レインの世界・6

 どこまでも広がる大地も、果てしなく続く空も、美しく聳え立つ山々も、この世界を形作るあらゆる要素は、全て純白のビキニ衣装の美女、レイン・シュドーを数限りなく増やすための構造物に成り果てていた。毎日絶え間なく生み出され、満面の笑みで自分を待っていた他の自分たちの輪に加わり、日々自分自身を磨き上げつつたっぷりと快楽を味わい尽くす――それが世界で延々と続く、煌びやかな毎日であった。

 そして、レインが増え続ける場所は『地上』や『空』だけではなかった。


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「わぁ……♪」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


 大地と海の境目である海岸にやってきたレインたちを待っていたのは、彼女たちの顔をあっという間に嬉しさで赤らめる素晴らしい光景だった。

 長い髪を1つに結い、健康的な素肌と筋肉が絶妙なバランスでついたどこまでも美しい肉体を存分に晒し、更にそれを何億何兆、何京倍にも増やしながら次々に地上へ打ち寄せてくる、かつて遥か遠い目標だと思い続けてきた絶景を。


「あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」あはははは……♪」うふふふふ……♪」…


 水平線の向こう、レインたちも終わりが分からないほど果てしなく続く海を、純白のビキニ衣装の美女で覆いつくす――かつて愚かな人間たちから全ての『海』を奪取した時から、全てのレインの中には密やかにそのような目標が描かれていた。

 既にその段階で、人間たちが町を見捨てて逃亡するために用いた巨大な『方舟』を自分自身で包み込み、内部で無数に自分を増やす巨大な船『レイン・シップ』に変貌させるという形で、レインはある程度海を自在に活用するすべを見出していた。勿論地上も含めた世界全てを完全に手に入れた後もその仕組みを有効活用し続けていたのは言うまでもないだろう。水平線の遥か先までぎっしり覆いつくし、内部に大量のレイン・シュドーをぎっしり詰め込んだ何億、何兆隻もの船が今もなお列をなして次々にし続けているのが何よりの証拠である。


「「「「「「「うふふ、レイン♪」」」」」」」

「「「「「「「「「「「こんにちは、レイン♪」」」」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「「「ようこそ、レイン♪」」」」」」」」」」」」」」」



 だが、陸地へと次々に打ちあがってくるレイン・シュドーは、『レイン・シップ』の内部で破裂するほどぎっしり増え続けていたレイン、船の姿から元の何兆人もの美女の姿に変貌したレインだけではなかった。打ち寄せる『波』のように、海の中からも絶え間なく新たなレイン・シュドーが笑顔で海岸を覆いつくすかのように現れ続けていたのだ――果てしなく続く『肌色の海』の中から。


「「「「「「あぁん、レイン♪」」」」」」

「「「「「「「「「「「レインの心地をどこまでも味わえる……♪」」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「「「「「「「やっぱり海って良いわねー♪」」」」」」」」」」」」」」」」


 愚かな人間たちから解放された以上、どこまでも広がる海もまたレイン・シュドー一色で染め上げるのが最良の手段だ――そう考えたレインたちは、どこまでも青い表情を見せ続けていた無限大の水の塊を、どこまでも肌色で埋め尽くされた『レイン・シュドー』の塊へと姿を変えさせた。漆黒のオーラと光のオーラを調合し、『海の水』という要素そのものを自分自身に完全に置き換えたのだ。勿論、何万何億、何兆にまで重なり合い、自身の素肌や紙、ビキニ衣装の感触を絶え間なく味わい続けるレインたちは決して自分の重みに押し潰されることはなかった。それどころかもっともっと新しい自分に全身くまなく圧迫されたいと言う欲望と自身の魔術をさらに磨き上げたいという向上心を両立させるべく、更にこの『海』を増幅させ続けていたのである。


 そんな自分でぎっしりと覆いつくされた『海』の心地良さや暖かさを存分に味わい続けている中で、レインはある奇妙で不思議で、そして非常に面白い事に気付き始めていた。

 この世界に存在する他の区域――レインが暮らす町、彼女が日々鍛錬を続ける闘技場、そしてレイン・シュドーが絶え間なく増える大地は、無意識とはいえ彼女が何らかの形で空間を広げる魔術を事前に使用しない限り、どうしても限界が生じてしまう。だが、どこまでも天高く続く『空』と同じように、この『海』も果てしなく続いていた。いや、正確にはレインが増えれば増えるほど、海のと思われる箇所が彼女たちから遠ざかっていたのだ。


