第9話 ナンバー709

 ――公共安全部 公安課

 ここ暫くの間、オルダーは『ハンマーヘッド爆発事故』関連の残骸保管倉庫に通い詰めだった。彼が久しぶりに事務所へやってくると、入口ドアの前には白衣姿の女性課員アイダ・サマリーが待ち受けていた。彼女は右手に持った写真をチラつかせながら、彼に話し掛けてきた。


 「オルダーちゃん、お疲れの所を悪いけど……次の探し物だよん」

 「ガラクタの次は、何を探して来いって?」

 オルダーは彼女の手から写真をひったくり、写真を縦や横にしながら凝視する。

 「この写ってるMPUが、どうかしたのか?」


 アイダは写真に関する情報の要点を説明した。

 「ただのMPUとは、ちょっと違うんだなぁ。それ、ハンマーヘッド爆発事故の現場宙域で撮影された機体なんだけど、『アストロナイズ・プローブス』で造られたモノでは無いってわけ。取り敢えず、コイツの正体が分かるまで『機体番号709ナンバー709』と呼ぶ事にするからね。……で、任務の内容なんだけど……」

 オルダーは、もう聞き飽きたという表情で何度もうなづく。

 「はいはい。この機体の素性を調べろ……って、そう言うんだろ?」

 「さすが、話が早い! という訳で、よろしくっ!」

 「やれやれ、ガラクタの次はオモチャ探しか」

 こうしてオルダーは、事務所に足を踏み入れる前にUターンし、捜査に向かう事になるのだった。彼の後姿を、アイダがニコニコと手を振って見送っている。

 

 商工業区をブラブラしながら、オルダーは写真をジャケットの内ポケットに突っ込み、辺りをグルリと見回した。

 「まずは……、残骸回収作業に参加した作業員から話を聞きてみるか」

 そんな独り言を言いながら、オルダーは資源採掘会社『アストロナイズ・マテリアル』の本社ビルに足を運んだ。


 ――アストロナイズ・マテリアル社

 エントランスの自動ドアに迎え入れられると、ロビーの待合席には数名のビジネスマンが座っていた。各々、ノートパソコンを操作したり、新聞を眺めたりしている。恐らく、商談の相手が来るのを待っているのだろう。

 オルダーは受付窓口に歩み寄りながら、社員証の入ったパスケースを提示し、やや大きめの声で受付嬢に話し掛けた。

 「やぁ、どうも『アストロナイズ・セキュリティ』の者だけど、例の採掘船爆発事故について調査中でね。採掘船の運航関係に一番詳しい人と話したいんだけど……繋いでもらえるかな?」

 受付嬢は取り澄ました顔で、マニュアル通りの答えを返して来た。

 「アポイントは、取っていらっしゃいますか?」

 「いや、申し訳ない。次から取る様にするよ」

 「少々お待ちください」


 受付嬢が備え付けの電話で担当部署に問い合わせている間、オルダーはロビーを見渡し、新聞を読んでいる男性に目を留めた。


 「そういや、テレビで紙の再生技術の特集をやってたなぁ」

 その情報番組によると、現在アストロナイズ市内で流通している紙は97%以上の再生率なのだそうである。かつては難再生の部類にされていた紙であっても、度重なる技術進歩によって再生可能になっているという。取材を受けた再生工場の社長曰く『どんな紙でも再生させてみせる』との事。彼の言葉には、古紙再生を徹底する異常なほどの執念すら感じられた。アストロナイズ市を支えているのは、ある意味こういった人種の人間達なのかもしれない。


 思えば、学生の頃の教科書も紙で出来ていたし、人類はいつになったら紙という情報媒体から卒業出来るのだろうか……などと思いを巡らせていた時、受付嬢に突然声を掛けられた。

 「運航課の課長と連絡が付きましたので、しばらく席でお待ちください」

 「ああ、どうもありがとう」


 数分後、その運航課の課長とやらがロビーにやってきた。

 「運航課のジョン・ケイジと申します」

 「お忙しいところ、どうも。『アストロナイズ・セキュリティ』の調査員、オルダー・バナードです。本題に入る前に1つ聞いて良いですか?」

 「はい、何でしょうか?」

 「運航課は、具体的にどんな事をする部署なんですか?」

 オルダーの質問に対し、ばっちり七三を決めた運航課長がにこやかに答える。

 「運航課の業務は、全ての資源採掘船の運航計画の立案と実行、その管理――つまり、全ての採掘船に対し、現在位置と運航予定の把握をする事です」

 「採掘船の運航状況は、あなたが一番詳しいという理解で良いですか?」

 「はい、そう自負しております」

 運航課長の自信に満ちた返事を聞いたオルダーは、信用に足る情報源と確信して本題を切り出そうとする。几帳面そうな運航課長は、来客用の会議室を手配する提案をした。……が、オルダーは断った。

