作られることになった大元の呪いの子。戦いの真っ盛りの景色にハッと気づく。



「殊羽は?先輩は?」


「オレはここー」



 裕太先輩はお兄ちゃんの後ろにいた。



「そーちゃんとしゅーしゅーはあのど真ん中」


「行ってくる」


「待て!」


「お兄ちゃんごめんね、待てない」



 お兄ちゃんと長くいるより殊羽に早く会いたいと思うなんて、自分でもおかしくなっちゃう。



「追いつけるよ、飛鳥」


「遅いって言いたいの?」


「そんな口悪くなって…お兄ちゃん悲しい!」


「うるさい!」


「ドラゴン!一応そんなに前に出ないでくださいよ、オレが危ない」


「私が守るよ、裕太。大丈夫」


「かっちょいー葉の姉貴」



 私はお兄ちゃんに会えた

 でもシュウ、まだお兄ちゃんに会ってないでしょ。会いたいよね?


 この戦いが終わったら、長く不安定だったバランスを整えよう。何が嘘で本当で誰が敵で誰が味方で、どれが正しいのかをはっきりさせよう。


 そしてこの馬鹿げた話を終わらせよう。







 〇〇〇〇〇〇






「つえーなあ」



 白色が少しずつ赤茶色くすすけていく。それでも彼は笑っていた。白と呼ばれる彼は泉という。ドラゴンがつけた名だが、滅多に呼ばれることがない。玲の家の中庭の噴水に激突し、彼は自分につけられた名前を思い出す。



「あーおぼれるー」


「あれ?しろろんは泳げないの?」


「ぷはあっ、らいらっち得意そうだねっ」



 自ら、水から飛び出していく。覆いかぶさり両手の布の中から狂気を当てる。心配そうに覗いていた来羅の両肩は真っ赤な血に染まった。



「い、ったいなあ」



 来羅の長い両手が伸びてくる。手に握られたリボンが小さな彼を捕らえようとするがその前に彼女の上から退く。



「ち、く、そぅ。痛いのはこっちだよ!」



 捕まらないように走りながら逃げる。時折ヒットしては血が滲んでいく。先ほど水に浸かったのもあり服が重そうだ。ああもう!!そう言って泉は服を脱ぎ捨てた。



「きゃ、しろろん!」


「だいじょーぶ!脱いでも白いから!」


「あはは、赤いよお!可愛い」


「あは、ほんとだ。どおりで痛いはずですよ」



 白い肌には無数の傷が、少し指でなぞって舐める。うげぇ鉄くせえ。そういいながらズボンを裸になったお腹の上まで持ってきて紐をキュッと締めて、ダボっとした足先をまくる。長靴のような黒い靴も脱ぎ捨てて裸足になる。



「寒い?」


「ちょっとね、でも動けばあついよ」


「動けなくしてあげるよ」



 その一言のあとの一撃をかわし、玲の方へと走り抜ける。来羅は長い足で飛び上がる。そうして2人は追いかけっこをする。追いつきそうになれば跳ねて、傷をつけては退いて、追って。


 玲はそんな2人を横目に見ながら、監視モニターを見つめる。桜家の全部屋が映しだされている。黒くなった画面を食い入るように見ているが砂嵐すらない真っ黒な画面で、特別動くものはない。他の画面の方が殊羽が階段を使って親衛隊を蹴散らしていたり、空が獣姿で暴れていたりするのだが目もくれない。その画面ばかり見ている。