「「「「「「「「ねえ、今日も『海の果て』は見つかった?」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「分からなかったわね……」」」」」」」ずっと向こうにいる別のレインも分からなかったみたいだし」」」」」」」」

「「「「「「「「「「やっぱりね……」」」」」」」」」」」」」



 かつて人間たちが勝手に妄想していた海の果てにある『楽園』とやらは実在しないただの空想上の産物である、と言う事実をしっかりと証明できた事は嬉しかったが、それとは別の疑問ができた事をレインは悩み、そして同時に嬉しがっていた。自分自身を美しく強く鍛え上げる事だけに尽力する以外にも、まだまだこの世界に関して様々な考察をすることができる機会を得ることができたからである。なぜ『端』にいるはずのレイン・シュドーまでその要素を感じることがないのか、そもそもこの『端』と言うのはどんな構造なのか――。



「「「「「「「「「「「なんかワクワクするね、レイン♪」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「「「「「本当ね、レイン♪」」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「「「「「もっともっと増えて『端』がどこまでもつか……」」」」」」調べたくなっちゃった♪」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「「「「「さんせー♪」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」



 ――そのような事を考える度に、レイン・シュドーの心は楽しさと嬉しさ、そして満ち足りた気分でいっぱいになった。それは、世界のすべてを自分自身で覆いつくされてなお彼女たちがその叡智を失っていない事を互いに示しあう事でもあった。



「あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」あはははは♪」…


 