 「簡単な質問を幾つかするだけなので、ここで良いですよ」

 「分かりました。では、そこのテーブル席で話をお伺い致します」


 ロビーの最も奥にあるテーブル席を確保すると、オルダーは例の写真を見せた。運航課長は写真をマジマジと見たが、その意味までは理解出来ない様である。

 「MPUが写っているようですが……これが何か?」

 「この写真は、採掘船爆発事故の残骸回収現場で撮影されたものです。写真解析の結果、その機体は『アストロナイズ・プローブス』で製造された機体ではない事が分かりましてね。……つまり、御宅で運用している機体では無い。ならば、この機体は何者なのか? なぜこの場所にいたのか? 残骸回収に参加した作業者から話をお聞きしたいと思いまして」

 「……そういう事でしたか。しかし、残骸回収から時間が経ってますから、作業に参加した船はどれも出航中となってますね」

 「そうですか、参ったな……」

 半ば予想していた事とはいえ、このまま手ぶらで帰る訳にもいかない。オルダーが他に拾える情報が無いかと考えていた時、運航課長が口を開いた。

 「ところで、カーバイン船長の操船ミス……という話も出ているそうですが、本当でしょうか。どうも私には信じられません」

 運航課長の言葉を聞いたオルダーは、反射的に聞き返す。

 「何か根拠でも?」


 運航課長は軽く腕を組み、目を閉じて記憶を引っ張り出してきた。

 「いえ、複数の航宙士からは、彼女が優秀な船長だと聞いてましたので」

 「なるほど、採掘船の乗員達がそう言っていた……と」

 オルダーも腕を組みながら右手の人差し指で、左上腕をトントンと叩きつつ考える。運航課長の話は参考程度にはなるが、カーバイン船長の実像とは言い難い。船長と航宙士では『上司と部下』のような関係になる。単に部下が上司をだけと考えた方が、この場合はずっと自然だからである。

 そこまで考えた時、オルダーは気付いた。自分は、メアリー・カーバインという女性をどれ程知っているのかと。


 「メアリー・カーバイン船長は、どんな人物だったんでしょう?」

 「彼女について知りたいのであれば、適任の人物がいますよ。『レスター・フローライン船長』なら、彼女の事を良く知っているはずです。何せ、彼女が船長昇格試験に合格したのは、フローライン船長の推薦があったからですし……」

 運航課長の言葉を聞き、オルダーは目を見開いた。

 彼が公安課に転属になる前……、まだ調査4課の職員をしていた頃にメアリー・カーバイン船長の略歴を調べた事があった。彼女の息子であるニュートに保険関連の手続きを伝えるべく収集した情報だったが、その中に確かに『レスター・フローライン船長』の名前があった事を思い出したのだ。

 「……して、そのフローライン船長は、今どこに?」

 「今日、宇宙港に帰還する予定です。恐らく、あと1時間以内に到着するかと思います。私からオルダーさんの事を連絡しておきますので、今から宇宙港に行けば合流できると思います」

 「それは助かります。では早速……今日は、大変参考になりました」

 別れ際、オルダーと運航課長は、しっかりと握手をする。

 「事件の真相究明が一日も早く進む事を、社員一同期待しております」

 運航課長の言葉は飾り気の無い物だったが、オルダーの探究心を奮い立たせるのには十分だった。


 ――アストロナイズ技能訓練校 テンダー・キャンパス

 夏の暑さを再現する太陽灯の光と熱が、機体表面を触れない程の温度に焼いている。重い鋼脚で校庭の土を踏み締め、歩き回るMPUの群れ。機体各部に組み込まれた駆動装置アクチュエータやモーターが発する音は、操縦席内部のパイロットに使役される鉄人達MPUの鳴き声にも聞こえる。


 敷地内に設営された試験コースでは、『1年X組』の期末実技試験が今まさに実施されている真っ最中であった。

 試験コースの各要所には採点役の教師達が配置されており、生徒達の操縦するMPUの挙動1つ1つに目を光らせている。


 ニュートの搭乗機である『77番機』は、複雑なデザインの歩行試験コースを進んでいた。コースの幅は5m。初等訓練機オープンヘッドの機体寸法と比べても決して広いとは言えないこのコースから、1mmたりともはみだす事無く安定した歩行動作を繰り返す。途中、幾つかの標識に従ってUターンや後退を行った後、地面にマークされたエリアに駐機し、機体に直立不動の待機姿勢を取らせた。


