14.労働者を確保しよう

14.労働者を確保しよう






 〈海岸〉から戻って数日。俺はアルマリスタでのんびり過ごした。

 サボリじゃないよ。ちゃんと理由がある。

 ダンジョンというのは特大の魔力溜り。それより小さな魔力溜りである、アルマリアの森ですら、魔物がポンポン生まれているのだから、その凄まじさは察して頂けると思う。


 この世界には、基本的に万物に魔力が宿っているが、だからといってダンジョンクラスの濃密すぎる魔力に長時間身をさらすのは、健康上よくないらしい。

 ので、原則ダンジョンに連日入るのはギルド規約で禁止されている。この連日というのが具体的な日数になっていないのは自己判断で、って事だ。ダンジョンにもランクがあって、上のランクほど、濃い魔力が満たされていて、それによって適切な休息が前後する。というのも理由の一つだが、それよりも厳密に定めたところで守らない奴も出てくる。

 金に困ってる奴、ダンジョン中毒者、そういった連中まで面倒は見切れん。そういう事らしい。

 だったら、規約にしなきゃいいんじゃね? と疑問に思うかも知れないだろうが、ごく稀に高密度の魔力が及ぼす悪影響を目的に、延々とダンジョンに居続ける奴がいるらしい。

 高密度の魔力がもたらす影響は、軽度なら健康障害で済むのだが、重度だと肉体や精神に変質を及ぼす。まぁ、ぶっちゃけ、魔物化と言っていい。

 俺には理解不能だが、冒険者の中には力をひたすら求め続けるへんたいがいるらしい。

 そういった場合、規約を盾に討伐依頼が出されるらしい。まれに理性が残る者もいるらしいが、だいだいは獣同然の状態が多い。


 ま、そういう理由で休息となった訳だ。

 別にダンジョン以外の依頼が冒険者ギルドにない訳ではないのだが、そういったものはE、Fランクが多いのだ。

 他の街と交易している商人の護衛とかの依頼は結構ランクが高いのだが、だいだい、そういうのは指名依頼が多い。

 ちなみに指名依頼とは、字面どおり依頼者が特定の個人やパーティー、クランを指名する依頼である。

 カイサルさんクラスになると、結構指名依頼があるので混ぜてもらったり、推薦してもらって代理で依頼を受けたりも可能なんだろうけど、そこまでするのもね。



 という訳で俺は平穏を堪能している。

 まぁ、と言ってもぐうたらしている訳ではない。

 まず、図書館で知識の収集。まぁ、収集役は主にスーちゃんで、俺は一般常識やダンジョン、モンスターに関する本を斜め読み。俺の場合は全部頭に入れる必要はない。俺が斜め読みした本は、必ずスーちゃんにも読んでもらっている。かけらでも頭に入っていれば、後はスーちゃんに補完してもらうって寸法だ。分担々々。

 後、常識関係を調べていて、人族。つまりは人間の平均ステータスも見つけた。

 俺のステータスはと言えば。



【無:ステータス解析】


 名前:丸井正義

 種族:人族

 職業:召喚師


 生命力:15/15

 精神力:20/20

 体力:15/15

 魔力:66666/66666


 筋力:8

 耐久力:8

 知力:10

 器用度:10

 敏捷度:10

 幸運度:5



 スキルを省略するとこんな感じだ。魔力についてはこの際無視してくれ。ステータスは最大値と現在値が存在するものと、しないものに分かれているのがわかると思う。前者をAタイプ、後者をBタイプとする。

 まず、先にBタイプだが、一般人は10前後だ。俺の場合、筋力と耐久力がやや低く、幸運度はかなり低い。筋力と耐久力については、生まれ育った環境によるものだろう。元の世界では移動には、電車やバス、車。長い階段にはエレベーターやエスカレーター。全体的にどこも衛生的で、怪我や病気をすれば高い医療技術を持つ病院がある。まぁ、この世界に比べれば随分と安穏とした世界で暮らしていた訳で、平均以下も仕方ないかな。

 幸運度については分からない。というか、そもそも幸運度って何に影響するんだ?