 玲は画面を手で触る。特別変化はないがポタリ、とその画面に雫が落ちた。



「姉さん」



 雨が降ってきた。








 〇〇〇〇〇〇





「あはははは」



 楽しい。楽しいなあ、しろろんは強いし簡単には死なない。白い肌が赤くなってる。



「可愛い!」


「怖いわ!らいらっち!目を覚ましてよ!!」


「起きてるよー」



 瓦礫を白に落とす、かわせなかった彼は彼らしくない少し低い声が出る。



「かわいそう、大丈夫?ごめんね、白」


「こ、ここ怖い!どっちかにして!」


「しろろん!いっくよー!」



 これでトドメだ!動けない白の首をリボンで締め上げにかかる。くるくるしてぎゅーとする。



「はっ、ぐぅっ、」


「しろっ!」



 すぐに解いて近寄る。しろ、白が死んだらこの子は悲しむ。すごく、すごく悲しむ。



「はあ、はあ、はあっらいらっ」


「でも、しろろん戦わなきゃ、だめ!」


「いいんだよ!別に!やらなくても!赤が助かれば、らいらっちを殺さなくても、殺したくないよ」


「でも、れーれーの言うとおりにしなきゃ」


「なんで!?」


「だって、なんでも、なんだもん」


「あっぐ、」



 痛いなあ、ここ。

 ここなんて名前だろう?



「はっ、はっら、らいら!ぐっ」



 首の近く、血がいっぱい出てる。痛そう、

 でも私も痛い。ここはなんだっけ?



 ぽた、ぽたりぽたぽた、ぼたぼた


 血が落ちていく、ぽちゃん

 そこに名前の知らない雫が落ちる。

 ぽた、ぽたりぽたぽた、ぼたぼたざあああ



 雨が降ってきた

 あーあ、私はまた私を止められなかった。

 ねぇベニィ、私たちはどうして彼の言うとおりなの?なんの意味があるの?


 違うよ私はらいらだよ?ベニィ、それはあなたの方でしょ?らいらは危険じゃないもの。


 じゃあねえ、らいら?私はあなたが嫌いだわ、あなたのその笑顔が嫌い!


 嘘だ!

 笑顔が好きだって言ってくれたもん!

 好きだって、そーそーが

 そ、宗治君が

 宗治君が大丈夫だって言ってくれたもん



「姉さん」



 れーれーの声がする。

 姉さんとは桜ろいなのことを指す。私がこの家に連れられた時からすでに2人は、2つはきょうだいだった。

 そして5人で遊んだあの頃が未だに忘れられない。紙飛行機を飛ばしては走って追いかけて、ブランコをこいですべり台をすべって、隠れては見つかって。私はしだいに狂気ではなくなっていったのに。ろいな様は私を戦わせるために連れて来た。それでも彼は私を好きでいてくれて、彼は彼にそれを忘れさせたくて。そうして5人は離れていく、心と体がバラバラに。



 ねえ、玲様。覚えてますか?


 そう声をかけようとした時、玲は泣き出した。



「ね、姉さん?どうしてそんな記憶を僕に」


「れ、れーれー?どうしたの?」


「らいら、姉さんが、姉さんが」


「ろいな様がどうかされたんですか?」



 見ても真っ暗なだけで何もわからない。

 そこを必死に玲はなでなでしてる。とにかくわちゃわちゃのれーれーの頭を抱える。



「玲様、落ち着いて。はい、吸ってはいてー」


「すーはー」


「はい、ひっひっふー!」


「ひっひっ、って何させようとしてるんだ」



 いつものれーれーに戻った。うーん?いつもより楽しそうに笑う。



「らいら、ありがとう」


「?どういたしまして玲様」


「ろいな姉さんがもう僕の話を聞いてくれない」



 それはつまり、玲の言うとおりじゃないということ。指示を聞かない狂気は自分に牙を剥くのだ。



「玲様、私もそうしようかな?」


「ら、らいら?」



 一歩ずつ寄ると下がっていく。すごくおもしろい!!



「ら、らいらっ」


「なーに?」


「さがれ、なあ?紅」


「いーや」



 玲はそれでも不気味に笑ってる。少し変な顔。



「ばーん」


「あ」



 玲が放ったそれは私の肩の、さっきしろろんにずぶっとされたところに当たる。



 血が落ちていく

 真っ赤な血

 赤い服がより赤くなっていく

 雨が流してくれる

 私がとらわれた赤い色



 雨に溶けていく

 流れていく



 ざああ

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