 「ニュート077、以上で期末実技試験の全項目を完了します」

 操縦席内のニュート・カーバインはマイク越しにそう宣言すると、MPUに初めて搭乗した日の事、機体が転倒して泥を被った思い出、『姿勢転換』の習得に苦労した記憶が、つい昨日の事の様に脳内で再生されていく。


 最終チェックポイントの採点役であるヨウコは、クリップボードに挟んだ採点用紙に点数を書き込み、さらにジャージのポケットから取り出したスタンプに『は~』と息を吐き……しっかりと紙面に押印した。


 ――ニュートは、1学年前期の期末実技試験に合格したのである。


 「よし、ニュート077。おめでとう、合格だ! 機体を格納庫に片付けて来い」

 「ありがとうございます!」

 ニュートの採点を終えたヨウコは、次に受験する機体をコールする。

 「次、バッド012。試験開始位置に移動しろ! 早くしろ、早く!」


 ニュート機が格納庫の入口をくぐると、操縦席に差し込む夏の灯差しは一転、鉄と油にまみれた灯影に変わった。格納庫の中には、先に試験を終えた生徒達のMPUが駐機しており、機体から降りたニュートは生徒らとハイタッチを決める。


 「お疲れ、ニュート! どうだった?」

 「ば~か。泣く子も黙るニュートに限って不合格な訳がねぇだろ。な!」

 生徒数名がニュートを取り囲むように集まり、次々に軽口を叩いた。

 「良かった。その様子だと、みんな合格だったんだね」

 ニュートは生徒達の顔を見回し、改めて頬を緩める。


 ニュートは、自分が会得した操縦のコツを他のクラスメイトに惜しげも無く口伝した。その結果、生徒同士の親睦を深める事に繋がり、輪の中心にはいつもニュートの姿があった。


 「なぁ、ニュート。今日は週末だし、試験合格って事で打ち上げ行こうぜ」

 生徒の1人がニュートを誘った。

 「ごめん。今日は、ちょっと用事が……また今度な」

 折角の誘いを低姿勢で断るニュート。そんな彼を別の生徒がからかう。

 「……とか何とか言って、駐輪場で待ち合わせしてる彼女とデートなんだろ」

 その話を聞いた別の生徒が、驚きと共にニュートに詰め寄る。

 「何だよ、ニュート! お前、彼女いるのかよ!」

 「いや、そんな彼女とかじゃないって……参ったなぁ」


 じゃれ合うニュート達をMPU『81番機』の操縦席から見下ろす眼差しがあった。ウェーブの長髪を鬱陶しそうに右手で掻き上げたその人物は……『1年X組』の紅一点、エルザ・クローラである。

 MPUの操縦技能においてニュートに勝るとも劣らない彼女であったが、MPUの構造まで論理的に理解しているとは言い難く、例えるなら『感性で操縦する天才』と言ったタイプである。

 自己の操縦技能を他人に伝える話術を持たない彼女は、『姿勢転換』習得の一件以降、徐々にクラスの輪から外れて行く事となった。1学年前期が終わろうというこの時期に至って、クラスで一匹狼を決め込む浮いた存在となっている。


 エルザの胸の内に沸々と溶岩が煮えたぎっており、ニュートの実力を認める気は無い。彼女は苛立ちを沈めようと、操縦席内のアクセルペダルを力任せに蹴り踏んだ……が、到底そんな事で治まるはずもなかった。


 ――アストロナイズ市 宇宙港 資源採掘船用ポート 

 月面と地球を結ぶ旅客路線用ポート……その華やかさに比べ、資源採掘船用ポートの冷え冷えとした空気は余りにも対照的過ぎであった。行きかう人間のうち『制服姿の航宙士』はまだマシな方で、『油染みだらけのツナギ服を着用する作業員』さらには『重厚な作業用宇宙服ライフ・プロテクターに身を包むMPUパイロット』というラインナップは、安物のジャケットとチノパンで通路に立っているオルダーをより浮いた存在にしていた。


 また、館内放送も一般利用客向けの丁寧な女性アナウンスなどでは勿論無く、必要な情報だけを淡々と流すプロ仕様。

 男性作業員に混じって駆け回る女性も見受けられるが、作業服の上からでもイカリ肩が容易に想像出来るほどのマッシブ体型であり、『恋人にしたい』と言うより『一緒にいい酒が飲めそう』といった風貌の持ち主ばかりであった。


 そろそろ、オルダーの居心地の悪さが頂点に達しようとしていた時、船長用制服を着た老齢の男性が声を掛けて来た。その右肩には年季の入った遠距離航宙用の大きなバッグが掛けられており、長い宇宙船搭乗経験を持つ事が想像出来た。