 実はヘルプさんにも聞いた事はあるんだが。


『幸運度とは望んだ形の運命を引き寄せる力です』


 ヘルプさんには悪いが、まじわからん。何かえらくスケールのでかそうな説明だが、まぁ低いって事はそれほど影響力がないって事でしょ。

 スーちゃんやハウスさんとの出会いを考えると、単に運が悪くなるって訳でもなさそうだし。


 で、Bタイプの続きだが一般人こそ10前後だが、冒険者となると得意分野に関しては15~20が平均的らしい。まぁ、そりゃダンジョンとかで魔物と戦う訳だから、一般人よりは高くないとね。俺の場合は……、スーちゃんがいるしね。

 達人クラスだと25くらい。だいたい人族はそこで打ち止めなんだそうだ。他の種族だと多少は変動するらしい。


 Aタイプの平均は一般人で20前後。俺が一般人よりも低いのはBタイプと同じ理由だろう。重ねて言うが、魔力については無視してくれ。

 冒険者では大体40前後から60前後。こっちは得意分野とかで差がつく事なく、だいだいその程度になるらしい。

 達人クラスで80前後。100もあると伝説クラスの英雄レベルだそうな。


 ちなみに俺の知力は10、スーちゃんは60。なのでスーちゃんは俺の6倍賢いとか思ってたけど、これは違うみたいだ。ステータスの数値は高くなればなるほど重みが増すらしい。例えば10と11。59と60。どちらも差は1だけど、その差の大きさは天と地程あるっぽい。

 ……どんだけ、賢いのよ。スーちゃん。



 まぁ、そんなこんなと図書館では調べもの。でも、それしかやっていない訳じゃない。

 例えば、街の散策。まぁ、この世界で生きていくつもりなのに、自分の住む街の事を知らないというのもね。

 とはいえ、アルマリスタはかなり広い。ダンジョン4つ保有は伊達じゃないって事か。

 とりあえず、人に道聞かなくて済むように、お世話になりそうな店の位置をチェックして、ついでに中を覗いてみる。よさそうなモノがあればもちろん確保。

 アルマリスタはいくつかの区に分かれていて、区名もちゃんとあるらしいが正式名は覚えるのが面倒なので記憶するつもりはない。というか、当の住人すら覚えているか怪しい。その代わりになる別称があるからだ。

 ギルドや役所が集まる中央区。ダンジョン及び、その関係施設があるダンジョン区。主に一般人向けの店が集まる商業区。職人の工房及び倉庫が並ぶ工房区。色々な大人な店がある色通りいろどおり区。後は住宅地っぽいのが上層区、中層区、下層区。

 剣の休息亭は中層区。ハウスさん家は中央区だ。地味にややこしい。

 出来るだけ、万遍なくまわる。地理の把握もあったが、もう一つ目的がある。スーちゃんだ。

 やはり、スライムの契約魔物というのは珍しいらしく、どこでも注目を集めるのだ。まぁ、注目ぐらいならいいのだが、それがトラブルに発展しても困る。

 ので、もうあらかじめこういう変わった人がいますよ、と宣伝に見せて回ってるのだ。

 ただし、下層区を除く。

 冒険者ギルドやカイサルさんから、忠告を受けていた。下層区へは行くなと。下層区ってのはいわゆるスラム。下層区と一口に言っても色々あるみたいだが、ここはアルマリスタの中にあって、アルマリスタの法ではなく、独自の法が支配する区らしい。

 ああ、うん。トラブルの予感がするね。忠告がなくても行きたくないわ。噂では人身売買も普通にあるとか。うぇーい、関わりたくない。

 まぁ、そんな危険地帯をなぜ街が放置してるかというと、いわゆる必要悪なんだそうな。どうやっても一般人として生きていけないし、冒険者にもなれない。そんな人種の受け皿になっているらしい。