 そんなレイン・シュドーの大群による、水平線の遥か彼方まで数限りなく響き続けている笑い声が轟くのは、この肌色に包まれた海だけではなかった。


~~~~~~~~~~


「あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」ふふふふふ♪」あはははは♪」…


 

 世界を覆いつくす様々な『区域』――レインが暮らす町、レインが日々鍛錬を続ける闘技場、そしてレインが増え続ける山や大地の隙間を自分自身の肉体で飽和させるかのように、世界の至るところにある地面から次々と新たなレイン・シュドーが現れ、ビキニ衣装に包まれた別の自分たちの肉体を思う存分味わいながら快楽の笑い声をあげていたのである。


 この新たなレインたちが生まれ続けていたのは、どこまでも続く地面の下に果てしなく続く広大な地下空間であった。

 かつて、あまりにも未熟すぎた人間たちは地面の下にある領域を自らの思い通りに使いこなすほどの技術も魔術も持たず、一部の鉱山や洞穴、井戸を除き地上や海、空にばかり目を向け続けていた。だが、彼らを常に哀れんだ目で見つめていたレインたちもまた同じような状況であった。魔王やゴンノー=未来から来訪した自分自身から与えられた地下空間やダミーレインの生産施設を拡張する事だけを続けていたのである。そこで、世界を完全に手中に収めた彼女たちは、この有り余る地下を有効活用し、自分の思い通りの場所に変えようと動き出したのだ。そしてその結果が――。



「レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」…


 ――上下左右前後、どこまでも無限に広がり続ける空間と、その中をびっしりと覆いつくしながら絶え間なく生産されているレイン・シュドーの列であった。

 

 魔術の力で常に仄かな明るさに包まれていた地下には、何億、何兆列ものビキニ衣装の美女が途切れることなく笑顔で歩き続ける『廊下』が無数に張り巡らされていた。上下左右、どこを見てもそこにはたわわな胸を揺らし、滑らかな腰とそこから延びる艶めかしい太ももを動かしながら楽しそうに列を成す自分だらけという、まさにレインにとって天国のような世界が広がっていたのである。勿論、今の彼女の体は一切疲れを感じず、様々な出来事を経て鍛えに鍛えられた自らの気力が保てる限り、何千日でも何万日でも楽しく進み続けることができる状態になっていた。いつまでも歩き続けたいと言う気持ちが、地下空間に裸足の音を響かせ続ける無数の彼女たちには宿っていたのかもしれない。

 そんな彼女たちの気力を支えていたのは、周りに広がり続け、時にその柔らかい胸やお尻を四方八方から当ててくる別の自分たちだけではなかった。



「「「「「「「「「「見て、レイン♪」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「ふふ、またどんどん新しいレインが作られている……♪」」」」」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「「「あぁん、またレインが増えちゃう……♪」」」」」」」」」」」」」」」」



 彼女たちが一斉に視線を向け、嬉しさを隠せない表情を作り出していたのは、彼女たちの横に数珠の如くぶら提げられている大量の球体――新たなレイン・シュドーを内部で生産し続けるレインの卵、『レイン・エッグ』とも呼べるかもしれない物体であった。かつてはダミーレインを絶え間なく作り続けていたこれらの物体も、完全なる平和に覆いつくされた今はわざわざそのようなものを生産する必要もなく、純粋な本物のレイン・シュドーを内部で生み出し続ける構造物へと変化していた。だがそれでも満足しきれないレインたちは生産力を格段に強化すべく改良を加え、新たな自分を生産する『レイン・エッグ』自体も数限りなく分裂増殖する機能、そしてそれを何よりも楽しく喜ばしいことだと言う『感情』を備えつけた。その結果、遥か上から何億、何兆と重なりながらぶら提げられている大量の『卵』もまた、自らを限りなく地下深くまで伸ばし続けたり、横に分裂してレインの生産力を何倍にも増やしたり、様々な手段で純白のビキニ衣装の美女の数を増やそうと様々な形で動き出していたのである。


 そして同時に、地下で日々生まれ続けるレインたちはある事に気が付き始めた。自分たちが魔術の力で空間をゆがめ続けていたのも原因の1つかもしれないが、1時間ごとに2倍の全長、2倍の数に『卵』が増殖し続けてもなお、地下にはレイン・シュドーの手によって開拓されていない場所が残されていたのである。丁度地上でも海の果てが見つからないのと同じように、こちらでもレインたちは何度か地下の果てを見つけようとしてきたのだが、どれも無駄骨に終わってしまった。調べれば調べるほどますます『地下』の領域が見つかり続けていたのだ。いや、それどころか――。



「「「「「「「「「「「ねえ、レイン……思ったんだけど……」」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「私たちも勿論同じ考えよ、ねえ?」」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「「うんうん。もしかして……ふふ♪」」」」」」」」」」」」」



 ――自分が『調べる』と言う行為に合わせるかのように、地下の方が面積を広げ続けているのではないか、レインたちはそう考えるにまで至っていたのだ。とは言え、彼女たちの力ではまだ謎が解けないのが現状であった。それに、その一点だけでうじうじ悩んでばかりでいるよりも、まず周りに無限に広がり続けている世界、そして自分たちの快楽をたっぷり味わうのが先決である、と彼女たちはすぐに気持ちを入れ替えた。この世界が果てしなく広がり続けているということはすなわちレイン・シュドーが幾らでもこの世界に受け入れられ続けているのと同じ事である、彼女たちは明るく前向きに考えたのだ。


「ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」ふふ、レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」…



 何百日、何千日もたっぷり地下空間で『散歩』を続けたレインたちは、自身の気分転換も兼ね、数兆人単位で地上へ向かう事に決めた。既に彼女たちの視界には、同じ選択をした無数の自分たちが地上へ瞬間移動する際に発する光が何千、何万個も映し出されていた。目で見る事が出来ない範囲にいる自分たちも含めれば、その数は兆や京の単位をあっけなく凌ぐ、最早単位にできないほどの数になっているだろう。そんな無数のレイン・シュドーと同じ行動を取る――それだけでも、レインにとっては幸せなことだった。


 そして、ふと地上の様子を確認した彼女たちは、その後に取る行動も決めていた。空をびっしりと覆うレイン・シュドーから溢れる光は、もうすぐ地上の世界が夕暮れ時に達する事を教えてくれたのだ。そうなれば、時間に沿って礼儀正しく生きる自分たちのやる事は決まっている。



「「「「「「ふふ、レイン……♪」」」」」」

「「「「「「「「「「そうね、レイン……♪」」」」」」」」」」」


 

 健康的な肌色で覆いつくされた『風呂』に浸かるという選択肢だ。

 ついその様子を想像し顔を赤らめてしまったレインたちは、互いにその笑みの可愛さに酔いしれながらも早速地上へ移動する事にした。もう少し――あと数十日ほど地下で思う存分レイン・シュドーの快楽に浸かる選択肢をとった、絶え間なく増え続ける地下空間の自分たちに見送られながら。


 未だ時間そのものを思い通りに越える力は身につけられないままであったが、レイン・シュドーは少しづつ自分たちの中にある『時間』の概念を崩し始めていた。今の彼女たち――特に空中や海、地下を覆いつくすレインたちにとっては、日数というのはさほど重要な数値では無くなっていた。そして、彼女の生活における規則正しさもまた、ゆっくりと崩れ始めていた。すべてを思うがままに過ごす、その日へ向けての予行練習のように……。


「いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」いってらっしゃい、レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」レイン♪」…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る