 「運航課長から連絡があった調査員というのは……君か?」

 「アストロナイズ・セキュリティの調査員、オルダー・バナードです。例の採掘船爆発事故を調べてましてね。ハンマーヘッドの船長だったメアリー・カーバインさんがどんな人物かと思いまして……」

 「なるほど、それで彼女の船長昇格を推薦した私に辿り着いたという事か」

 フローライン船長は周囲を見回しながら、言葉途中のオルダーに返事を返した。さらに、船長帽のツバを軽く摘まんで被り直し、もう会う事の無い最愛の女性に思いを馳せた後、……ゆっくりと話し始めた。


 「メアリー・カーバインと初めて初めて会ったのは、今から3年……いや4年前になるか。家庭の事情により1級航宙士として現場復帰した彼女は、私の船に配属されてきた。船の構造に慣れるまで少し時間を要したようだが、2週間もする頃には私の右腕として働いていたよ。……とにかく、優秀な人間だった。私が話せるのは、それくらいだ」

 フローライン船長は右肩の荷物を持ち直し、他に話が無ければ立ち去ろうという意向を見せる。だが、たったこれだけの話にもかかわらず、オルダーは疑問を感じ、言葉として発した。

 「4年も前の事なのに、随分とハッキリ憶えてますね」

 「それは、どういう意味だね?」

 「資源採掘船の乗員といえば、色々苦労が多いと聞いてますからね。さぞかし、様々な経験をされていると思います。人の生き死にを見て来たのも、1度や2度では無いでしょう。……恐らく」

 微動だにしないフローラインの隣に立ち、彼の表情を見ないまま……オルダーは

聞いた。

 「カーバインさんは、たった2で貴方の右腕になった。……4年前のその事実をハッキリ憶えているのは何故か? フローライン船長、あなたとカーバインさんは『船長と航宙士』の関係以上だったのではないですか? 本当は、彼女が配属された2週間後に互いの気持ちを打ち明け、そして……」

 オルダーがそこまで言い掛けた時、フローラインは不快感を露わにした。

 「オルダー君。舞台に男と女が出揃うと、すぐに色恋沙汰と結び付けたがる……その気持ちは分からんでも無い。だが、もし君が劇作家なら三流以下だ」

 「まぁ、作家の才能が無いからこそ、こんな仕事をしてる訳ですけどね」

 オルダーは自嘲気味に言い返すが、フローライン船長は全く意に介さない。

 「悪いが他に話が無ければ、失礼させてもらいたいんだが」

 「あ、最後に1つだけ……、これに見覚えはありませんか?」

 

 オルダーはジャケットの内ポケットからMPUの写真を取り出し、フローライン船長に手渡したが……船長は写真を一瞬見た後、オルダーに突き返した。

 「これは……、地球政府軍の軍用MPUだな」

 「地球政府軍の軍用機? 本当ですか?」

 「ああ、今までに何度か見た事がある。我々、採掘船乗りにとっては、そう珍しい物ではない。……で、これがどうかしたのかね」

 

 オルダーの頭の中で、何かが少しずつ繋がって来た。

 「この写真はハンマーヘッドの残骸を回収した際、現場で撮影された物です。つまり、事故現場には軍用機がいた……救援に駆け付けた採掘船より早くにね」

 「まさか……、この軍用機がを……」

 「まぁ、たまたま現場に居合わせただけ……かもしれませんけどね」


 フローライン船長はオルダーの手から写真を奪い取り、穴が開く程見つめる。

 機体の胸に書かれた『709』という数字を瞳に焼き付けるように。

 「この機体番号709ナンバー709が……彼女を……」

 「落ち着いてください。この機体が事件に関わったという証拠は、今のところ何もありません」

 「証拠があれば良いのだな?」

 「言っておきますが、捏造とかは駄目ですからね。現代の科学分析を使えば、すぐにバレますから」

 「……では、こうしよう」


 フローライン船長は、オルダーと向かい合う様に立って右手を出した。

 「私は、航行中に発見した残骸を全て回収してくる」

 「なるほど、それを私が引き取って調べる……という事ですか」

 オルダーは、フローラインと固い握手を交わした。

 「交渉成立だな」

 

 右肩に食い込む荷物を再び背負い直したフローライン船長は、オルダーから連絡先のメモを受け取ると速足で歩き去っていった。

 

 オルダーはニコニコと手を振り、フローライン船長の後姿を見送る。

 「あんた、役者としては三流以下だな。図星って顔に書いてあるぜ」


 オルダーに背を向けているフローライン船長も、わずかに笑みが漏れている。

 彼が固めた決意……それに向け、やっと一歩前進出来たのだから。

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