 他には、スーちゃんご要望の荷車の件もあった。

 ハウスさんに聞いた所、【工芸:家具作成】で作れるそうなのでハウスさん家の庭でやってみてもらったのだが……。

 どう見ても、荷車ではなく、馬車であった。それも今にもきらびやかな服を着た王子様が降りてきそうなやつ。ちなみにすぐ消してもらった。普通に邪魔だ。

 まぁ、この辺は知識面の問題だろうと当たりをつけて、スーちゃんに図書館で台車系、荷車系、乗り物系の書物を読み漁ってもらった。【契約魔法:知識共有】は俺が契約した対象の知識を得る事が出来るスキルだが、応用的に俺を中継ハブとして、契約対象同士で知識のやり取りが出来る。

 これは色々スキルの実験をしていて気付いた事だ。もっと早く気付いていれば、スーちゃんが講師をする事もなかったのだが。まぁ、今さらだ。

 他にも色々と分かった事があったのだが、それはまた機会があった時に触れるとする。



 何のかんのと荷車は完成。ただ、恐らくだが、像が踏んでも壊れない。百人乗っても大丈夫とか、そんな気がするシロモノだ。

 ハウスさんとスーちゃんの満足そうな気配が、それを物語ってる。


 キミ達、この荷車に何か内緒で仕込んでないよね?


 怪しんだところでどうにもならない。後、これはカイサルさんのものと違って組み立て式ではない。普通にスーちゃんの収納スペースから出し入れ出来るからである。

 後問題となるのは動力だが……。



 スーちゃん案ではドラゴンと契約。


 即却下した。


 あのね、スーちゃん。それ普通にAランク案件だからね? それも複数パーティの。


 ちゃんと押さえ込むからと主張していたが、出来そうなので逆に困る。俺は悪目立ちしたくない。

 ただでさえ、サハギンクィーンの件で注目を集めている。あれは主にカイサルさんが活躍した事になっているが、Dランクスタートの新人ルーキーがその場にいたのである。勘ぐるなという方が無理だろう。


 まぁ、そもそもドラゴン様に荷車引いてもらうのもな。『俺様をなめてんのか、ゴラァ!!』とか言われても反論できませんです。はい。


 必要なのは人間並みの腕力とサイズを有している。ただそれだけなので、そこまでの大物は必要ないのだ。

 という訳で適当な魔物がいないかと、図書館で読み漁った知識を思い返す。荷車を引いてもらうためというニッチすぎる用途なのがあれだが。

 で、目星をつける。決め手となったのは、頭数をそろえられる点だ。

 俺の職業の特性だろうと思われるスキル、【特殊:無限契約】。現状これが活かされているかと言えば首を傾げざるを得ない。

 召喚維持コストゼロの恩恵に与ってこそいるが、最大契約数無限と最大召喚数無限はまったく活かされていない。なんせ、俺が契約してるのってスーちゃんとハウスさんだけなんだから。

 まぁ、スーちゃんだけでもたいていの事は乗り切れるだろうけど、頭数が必要になる事だってあるだろう。

 と思うとスーちゃんから突っ込みが。


 え? 【種族:分離】があるから問題無しだって?


 確かにそうなので、言葉もない。スーちゃん万能すぎだろ……。

 ただ、やっぱりスーちゃんの事を表に出さないほうがいいので、カモフラージュの意味でも、その魔物の確保を決めた。



□-□-□-□-□-□-□-□-□-□-□-□-□-□



 そして、当日。ダンジョンの入口に俺がいる。

 今回は俺一人だ。おまけに冒険者ギルドで依頼すら受けていない。


 ダンジョン〈岩山〉。アルマリスタで4つあるダンジョンの内では最下位にあたる。と言っても、分岐先によってピンキリなので、楽なダンジョンとも一概には言えないのだが。あくまでも総合の話だ。


 ちなみに〈海岸〉は上から2番目である。カイサルさん、新人ルーキーをなんてところに連れていくんだ。いくらDランクとはいえ。


 とりあえず、今回の目的地は〈岩山〉の中でも難易度がかなり低い部類に入る。ぶっちゃけ依頼ならEランク案件になる。

 依頼の数が少ないFランクはともかくとして、下のランクの依頼を受けてはいけないという決まりはないが、EランクもFよりはマシ程度で、それほど豊富な訳ではない。言い換えると、特に依頼に困らないDランクより上は、結構無茶な依頼とも言える。冒険者はDランクから一人前とされるが、一般人の範疇から逸脱した存在になったという事だ。

 俺? 一般人だよ? ちょっと魔力が多くて、契約魔物や契約精霊が強力すぎるだけでさ。



 まぁ、ちゃっちゃと用事を済ませよう。


 スーちゃんを連れて台座の階段をのぼる。中央に立って、念ずる。

 前の時はカイサルさんがやったのだが、ダンジョンの入口を起動させるには、誰かが念ずればいいらしい。


 ワレヲウケイレヨ、と。


 そして、光の壁が周囲の景色をさえぎっていく。それが消えるとダンジョン名に違わぬ光景が広がっている。


 ダンジョン〈岩山〉。産出されるのは主に魔物素材。それも魔石だ。はっきり言うなら、魔石以外の資源はあまりない。ランクが低いのも頷ける。

 鉱石が多少採掘出来るらしいが、アルマリスタは他の街からの輸入に頼っているので、そこまで大きな価値はない。これが、量を確保出来るならまた違ってくるのだろうけど。ダンジョンに連日で入れないという縛りがここで効いて来る。〈海岸〉の海産物が高いのもその為だ。


 とりあえず、道なりに進んでいく。分岐型ダンジョンではまず迷う事はない。エリアによっては迷路状になっているところもあるらしいが、せいぜい冒険者を無駄に歩かせる程度のものとの事。左手法を使うまでもないらしい。

 その関係で、アルマリスタにはマッパー地図作成系の職業の人がいない。街によってはいるらしいのだが。


 ふむ。スーちゃんが魔物を察知。


 空を見ると翼の生えた石像が3体。魔物業界では有名なガーゴイルさんである。元の世界のゲームとかだと、強い弱いにかなり差があるけど、この世界ではそこそこ強い部類に入る。まぁ、石製なんだから普通に強いよな。

 Eランクの冒険者とかだと、結構ピンチな状況だが。あいにくと俺はDランク。そして、俺の傍らにいるのは、隠れラスボスだ。


 スーちゃん。撃ち落しちゃって。


 俺の指示に従って、射撃モードになって、砲弾型スーちゃんを撃ちだす。実は、外見が変わった訳ではなく、単に【種族:分離】を使って自分の一部を発射しただけなのだが。

 まぁ、気分だ。気分。


 三体のガーゴイルはたやすく打ち抜かれて落下していく。まぁ、あの時点で生きていても落下の衝撃で終わりだろう。……ところで、動く石像なガーゴイルって生きているって表現であっているのだろうか?

 そんな事を考えながら、落下地点にいくと砲弾型スーちゃん、もといミニスーちゃん達が魔石を確保していた。そのまま、俺の足元のスーちゃんに合流していく。見ていて微笑ましい光景だ。

 魔石は魔物が死んだ時に生成される。よって目の前の砕け散った石像達が、実は死んだ振りをしている可能性はない。分かりやすくていい。


 実はここ〈岩山〉は無生物系の魔物が多い傾向がある。まぁ、それ故に皮やら角やら爪やらといった素材が、ほとんど手に入らない。だから、どうしても産出物が魔石に偏ってしまう。

 ただ、だからと言って〈岩山〉が無用かというとそうでもなく、一口に魔石と言っても様々な性質があるらしい。

 魔石のメインの使い方は魔法具の材料。そして、魔法具への魔力の補給。スキル使用時に自身の魔力のかわりに魔石の魔力を使うという事も出来るが、そんな事に魔石使うくらいならポーション使え。

 〈岩山〉産の魔石は主に動力系に向いているらしい。まぁ、物を動かす事に向いている性質という事だ。魔光灯の材料や、補給には向いていない。荷車や馬車の負荷軽減とかに使われるらしい。


 ガーゴイルの死骸――というより残骸を残して先に進む。これがダンジョンの外だと、魔物の死骸を焼くなり埋めるなりで処分しないと、他の魔物や獣が寄って来るらしい。特に魔物の場合は進化の引き金になる事があるので注意が必要だとか。

 でも、ガーゴイルを食う魔物っているのだろうか?


 道行は順調だった。分岐の情報はスーちゃんにインプットされているので、目的地を間違う事はない。

 そして、着いた。

 分岐の終着点――ではない。


 実は俺の目的はゴール地点ではなく通り道にあったのだ。

 通称、戦士達の墓地。


 荒地に墓標のように無数の剣が突き刺さっている。


 ――体は剣で出来ている――とかやってみたくなる光景だな。いや、やらないけど。

 厨二っぽいからというのもあるけど、俺はあんなに高潔ではない。俗っぽい自覚はあるし、俺に似合う役柄は三枚目だ。

 これからやらかす事も俗っぽいのもいい所だ。荷車の人夫もとい労働者確保の為だもんな。ちなみに前者は放送禁止用語だ。気を付けような。そんな事に気を使うくらいなら、他に気を回すことはいくらでもあるだろという気もしないではない。


 さて、どうしたものか。

 スーちゃん情報ではここに確実にいる。そして、内外で気配の違うラインが存在するとの事。これはそこに踏み込んだら出てくるって事かな? 現在、出待ち状態?

 あまり待たせると気の毒だと思うので遠慮なくラインを跨がせてもらう。


 すると、地面から出てくる出てくる。無数のスケルトン。

 そう、今回ダンジョンに入った目的はこいつらだ。

 人間サイズ、人間並みの力。まさに理想! まぁ、もっと強い魔物はいるのでこんなのと契約する人はいないみたいだけど。普通は一人が契約出来る数は制限があるしね。俺が特殊というかチートって奴なんだろうね。うん。


 スケルトン達は地面に突き刺さっている剣を手に取り、こっちへやってくる。ちなみにこの剣はダンジョンの一部と認識されているらしく、お持ち帰り不可らしい。宝箱と同じで外に持ち出すと消えてしまうそうな。残念。


 さてさて、さすがにこれ全員はちょっと多すぎる。頭数をそろえたいと言っても限度というものがある。

 ステータス表示の初期状態デフォルトは契約数だったが、これを契約した対象の名前に変えてあるのだが。延々とスケルトンの名前が続くのは寒いものがある。

 とりあえず、スーちゃんに5、6体ほど動きを止めてもらって、残りは適当にお掃除をお願いする。

 さぁ、とっとと終わらせるかね。



【契約魔法:召喚契約】



 ………………。

 あれ?

 なんだろう。手ごたえがまったくない。スーちゃんやハウスさんの時のような光もない。かといって拒絶された感じでもない。暖簾に腕押しな感じ?

 なぜだ?

 ゲームではスケルトンはアンデットというのが定番だが、この世界においてはゴーレムの一種らしい。

 自我がないから無理とか? でも、召喚魔術師でゴーレム使う人もいるらしいし。

 とりあえず、チェンジッ!


 スーちゃんに捕獲してたスケルトンを倒してもらって、別のスケルトンを確保してもらう。



【契約魔法:召喚契約】



 同じだ。

 うぇーい?

 何がどうなってるの?


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